編集室/雑記帳(2000.11.12〜11.22)
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編集室/雑記帳(2000.11.12〜11.22)


若井弾丸さま 投稿者:高木秋尾
 投稿日:11月22日(水)06時28分54秒


沖縄の風景が歯に染みました。
すこし熱っぽく、まったく毒っぽい、
あるしゅの感動があります。
また多肉動物としては、親近感さえ覚える植物など、
美味しく拝見。
ところで、噂の「クイクイ通信」の「若井弾丸の楽しい理科クラブ」では
蛇花火の作り方はやらないのですか。

http://www.alles.or.jp/~surya/tama3rou/aki.htm



無題 投稿者:
 投稿日:11月21日(火)21時46分04秒


日が傾いて
建設中の鉄筋ビルの影が
凹凸のある空き地に延々と伸びる
夜中に降った雨が誘い合う水溜まりに
夕焼けの雲が空が切れ切れに写り
12月も間近の風が吹き抜けると
あちこちの水面に順番に皺が寄り
雲がふらつく
そんな夕方
仕事を終えた働きびとびとは
建物の陰から不意に現れて
バンに乗り込む
セダンに乗り込む
セリカに乗り込む(最近の車種を知らない作者)
ここからは
ドアを閉める音は聞えず
エンジンのスタート音も聞えず
Uターンして
水溜まりの空を
跳ね飛ばして
去って行く
車の消えた広場と
色褪せた西の空を
12月間近の風が吹き抜けるわい。




tikiさん 投稿者:清水鱗造
 投稿日:11月21日(火)20時38分38秒


そういえばtikiさん、カレンダー型で書きこみできるの、使ってましたよね(cgi)?
イベントカレンダーみたいのをshimirin.netで作ってもいいですよね。




関さんありがとうございます 投稿者:tiki/6/30
 投稿日:11月21日(火)18時28分11秒


関さんがごぞんじないということは
詩のイベントカレンダーホームページっていうのは幻で、
私がなにかと混同した可能性たかいですね

田中啓子さんにこないだかばん朗読会でおめにかかりました、
「よろしくおつたえください」とかふつうだとつづけるわけですが、
インターネットはそういうのしばしばへんだったりしますね ^^;;

http://homepage1.nifty.com/teida/e/



きゃっ。 投稿者:田中宏輔
 投稿日:11月20日(月)08時37分14秒



。。。関さま。


   ヤリタミサコさんのお話。


   きゃっ。


   という感じです。


   あ、あるいは、ひゃっひゃっ


   うううん、


   それとも、ひやひや  でしょうか。


   とても光栄です。


   きのう、ある言葉が、ジョイスの言葉だと思って、カードを見直し


   ましたが、けさの4時ごろになって、ニーチェの言葉だとわかり


   自分の記憶力にへとへとに疲れさせられました。


   墓があるところにだけ、復活はある。


   という言葉です。


   ある詩人の言葉に酷似したものがあって


   さがそうと思い立ったのですが


   眠らずに朝を迎えましたので、へろへろです。


   帰ったら、そく寝ます。


   ぐぐう。


                     あっちゃんブリゲ。。。


    




海辺の焚き火 投稿者:清水鱗造
 投稿日:11月19日(日)23時07分33秒


浜辺を歩いていると、日曜なので釣りにきている人がいた。
何か釣れましたか、と聞くと、まだ来て30分なので、ということで釣れて
いない。ぼくは別にこの海に観光できたわけでもないけれど、せっかく海
に近いので歩いて海辺まで出る。
釣り人は、キスという魚を狙っているとのこと。小さな焚き火をして暖を
とっている。
そこから10メートルぐらいのところにもう一人、大きな焚き火をしている
人がいる。50歳から60歳ぐらいの年齢の人。この浜辺から3キロぐらい離れ
ているところに住んでいるとのこと。
こうやって海辺のゴミで焚き火するとかえって喜ばれるんですよ、と言う。
そこでぼくもその辺の木片など集めてきて、どんどん火を大きくする。


こんなふうに。
男はときどき後ろを向いて尻のほうを温めたりして、火が小さくなると、ま
た木片を拾いにいく。
この浜で夜、黒鯛を釣ったそうだ。夏には2〜3匹は釣れるとのこと、それも
けっこう大きいやつ。
ソーダガツオ、シイラ(小さいの)、小アジなど釣れるという。岬を指さ
して、「あのちょっとこっち側ではコチが釣れるよ」と言う。
「サバは釣れるのかな?」と聞くと、「小さいのはね」と言う。
「それにしてもあの人は釣れませんね」とぼくが、さきほどのキス狙いの
人を指差すと、「いやー、今日は釣れんでしょ」。
なぜかな、とも思ったが、季節柄なんだろうね。
しばらくしてぼくも焚き火をどんどんやっている最中に、男は「じゃ、俺
帰るわ、また会ったらね」。ぼくは「どうもどうも」と言って、しばらく
焚き火を続ける。
それにしてもこの浜辺はきれいな貝殻など落ちていない。やっぱり砂浜の
がいいなと思いつつ、ぼくもまた松林の道を歩いた。




詩の催しもりだくさん 投稿者:関ofuji
 投稿日:11月19日(日)21時47分02秒


tikiさん、こんばんは!
ポエトリィカレンダーはわたしも目にしていません。
詩の催しが書いてあるものですか。
これをもれなく把握するのはたいへんでしょうね。
ほとんどが個人的な口コミで小人数で行っているものばかりで
組織的な情報にはなりにくいです。
大々的に宣伝しても、手間も費用もかかるばかりで参加者は少ないので、
確実な知り合いに知らせるのが結局いちばんいいということになりやすいです。
でもネットなら費用はかかりませんから、詩の催しのまとまった情報が手に入る
サイトがあるといいなと思いますね。
わたしも自分のところへ来る案内をHPに載せてお知らせするのが
せいいっぱい。
というわけでローカルなお知らせ。

わたしが参加している現代詩講読の集まりで、
次の日時に田中宏輔さんの詩を読み合うことになりました。
12月16日(土)1:30PM−4:30PM
場所 緑が丘文化会館
住所:東京都目黒区緑が丘2−14−23
  電話:03−3723−8741
  交通:東急東横線、大井町線「自由が丘駅」下車徒歩7分
  主催colourの会

田中宏輔さんの詩は清水鱗造さんのBoobyTrapで作品の一部が読めます。
担当はヤリタミサコさん。ご興味のある方はお気軽にご参加ください。
当日資料を配付します。
会費¥300円
colourの会は、月1回集まっていろいろな詩人の作品を読んだり、
自作詩や文章を提出して合評したりする詩の勉強会です。
藤富保男さんを中心に、ヤリタミサコさんをはじめ、
あざみ書房から詩集を出された水根たみさん、
荒井隆明さん、田村奈津子さん、
常木みや子さん、関富士子などが参加しています。
今回は田中宏輔さんの詩に関心をもっておられる、
井本節山さんや田中啓子さん、海埜今日子さんなどが
急遽参加されるということです。
皆さん「はちょう」の方々ですよね。
楽しみにしています。

それから桐田さんからも案内があったトウキョウポエケット、
"rain tree"の書き手たちと題して、以下の作品を展示します。
皆様どうぞ遊びにおいでください。

詩集
『第二の男』藤富保男の新詩集限定2部サイン入り\2400思潮社10月刊
『駿河昌樹詩集』\300 ハウル・ポエトリイ・ブックス10月刊
『雪柳さん』有働薫詩集 \1800ふらんす堂9月刊
『ピクニック』関富士子詩集 \1500あざみ書房8月刊
『青の物語』ジャン・ポール・モルポワ詩集\2500有働薫訳思潮社1999年刊
『甘い水』中上哲夫詩集 \500スタジオムーブ1999年刊
(釣りの詩だけを集めた小詩集)

詩誌
"rain tree"最新号vol.18 \60 (関富士子&ヤリタミサコのセッション)
バックナンバーセット 1-17 \960
詩と小説とアートグラフィックの同人誌「gui」最新61号\640
(藤富保男・森原智子・奥成達・萩原健次郎・四釜裕子・南川優子・関富士子ほかおおぜい)
小池昌代個人詩誌「音響家族」最新14号\300(関富士子と小池昌代)
北沢十一個人詩誌「地上」最新29号\100 (関富士子・水島英己・北沢十一) 
三井喬子個人詩誌「部分」最新13号\100 (中塚鞠子・法橋太郎・三井喬子)
須永紀子個人詩誌「雨期」バックナンバー 31‐34号
などなどもりだくさん!!!お楽しみに

http://www.interq.or.jp/sun/raintree/



詩のもよおしのカレンダーのこと 投稿者:tiki
 投稿日:11月19日(日)09時53分48秒


ええと。
前に。といってもどれくらい前かもふたしかなのですが。

ポエトリーリーディングカレンダー?ポエトリーカレンダー?
というようなホームページのこと、ここで話題になっていませんでしたっけ?

もしそのことについてご存知の方いらしたら、おそれいりますが、
いまいちどお教えくださると、うれしく存じます。

http://homepage1.nifty.com/teida/e/



【更新情報】kaokiさんの詩を「うろこアンソロジー 2000年版」に追加しました。 投稿者:清水鱗造
 投稿日:11月19日(日)06時35分29秒


kaokiさんから、「うろこアンソロジー 2000年版」に投稿していた
だきました。kaokiさん、ありがとうございます。

うろこアンソロジー 2000年版 目次



【更新情報】足立和夫さんの詩を「うろこアンソロジー 2000年版」に追加しました。 投稿者:清水鱗造
 投稿日:11月18日(土)00時27分40秒


最近、詩集も出されている足立和夫さんから、うろこアンソロジー 2000年版
に投稿していただきました。足立さん、ありがとうございます。

うろこアンソロジー 2000年版 目次




若井さんからの写真 投稿者:清水鱗造
 投稿日:11月17日(金)21時55分33秒


若井さん、屋根の上のはシコロベンケイではないようですね。花もだいぶ
違うようです(人の話による)。でも、ほぼ似たような種類で、葉は、肉
化して先のほうに、小さな芽がいくつかついています(2つから4つ?)
これは新宿御苑の温室にもありますが、花を見た方は少ないでしょう。
裏の便所(山之口貘さんのエッセイによると家の裏は「やあぬくし」、こ
れは家の裏の便所のことをいうのですね。その屋根の上にきれいな花の咲く
植物が生えてる。もともと多肉植物、サボテンの写真は大好きなんですが、
これらはほんとに嬉しいプレゼント写真でした。



屋根の上の多肉植物の花1



屋根の上の多肉植物の花2



ハブに注意の看板



ハブクラゲって?




はちょう朗読会のご案内 投稿者:清水鱗造
 投稿日:11月17日(金)20時56分22秒


海埜今日子(海キョン)より、はちょう朗読会の案内です。
ぼくもひょっとしたら行けるかな。スケジュールによっては。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

はちょう朗読会
−−詩誌「はちょう」同人による詩の朗読

日時 12月8日(金) 開場6:00 開演6:30 終演9:00(予定)
出演:支倉隆子(特別ゲスト)
   有井泉、伊藤真一、井本節山、海埜今日子、
   枝川里恵、小笠原鳥類、駒ケ嶺朋乎、佐伯多美子、
   駿河昌樹、松原牧子、吉田多雅子、
   入沢昭夫(オカリナ)、高田彰(ギター)、宮下美々(舞踏)
   他   司会=田中啓子
会場:セッションハウス 地下スタジオ
   (新宿区矢来町158 東西線神楽坂駅1出口下車徒歩1分)
料金:1,800円(前売1,500円)
問合:042-577-8524(松原/午後7時以降)
   E-mail:(吉田)




若井さん、ありがとう 投稿者:清水鱗造
 投稿日:11月17日(金)20時55分28秒


若井さん、ベンケイソウ科の植物の写真、届きました。
いいですねー。今日、夜中にでもここに紹介しましょう。




ももんがなら 投稿者:清水鱗造
 投稿日:11月16日(木)23時06分35秒


青木さん、
イタチでしょうかね。
モモンガだったら滑空できたのにね。

若井さん、『山之口貘詩文集』読了しました。
うむ(小さいむ)まあ木という植物の出てくる詩は「世はさまざま」
ですね。去年5月から3刷してるし、売れてる感じ。




清水さま、ありがとうございました。 投稿者:青木栄瞳
 投稿日:11月16日(木)11時35分05秒


さきほど、校正やり取りの(TEL)の時にお話いたしました
今朝起きた、猫の話の続き ですが、

まず、あれは、猫である、と思い込んで、いましたのが、実は、
裏の、川原にかくれすんでいた、
「あらいぐまか、イタチか、かわうそか、スカンク」であった
ということです。這い降りてきたときに胴体があまりにも、ロングでした。

猫に追いかけられて、電信柱のてっぺんまで、無中で、駆け上り
降りられなくなったところへ、

カラスの大軍が、ハゲタカのようにおしよせてきて、おどしたり、
生きている、猫らしき物体をつつきはじめて、数時間、

本当にわたしは、こわかったのです、
朝でしたので、コンタクトをまだ、していませんでしたが、
直視できないので、近眼のまま、ながめて、いました、
(近眼の効用でした。)

わたしは、あわてて、、、、、東京電力に助けを求めたり、の
救助作戦を展開、、、、、、、、、(めでたし、でした)

     「本当にあった、今朝のお話ですが」

     天空の高みより、落下して、
     我が家のどぶの脇の高い、高いでんしんばしら、のてっぺんに
     ひっかかった、、わけで、しょうね、、、、やはり、

   
   「滑空する動物たち」のUP、清水鱗造さま、ありがとう。

        かしこ、EIME。
   




【更新情報】 投稿者:清水鱗造
 投稿日:11月16日(木)10時40分10秒


【更新情報】
「うろこアンソロジー 2000年版」に青木栄瞳さんの作品を追加しました。

うろこアンソロジー 2000年版 目次


あっ 投稿者:田中宏輔
 投稿日:11月16日(木)08時49分38秒



。。。関さま。


   出欠 は 出血 です。


   でも  出欠性腸炎  というものも、あるかもしれませんね。


                       あっちゃんブリゲ。。。


    




2000/11/16。 投稿者:田中宏輔
 投稿日:11月16日(木)08時47分37秒



。。。関さま。


   ぎゃはっ


   です。


   きょうは、職員の健康診断の日です。


   このあいだは、6月。


   健康診断の結果は、全職員の4分の一しかいない


   健康良好の結果でしたが(結果が出たのは2月後ですが)


   その健康検査の日の2日後に


   ぼくは急性出欠性腸炎で倒れました。


   うううううううん。


   何のためになっとるんじゃっ!


   と思う、健康診断です。


   げへっ。


                  あっちゃんブリゲ。。。

。。。桐田さま。


   帯文、コピーすること、忘れていました。


   帯文も、読んでくださってありがたく思いました。


   何だ、これっ!


   って、驚いていただけるような作を


   作れればいいなって、思っています。


   がんばりますね。


               あっちゃんブリゲ。。。


。。。庸介さま。


   庸介くんの論考の調子は、すっと


   はいっていけ、すっとはいってくるものなので


   楽しみです。


   庸介くんは、複雑なことを、複雑に語る方ではないので


   これからも、どしどし、いっぱい書いて


   ぼくを楽しませてください。


   ぼくらを、ですね。


   いつまでも たくさん。 (ル・クレジオのモンドからの引用です。)


   
                    あっちゃんブリゲ。。。


   


      




"rain tree"更新 投稿者:関ofuji
 投稿日:11月15日(水)23時41分08秒


>清水さん、宮沢賢治の「復活の前」全文掲載ありがとう。
>若井弾丸さん、ヤッホー。
先日の書き込みは引用の怖さをちょっと考えさせられましたね。
うんまーの木ですか。山之口獏さん好きですー。
お酒はお銚子じゃ物足りなくて、バケツでかけてやればよかったと思ってるんです!
>あっちゃん、いっぱい詩人の悪口書いてねー。

さて、"rain tree"更新のお知らせ。
桐田真輔さんが書いてくださった過日の駿河昌樹さんの会と
北村太郎の会のリポート掲載しました。
遊びに来てねん。

http://www.interq.or.jp/sun/raintree/



更新情報ほか 投稿者:清水鱗造
 投稿日:11月15日(水)22時53分13秒


「うろこアンソロジー 2000年版」に堀めぐみさん(Urokocity_BBSでは相模湾さん)
の詩をアップロードしました。青木さんの詩は、行空き、インデントなど、紙ではは
っきりしないところがあるために校正を出しました。(青木さんは、メールができる
ようになったようです)

うろこアンソロジー 2000年版 目次

若井さん、「うんまーの木」が出てくる詩はまだ出てきません。半分くらい読んだと
ころです。それにしても、よく覚えている詩が多いです。寡作なのにいいのが多いと
いうことでしょうね。若井さんの野宿の様子、目に浮かぶようです。

あっちゃん、気にしないでいいですよ。ぼくも翻訳物などで、まるっきりわからずに
読了したのがあります、たぶん、翻訳者もわかってないと思う(^^)。
まあ、双方好きなのにめぐり合うというのが、こういう場ではいいのかもしれません。




親分様へ 投稿者:若井弾丸
 投稿日:11月15日(水)13時15分00秒


宮賢のことお教えいただいて、ありがとうございます。
「ずぶり、ずぶり」というの、寓話だったのですか。微妙なところですね。
わったーの手元にあったのは、藤女子大の村井紀先生のテキストだったのですが、
「ずぶり、ずぶり」をあの賢治がさんが……、とビックリしたのです。
ところで、貘さんの文庫版詩集、コンパクトでいいですね。
わったーは,しばらく尻ポケットに入れて、持ち歩いていました。
去年の夏は、酔っ払ったあげくに貘さんのまねをして、公園で寝てしまいました。
朝起きてみたら、詩集は無事でしたが、なんと財布が抜かれていました。
それ以来野宿は止めました。詩集に、「うんまーの木」というのが出て来ますが、
その葉っぱがが、関富士子さんがお持ちの「うちわの葉」ですよ。
ところで、関富士子さん、こんにちは。
珠玉の詩集「ピクニック」の悪口を言うやからは許せませんね。
でも、酒をひっかけることだけは、よくないことだと思います。………。
もったいないから。
これからは、水にしてください。




いらいらしてしまうのは 投稿者:田中宏輔
 投稿日:11月15日(水)11時02分21秒



。。。清水さま。


   ぼくにわからない。

   わかりにくいからなんでしょうね。


   アドルノのときもそうでしたもの。

   清水さんがファンだってこと、知りながら


   ひどいこと書いてしまいました。

   すこし意地悪な気持ちがあったと思います。


   ごめんなさい。

   です。



   生理的に受け付けないものがあるっていうのは

   コンプレックスが、そうさせているのでしょうか。


   嘔吐感に近い気持ちが、ぼくの胸にわきあがる書き手といえば

   谷川俊太郎さんとか、伊藤ヒロミさんとか、片岡直子さんとかいった


   方々がおられるのですが

   こんなところで書くと、その方々のファンのひとたちを


   傷つけてしまうかもしれませんので

   もう書きません。


   ああ、嫌いな詩人の名前をあげてしまった。

   でも、これも、やっぱり、ぼくの劣等感、コンプレックスが


   書かしめたのでしょうか。

   あとで、ぼくを傷つけることもいとわないで……。



   きょうも、ばかなことを書いてしまいました。

   むかしから、ぼくは嫌われっ子でした。



               あっちゃんブリゲ。。。


。。。追伸。


   
   もう、嫌いなひとのことは、二度と書きません。

      




仏教倫理の気風 投稿者:清水鱗造
 投稿日:11月15日(水)09時24分52秒


大正11年には、宮沢家では1階に浄土真宗の仏壇があり、2階に日蓮宗の
仏壇(賢治専用)があったようです。宮沢家はもともと浄土真宗であり、
仏教倫理を生活に結びつける気風がなかったら、賢治は壮大な仏教哲学
を思想の中心にすることはなかったのではないでしょうか。

国柱会との関係は、平尾隆弘『宮沢賢治』(国文社、1978年)、菅谷
規矩雄『宮沢賢治序説』(大和書房、1980年)に少し書いてあります。




復活の前 投稿者:長尾高弘
 投稿日:11月15日(水)02時13分43秒


暁烏さんという名前が出てくるんですね。文庫の全集で鳥ではなく、烏だということを
確認しました。この暁烏さんというのは、浄土真宗大谷派(東本願寺)の暁烏敏のこと
でしょうかね。ここでは、歎異抄の悪人正機とちょっと触れ合うようなことを言ってい
ますね。賢治と言えば、日蓮だというように単純に考えていましたが、そういう単純な
見方ではいけないのかなと思いました。



あっちゃんへ 投稿者:清水鱗造
 投稿日:11月14日(火)23時03分00秒


いえいえ。ぼくは吉本のファンなので、まもなく刊行が開始される、
「週刊読書人」の連載が本になったものも追って、再読するつもりで
す。このインタビューには、ジェンダーについての話題はほとんど
出てきませんよ。
庸介さんと何のやりとりしてたんだっけ?(^^)
そうか、『戦後詩史論』と『マスイメージ論』ですね。庸介さんは、
最近のアスキーから出た本を論評したのかな?
下の文章、ちょっと誤植がありました。OCRで読みとりミスが残り
ました。ついでなので、賢治テキストをどこかに置いてみようかな。

そうそう若井さん、山之口獏の詩文集(講談社文芸文庫)を買いま
した。




宮沢賢治「復活の前」全文 投稿者:清水鱗造
 投稿日:11月14日(火)22時43分52秒


復活の前(宮沢賢治--大正7年2月20日発行「アザリア」5号収載、賢治21歳)


春が来ます、私の気の毒なかなしいねがひが又もやおこることでせう、あゝちゝはゝよ、いちばんの幸福は私であります

総てはわれに在るがごとくに開展して来る。見事にも見事にも開展して来る。土性調査、兵役、炭焼、しろい空等

われは古着屋のむすこなるが故にこのよろこびを得たり

総ての音は斯く言へり

総ての光線は斯くふるへり

総ての人はかくよろこべり

海浜か林の中の小さな部落で私はお釈迦様のおまつりをしたい、お菓子を一つづゝ、又はとれるだけ人人のとるにまかせつゝうまい、冷めたいのみものを人々の飲むに任せまた釈迦像のあたまから浴びせるに任せ、

私はさびしい、父はなきながらしかる、かなしい、母はあかぎれして私の幸福を思ふ。私はいくぢなしの泣いてばかりゐる、あゝまっしろな空よ、
私はあゝさびしい

黒いものが私のうしろにつと立ったり又すうと行ったりします、頭や腹がネグネグとふくれてあるく青い蛇がゐます、蛇には黒い足ができました。黒い足は夢のやうにうごきます、これは龍です、とうとう飛びました、私の額はかぢられたやうです

暁鳥さんが云ひました「この人たちは自分の悪いことはそこのけで人の悪いのをさがし責める、そのばちがあたってこの人たちは悲憤こう慨するのです」

功利主義の哲学者は永い間かゝって自分の功利的なことを内観し遂げました。これ実に人類の為におめでたいことではあリませんか

(今人が死ぬところです)自分の中で鐘の烈しい音がする。何か物足らぬ様な怒ってやりたい様な気がする。その気持がぽうど赤く見える。赤いものは音がする。だんだん動いて来る。燃えてゐる、やあ火だ、然しこれは間違で今にさめる。や音がする、熱い、あこれは熱い、火だ火だほんとうの火、あついほんとうの火だ、あゝこゝは火の五万里のほのほのそのまんなかだ。

無上甚深微妙の法は百千万劫にも遭遇したてまつることかたし。われいま見聞し受持することを得たり。ねがはくは如来の第一義を解し奉らん

なんにもない、なぁんにもない、なぁんにもない。

戦が始まる、こゝから三里の間は生物のかげを失くして進めとの命令がでた。私は剣で沼の中や便所にかくれて手を合せる老人や女をズブリズブリとさし殺し高く叫び泣きながらかけ足をする。

私に馬鹿です、だからいつでも自分のしてゐるのが一番正しく真実だと思ってゐます、真理だなんとよそよそしくも考へたものです

なみだなくして人を責めるのはもとめるのです。




若井さん、どうも 投稿者:清水鱗造
 投稿日:11月14日(火)22時42分57秒


若井さん、やっと届きましてよかったです。
ちょっと賢治の書簡についての引用で正確を期しておきたいと思います。
「戦争に行きて人を殺すと云う事も殺す者も殺さるる者もみな等しく法性」
の部分が出てくるのは大正7年(1918年)、賢治21歳のときの宮沢政次郎あて
書簡、
「シベリアの凍原にも支那の内地にも参ります。」
の部分が出てくるのは、大正9年(1920年)保阪嘉内宛て書簡です。

また「復活の前」はこの次の書きこみで、全文を引用しますが、寓話ですね。

ベンケイソウの仲間の写真楽しみです。とどいたら、スキャンしてここに載せ
ましょう。




おかげさまで 投稿者:田中庸介
 投稿日:11月14日(火)21時43分56秒


吉本隆明エッセイ、雑誌に送りました
宏輔さん、ぼくもかなり批判的に書いてしまったの。

またお知らせしますね。
とりあえず、




清水の親分さまへ 投稿者:若井弾丸
 投稿日:11月14日(火)13時21分40秒


ぶー/とら28ついに届きました。ニーヘーデービル。じっくり読ませていただきました。
詳しい感想は後ほどしたためる所存ですが、それにしても、
清水さんのを始めとして、荒川さん、須永さん、山本さん、海埜さん、布村さん、長尾さん、森原さん、夏際さんと珠玉のごとき詩篇がよく充実しているなあと、
感動いたした次第です。これほどの詩誌は、めったにお目にかかれないものです。
イッページョートーヤイビーン。
木嶋さんの宮沢論も興味深く読ませていただきました。この時期に、このようにしていた
宮沢と、あの「国柱会」時の宮沢と、どうつながっていくのでしょうか。
丁度手元にテキストがあるので、入れておきます。
「戦争に行きて人を殺すと云う事も殺す者も殺さるる者もみな等しく法性」「シベリアの凍原にも支那の内地にも参ります。」(父政次郎宛書簡)と言っていたばかりか、
「戦いが始まる、ここから三里の間は生物のかげを失くして進めとの命令が出た。私は剣で沼の中や便所にかくれて手を合わせる老人や女をズブリズブリとさし殺し高く叫び泣きながらかけ足をする」(「復活の前」)とまで書いてはばからなかった宮沢賢治と、どうつながっていくのか、
今後の木嶋さんの論の展開が待たれます。
ところで、清水さん、観賞用にとりあえず、ベンケイソウの仲間(シコロベンケイ?)の写真のみ
手元にありますので、手紙に同封するつもりです。
外便所(笑)の屋根に自生していたものです。




あっ 投稿者:田中宏輔
 投稿日:11月14日(火)13時04分58秒



。。。清水さま。


   とんちんかんなこと書いてごめんなさい。


   ぼくに合わないだけで、下のように乱暴な書き方をすることは


   ないと、あとで思いました。


   アドルニーエンした文章に反感を持ってしまいがちです。


   どんなに込み入ったことでも、シンプルに解析できるという思い込みが


   ぼくにはあるのです。


   詩だって、人生だって、とってもシンプルなのに


   って思っています。


   さきおとといの朗読、棒読みでした。


   聞いてる方の耳障りになってなければいいと思うのですが、、、


   11月23日に、京都で朗読会があるのですが


   またまた行くことにしました。


   こんどは、第一詩集収録の「アルビン・エイリーが死んじゃった」


   を読みます。


   英語の部分があるので、英語の先生に発音しっかり


   教えてもらおうと思っています。


   きょうは、なにか変です。


   オンスかしら。


   らら。


                    あっちゃんブリゲ。。。 


   


    




ぼくにとっては 投稿者:田中宏輔
 投稿日:11月14日(火)11時14分33秒



。。。庸介さま。


   吉本さんの論考とか論文には


   ほとんど魅力を感じたことがないので


   というか、まったく何も感じないぼくなので


   ああ、ただのおじさんか。


   ぐらいの感じで、詩人としてはもちろん、批評家としても


   ぼくには、ゼロなので


   吉本さんの見解に対しては、何もコメントしません。


   喩という言葉が興味深かったので、いっちょかみしただけでした。


   ぼくには、吉本さんの図書新聞の文章は、ほんとに何も意味がなく


   読むだけ時間の無駄でした。


   たぶん、ぼくの頭が悪いか、感性が摩滅して


   いるのでしょうけれど。


   男とか、女とか、何言ってるのって、感じで


   ばかばかしい。


   のです。


   す。


   いまさら、じぇんだー、でもないと思いますううううう。



                        あっちゃんブリゲ。。。        




ねむねむ。 投稿者:山岡広幸(猫耳舎)
 投稿日:11月13日(月)00時43分26秒


ぼく自身はあんまり女の子っぽいところは
意識してはいないんですけどね…。
でもただ、女性の感性に届かせたい、というのはありますが。

さて、来年の(!)もみの木の件、
山本陽子についてざっと新井豊美さんに訊いてみましたが、
なんだかやっぱり読んでみないとわからないみたいです。
でも出る方向で検討中です。今のところ。

吉本隆明さんの年の取り方って、なにか素敵な気がしますね。
なんとなくなんですけど。

http://i.am/catwalker



2ヶ月ぶりに打ち込みでした。 投稿者:青木栄瞳
 投稿日:11月12日(日)22時41分27秒


打ち込み 大 ミス発見です 

  自由が丘、モミのの会
   
    1部 2部 3部  皆 5月3日のみです。

   ハイ、BT関連の詩人の、かたがたでは、スケジュール調整のことなど
   で、年内までに、お返事の
   萩原さま、石川さま、山岡さまなど、いらっしゃいます。

   ご登場おまちしております。 えいめ 
    
 




うちの、ドラ、今、消え失せました 投稿者:青木栄瞳
 投稿日:11月12日(日)22時28分28秒


車がないので、遠くまで出かけた模様です。今晩の帰りは、
おそくなるでしょう。(大学生って、昼間、愚ったら寝てばかりで、
学校は???、夜になると、元気よく出かけて、、、、、、、)

  彼、このパソコンでメール、やっていると言っていましたので、
  あす、聞いてみます。こちらのメール・アドレスも。。。。 

   清水さま、友人の方々、私のピント、ずれずれですみません。

     いや、超超高級な部署も、ほんの一部脳みそには、ありますですが??
     (生まれて来る時、たぶん いそがしかったので、脳みその内部
     うまく均等に混ざらなくて 密度が、均等に行かなかった模様です。)

        見えざるものが、見えたり
        見えるべきものが、近眼だったり

        はい、、、、、、

            コーン、コーン、、、、あぶらげが食べたいわー

               青木栄瞳


       それでは、素敵な休日も。あと、数時間で、お終いです。
       みなさま、しゅてきな、なにかが、起こるといいですね 

          おやすみなさい、


    堅田知里さんのネーム、さきほど、千里と 打ちまちがえました。
   (ドイツの深い森で、例えば一頭の鹿と、目が、あったなら、、、、
    知里さんは、そんな、キュートで、やせっぽちで、なまいきそうな
    女の子です。)



はい清水さま、 投稿者:青木栄瞳
 投稿日:11月12日(日)21時56分56秒


ただいま、逆、になりましたね、今拝見

はい、メールやります。ウチのどら息子みつけて、(さっきまで、いましたが、)
メール贈りますです。はい

 まっていてね、!!!!!




はい、チョッと、外遊びしておりまして、 投稿者:青木栄瞳
 投稿日:11月12日(日)21時47分36秒


メクルメクでした。その、報告をさせて、いただきます。

2001年5月2日(祝。木)自由が丘。モミの木画廊。の会
ほぼ、 決まりました。報告させていただきます。
お客さまがた、どうぞ。たくさん、いらして、ください。
(企画 青木)
(縁の下の力持ち)協力、裏方、坂井信夫、駒田克衛、清水鱗造です。

1部 は、 詩人・山本陽子特集です。(敬称 略です)

  公演・新井豊実 坂井信夫
    
  スピーチ・支倉隆子 清水鱗造
 
  山本陽子の詩(はるかするする)の朗読・支倉隆子


2部  座談会(2001年、5月3日に 山本陽子を語る)

     出席・新井豊実、坂井信夫、支倉隆子、清水鱗造(司会進行)
       駒田克衛、須永紀子、坂輪綾子、渡辺めぐみ、田中庸介
       ( ほか7名ほどの詩人かた、正式のお返事まちです。)青木。

       (今、山本陽子の詩集回覧中でして、初体験に近くの読後に 、
        出演決定の方、3詩人いらっしゃいます。)
       (いろいろありて、12月いっぱにお返事お待ちの方、4詩人)      

3部  原成吉(アメリカ現代詩の紹介など、毎回シリーズです)
  
   朗読。(今回山本陽子特集に時間つかいますので、モミの木に
      初登場の詩人の方々、になるべくお願いいたしております)
 
     新井豊実、坂井信夫・・ほか(画廊閉館時間近くまで楽しく、、、)

チョッとコマーシャルです。(清水さん、おかりします。)
12月10日、3回ポエケットに
  青木栄瞳XわきたにじゅんじX堅田千里 3人組みセッションで 参加いたします

  相方のコマーシャルです

   わきたに じゅんじ

    先月、白石かずこさんと、沖至さん(トランペット)の
    ライブセッションにパーカッションで、参加でした。
    ポエケットでは、愛用のアフリカ太鼓5、6個と参加で、大陸の風を
    贈ってくれるとおもいます。
   
   堅田千里

    20代の女性舞踏家です。
    3、4年前からの知り合いですが、
    彼女は、詩人とのセッションは 今回が はじめてです。    
    今週17日と18日
    ソロで、2日間の公演を。神楽坂セッションハウスでおこないます。

    「ぴあ」で、当日券2800円です。(もしやヨロシクです。)
    問合せ 制作 KKB 03・3317 2806

青山 ハウルの藤本さんが、SPITTOON 1号創刊されました。
4階の詩人の血の店もまだ、開店しています。
 
    青木栄瞳も、なにやらかにやら、ごちゃごちゃと
    宙返りの練習に 余念が ありません。

    SPITOONには、、「柘榴坂と髑髏」という短文を
    書かせていただきましたが、来月20日に、また、(あの高輪プリンス
    ホテル 前) 柘榴坂の 延長線ニアリマス、画廊での会によばれました。

    赤い口紅は 御法度で しょう。。。。か


       
         清水さま掲示板をお借りいたしました。、かしこです。     

      カエル飛びの詩。UPお待ちしております。(早くしないと冬眠です。)
 

   みなさまのHP拝見させていただいておりますが、わたしの打ち込みは、
  少しなまけて、います。みなさん、ネットでのご清栄をお祈りしております。

      ごきげんよう えいめ。。。。。。


  
      




DVD、系譜づけ 投稿者:清水鱗造
 投稿日:11月12日(日)21時42分05秒


いやー、DVDで『マトリックス』を見ましたが、すごいですね。これは正月
用にDVDプレーヤー購入というのも考えられるかな。プレステ2のゲームっ
ておもしろいですか?

庸介さんの系譜づけっていうのかな、「全体的な喩」というのは吉本の批
評的アイデアであって実作者はそれを意識することもないんじゃないかなあ。
庸介さんのとこの掲示板の男装した女装をした彼、拡大してみてしまいまし
たよ(^^)。解像度があるからぼやけてしまいましたが。ちなみにぼくは隠れ
渋谷系なんです(なんちゃって)。
ジェンダーとか、性意識はほんとにだいぶ変わりましたよね。これは若い女
性に聞いてみたいところです。もう結婚という制度上のこと、あまり考えて
いる人いないんじゃないかなあ。愛情のピュアな面が至上になってるんじゃ
ないですかね。

青木さんが、来年の「もみの木画廊」の朗読会のことでストラグルしている
ようです。今日朝電話で話して、帰ってみたらFAXが2枚。
山本陽子を主題にした会になるらしいです、といいつつぼくももう足をつ
っこんでいますが。庸介さんも、かかわってくださるとのこと、うれしいで
す。山岡さんも。

青木さん、ぼくは明日1日出かけています。青木さんの「うろこアンソロジ
ー」の詩の打ちこみは、明後日からやります。青木さん、やっぱりメール
やりましょうよ。メールで電子情報がくれば、10分ぐらいで更新が終わる
んですよ。

詩を書いている方、とおりすがりの方、どなたでもぼく宛てに詩作品をメ
ールに貼りつけて(テキストファイル添付でもかまいません)お送りくだ
さい。「没」はありません。11月末締切りです。
http://www.shimirin.net/
に、投稿要項が書いてありますので、ごらんください。




補足です 投稿者:田中庸介
 投稿日:11月12日(日)03時34分46秒


あるいは、路上派の詩法に象徴される修辞的な現在を風俗と接続したのは吉本というよりむしろプアプア詩だったという考えもできますね。そして、ものすごく図式的に言うと、そのような修辞的な現在を八十年代後半にプアプア詩から継承したものが伊藤とねじめであって、さらに伊藤の系譜を引くものとして田中、ねじめの系譜を引くものとして高岡の山の詩集をぼくらは作ったわけですが、これらのぼくらの第一詩集が前の世代と違うのは露骨な性描写を控えているという点においてであって、より「全体的な喩」というようなものがピュアに前面に押し出された作りになったと思います。それでは、セクシュアリティの問題はどこへ行ったかというと、これは二重に倒錯することによって、喩法のなかにくくりこまれている。田中や山岡広幸くんの文体が女の子っぽいということはよく指摘されることです。実はぼくの友人にイワキリさんという男性がいますが、一見ふつうに見えるこの方のファッションは雑誌「オリーブ」系であって、そのコンセプトは「ボーイッシュな女の子」ということなんだそうです(詳しくはうちの掲示板↓へ。トップの写真後列の赤い服に帽子の方です)。つまり、彼は男装した女装をしているということになるのですが、このように現実から三百六十度ずれた表現というのは「全体的な喩」そのものなのではないかという気がして、とても興味深いと思いました。

http://kiss.to/kisaki



修辞的な現在 投稿者:清水鱗造
 投稿日:11月12日(日)02時26分57秒


いえいえ。何か書こうと思っていたら、Qantaがプレステ2を借りてきてしまった
ので、ちょっとプレステ2の様子を見ていたところです。

『戦後詩史論』はぼくは15回ぐらい読みました。あのころ(初版1978年9月)、ぼ
くはその1年前に処女詩集を出しました(1977年)。この本の最初の「戦後詩史論」
は1959年から60年にかけて書かれています。で「戦後詩の体験」という批評は、講
演の記録を基にしたもので、○年○月、と後で書こうとしてメモしておいてそのま
まになっています。「修辞的な現在」は本の刊行前に書かれたもの。その後、増補
版も出ていますね。おまけにいまはない「日本読書新聞」の78年9月25日号の、鮎川
さんと北村さんの対談の切りぬきも本に挟んであります。
なんとなく「修辞的な現在」という言葉は懐かしいです。しかし、「修辞的な現在」
というのから逃れようとしてストラグルしたのかな、当時の人(というかぼくも書
いていたけど)は。確かによく読まれたので、話題にすぐに上りはしましたが。
『マスイメージ論』の刊行は84年7月です。『戦後詩史論』から6年か。それからも
う16年!!も経っているんですね。というところで話は終わりじゃないですが^^、
吉本の本に絡む論点を、またぜひやりとりしたいです。





こんなことを言い出したのは、 投稿者:田中庸介
 投稿日:11月12日(日)01時34分28秒


吉本の「全体的な喩」という概念を読み直すことで、田中宏輔さんの提出された
詩と、宗教と、ジェンダー、の問題を整理することができるのではいう考えからでした
お気にさわったらごめんなさい

ぼくも、複雑に詩を病んでいます
吉本のことはもう少し考えて、どこかに書いてみるつもりです

それではまた


編集室/雑記帳 過去書き込み 目次前頁(編集室/雑記帳(2000.11.22〜12.4))次頁(編集室/雑記帳(2000.10.31〜11.11))

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