編集室/雑記帳(2000.4.20〜5.1)
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編集室/雑記帳(2000.4.20〜5.1)


ミニチャット 投稿者:清水鱗造
 投稿日:05月01日(月)22時09分27秒

博道ちゃん、ミニチャットは下のURLでいけるよ。
どうしたんでしょうね。
tikiさんの書き込みによると、iモードでも書き込み
できるようです。

あっちゃんへ。
謎(^^)ですね。石川さんのメール。
ポーの全集を買ったとのこと、すごいですね。
英語読み。

か さんへ。
今日、Gotenbaの連詩、印画紙出力してきます。
モノクロです。遅い進行ですけど、ごめんなさい。


http://www.shiroari.com/shimirin/chat/minichat.cgi





>鱗造ちゃん・業務連絡 投稿者:山本博道
 投稿日:05月01日(月)21時02分35秒

貴兄の<minichat>のURLの件。
<マーク>で呼び出しても、<URL>を新規に入力しても、<minichat>に繋がら
ず、『第一交信網不動産 総合ドメインサービス』の画面になってしまいま
す。ご確認のうえ、お手数でも<E-メール>にご連絡ください。






オキュルスのこと 投稿者:ヤリタミサコ
 投稿日:05月01日(月)18時40分55秒

あつすけさまァ
オキュルスは、ラテン語で目(複数形)の意味のようです。
ヴィジュアル詩とリーディングの様子は、B&Bの掲示板に松本和彦さんが書き込みしてます。
あつすけさんは、メジャーなヒーローよりも、マイナー中のマイナーゆえに個性的、という
存在のしかたのほうが似合いますよね。
また、5月3日のもみの木でもちょっと暴れてきたいと思ってます。






ありがとうございました。 投稿者:田中宏輔
 投稿日:05月01日(月)18時01分50秒

。。。関さま。



ほんとに、ぼく、しっと深いんです。


なさけないですけど。


ヘラクレイトスの言葉に、いいひとに思われたいなら、いいひとになるのが


近道である。というのがあるんですけど、


むつかしいけど、なれるようにがんばります。


あっちゃんブリゲ。。。

。。。清水さま。


石川くんのメイル、お知らせくださりありがとうございました。


きのうは、大阪の梅田で、ユリイカのポー特集号の古本を買いました。


先月は、イングラム編のポーの全集を(これは高くて、2万円と1千円しました)


買いました。翻訳で読めない新聞記事や手紙などが、英語で読むのが大変ですけど


読めるので、すごくうれしいことでした。


石川のこと、お手数おかけして、ほんとにすいません。


どうして、清水さん宛てのメイルで、なのか、、、


uuuuuuuuuuuuuuuuuum.


あっちゃんブリゲ。。。


。。。布村さま。


ごめんなさい。

あっちゃんブリゲ。。。







あっちゃんへ 投稿者:清水鱗造
 投稿日:04月30日(日)20時20分14秒

えーと、昨日だかに石川貴一さんという方から、メール(田中宏輔さんあて)
をいただいております。数行の短いものですが、印字して、郵送します。
このことは石川さんにメールを返信して、伝えておきました。

なんか最近いそがしかったので、連休がはじまってぼーぅとしてしまいまし
た。




おお、豪勢な詩ですね。 投稿者:田中庸介
 投稿日:04月29日(土)16時03分53秒

読むようにではなく、見るようにして詩を味わいました。
「いつもとちがう」桜の形式の詩ですね、

最後の一連は、白黒の写真であって、
散る花びらのところだけピンク色なの。
写真なのに、何故か下のところで水が、
水がいつまでもいつまでも流れつづけているのがそこだけビデオ。






桜の形式4 投稿者:関ofuji
 投稿日:04月29日(土)12時33分44秒

月末の仕事をやっつけたので、連休かなり楽できそう。うれしいな。
みーさん、感想の感想ありがとうございます。
>感想を書くには自分にそれだけの力量、感性がなければならない、
>逆に考えれば感想を書くことによって自分の人間性を含めた総合力
>が試される。
なんて緊張しないで気楽に感想を書いてください。
こんな形で詩を楽しみあえるのは、ネットならではですね。
なお、感想を書くときに必然的部分引用は掲載許可は要らないのですが、
詩の全部をどんと載せるときは基本的に了解が要ります。
「桜の形式」は田中さんが指摘したように、完璧な作品というわけではなくて、
むしろいろいろ?があって語り合えるところが、よかったですよね。
では全文引用、わたしタイピング得意です。


桜の形式
             布村浩一


満開の桜の花が散りはじめて
花がひとつひとつ
落ちていくのがみえる
まっすぐに落ちずに
浮かびあがり 舞いながら
落ちていく
それが桜の形式だと思う

大学通りにそってあるこの喫茶店がこんなに混んでいる
のはめずらしい いつもとちがうふんいきの客たちが
同じ方向を 窓の向こうの巨大な桜の木をみつめつづけ
ている

友人たちとの花見は夜の八時ごろから始まって市役所の
よこの第四公園で七人ぐらいが集まった。ビールとワイ
ンといいちこという日本酒を飲みつづけた
頭の上に大きな桜の木が伸びていて
「満開ってこんなものかな」
「今年の桜ははずれって話もあるわよ」
なんて
それぞれが持ってきた肉や魚 野菜の漬物をつまみなが
ら今年の桜について話した

いつもとちがう席だと
とても白くみえる桜の場所があって
あれは光の具合なんだろうか
ぼくはあの桜ばかりみている

昼のなかで浮かぶように散る数百の桜の花びらが 食器
の絶え間なくかちあう音のするこの店の窓からみえる
桜の花がかぜにふかれる度に細っていく
今日が最後なんだな こんなふうに豊かでたくさん人が
見にくるのは 江戸時代よりももっと昔の時代の絵のよ
うだな こういう絵があったような気がする ふすまと
か屏風に描かれて

帽子をかぶったおんなが真正面にいて
四十か五十 周りのひとは家族だろうか 知人だろうか
ハゲた男やイヤホーンをつけた女
アベック
子ども
頬杖をつく女
空いた椅子
半分飲んだジュース
ライターの着火する音
オレンジを食べた男
この店の彫刻
カウンターの中のウェイトレス
メガネをかけた
男をひきとめる女
アイスコーヒー
アイスコーヒー
太い桜の枝が画面を区切る書き割りのようだった
立ち上がってトイレに行くときそう見えた
トイレの鏡の前で自分の顔をみつめた
黄色いシャツと短い髪 そったヒゲ 太い唇
手を洗い 紙をひきぬいてぬぐった
せまいトイレの奥で
水を流しつづける人がいる
くり返しくり返し水を流す人がいる




布村さんの詩の味 投稿者:清水鱗造
 投稿日:04月29日(土)06時23分54秒

というのは、ぼくにもとても親しいわけで、今度の詩を読んで、特別なにか
というわけではなかったんですが、合評会みたいに何か醸し出されてきまし
たね。
布村さんの詩の奥には、なにかしら「痛み」があって、僕にはまだわからな
いところではあるけど、「意思」みたいのもある。

関さん、全文引用してくださると幸いです。

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受賞してしまった、ということは覚えておきましょう。
ちるさんズの奥野雅子さんと
荒川純子さんや、庸介さんが候補にあがっている。詩集の写真など見られます。






批評ありがとうございます 投稿者:布村浩一
 投稿日:04月29日(土)00時35分06秒

ぼくの「桜の形式」への批評、感想ありがとうございます。

この詩を書く前、めずらしく文章を書いてまして、
それが書き終わって、
新しく詩を書こうと、テーブルの前に座ったとき、
自分のなかに「散文の影響」が残っているのを感
じました。
それならその影響を生かして詩を書いてみようと
思ったのです。
入り混じった形ではありますが、自分としては一つ
の流れで読めると思っています。
1行25字にしているのは、紙面の関係でそうしました。

田中宏輔さん、長尾さん、須永さん、関さん、みーさん
批評ありがとうございます。感謝です。

関さん、全文引用するのはかまいません。
批評、感想にはしっかり耳をかたむけたいと
思っています。






感想の感想 投稿者:みー
 投稿日:04月28日(金)19時48分56秒

関さんの「桜の形式3」を読んで。

詩の感想を書く難しさについて、以前から感じていたのです。
感想を書くには自分にそれだけの力量、感性がなければならない、
逆に考えれば感想を書くことによって自分の人間性を含めた総合力
が試される。恐らくそれが怖くて感想が書けないのであろう。と
いった事を考えました。

えっと(^^;;。それだけ関さんのお書きになった「桜の形式3」
は心に触れたということでして、いってしまえば布村さんの詩を
関さん経由で読んだのでしょう。

桜の幹や枝振りには黒々とした大きな負の力がある、そう思います。

トイレで幾度を水を流すひと。つい自分と重ねあわしてしまいました。
哀しいわけでもなく、苦しいわけでもなく、なぜか…。






しっと 投稿者:関ofuji
 投稿日:04月28日(金)17時58分58秒

ううん、あっちゃんこそすごい詩を書いているくせに・・・
嫉妬しているのはわたしのほうですう。
いい詩を読めればもうわたしなんか書かなくてもいいんです。
でも書きたいんですよね。






オクナスのなわ。 投稿者:田中宏輔
 投稿日:04月28日(金)12時45分22秒

。。。ヤリタさま。



   オキュルスって、どのような意味なのでしょうか。


   ぼくは、むかし、ギリシア神話で、オクナスのなわのエピソードを読んで以来


   自分をオクナスに仮託して生きてきたような感じがしていて(オーヴァーですけど)


   (プロメテウスでないところが、ミダス王でないところがキッチュでしょ?)


   悪い妻をめとったという、理由にもならない理由で


   永遠に縄を結わなければならないという罰を与えられて苦しんでいる


   なんだか、情けない、風さいの上がらぬ男の姿が


   自分の将来の姿に(いまでは、まさにいまのぼくの姿ですけど)


   だぶって見えてたのでしょう。


   オキュルス、なんだか、かわいらしいイメージの言葉ですね。


   あさっては、大阪の梅田でグイン・サーガ展をやってるそうなので


   恋人と見に行く予定です。


   ルンルン。


                    あつすけべー。。。


。。。関さま。



   きのうも、布村さんの詩を読んでいました。


   さいごのところのキメ、中盤までのところの叙景との対比が効果的で


   ぼくの批判には、どうやら、嫉妬心が混じっていたような気がします。


   技術的な問題うんぬんというのは、ぼくの嫉妬心を隠そうとする気持ちが働いたのでしょう。


   うううん、人間がせこいですね。


   また自己嫌悪です。


   もっと度量の大きな人間になれればいいなって思います。


   反省、反省。


   です。


                        あっちゃんブリゲ。。。           






桜の形式3 投稿者:関ofuji
 投稿日:04月28日(金)11時46分16秒

さて、心置きなく詩を語れるって稀有なひとときですね。
幸せだ。なんだか布村さんに断りもなく合評会をやっている雰囲気だけど、
彼なら許してくれるでしょう。わたしのはもちろんただの感想文です。
桜の形式。読みました。これは出来事通信11号に載っているだけでネットでは
読めないので、ほんとうは全詩を引用したほうがみなさんにわかりやすいのかも
知れませんが、まだその了解をとっていませんのでここでは省きます。
布村さん、OKなら言ってください。
いつも布村さんの詩、なんでもないことが
なんでもなく淡々と書かれています。
何がテーマだとか、何が表現として優れているということを語る余地が
ない。技法的に新しいとか古いとかもあまり考えていない感じ。
ストイックなまでのなんでもなさ。
最後にとても寂しい気持ちだけが残ります。
彼の視線は映画のカメラのように桜や喫茶店の人物やアイスコーヒーなどの
物を並列的に捉えていきます。
そこは彼のなじみの店なので、それなりの親密さはあるけれど、
何しろ年に一度桜が咲くお祭りみたいな日なので、あたりの雰囲気はちょっと興奮気味。
ニから四連までの、ちょっといつもと違う長めの行にも、布村さんの
気持ちのかすかな高ぶりが現れている。
でもこれは紙面のスペースがないためにこうなったのかしらとも思います。
ここでは散文形にするあまり明確な意図は感じられない。
つまりそれくらい自然な感じがする。
「これが最後なんだな こんなふうに豊かでたくさんの人が見にくるのは
 江戸時代よりもっと昔の時代の絵のようだな」
三連目に前日の夜の花見の様子が入っていて
これがちょっと前後の連と時差があるのがわかりにくて初めとまどったけど、
あとを読んでいくうちにわかりました。
最後の連の喫茶店内の描写でいつもの布村さんの目に戻ったようです。
人物と物体が同等に並べられる。ただ目に写るものをそのまま並べたという感じ。
そこに1行、「太い桜の枝が画面を区切る書き割りのようだった」
これを読んだとき、彼の描いている映像がはっきりと浮かび上がりました。
桜の幹や枝というのは、花の淡い輪郭のない曖昧さと対照的に、とても黒くて
くっきりしているのです。
わたしは桜の花も好きだけど、その黒々とした幹や枝のねじれぐあいに凄みを感じます。
枝と枝との間から見える光景はそこでくっきりと切り取られて
ありふれているのにこの世のものとは思えない。一瞬後にはきえてしまいそう。
最後の連の後半で、カメラに徹していた人は立ち上がってトイレに行き
鏡で自分の顔を見る。自分の顔の客観的描写。
その背後で
「せまいトイレの奥で
 水を流しつづける人がいる
 くり返しくり返し水を流す人がいる」
この終わりがなんだかぞくぞくしました。トイレで何度も水を流す人は、
花見酒を飲みすぎてげえげえやっているのかしら、下痢でもしているのか
なんてね。
そうじゃなくて、鏡に向かって自分の顔を見ている男の背後に流れる水は、
その男の体から流れているんです。きっと。
その男、作者といっていいのか、きっと何度も何度も水を流さずにいられないほど
苦しいのだと感じました。
もちろん苦しいなどという言葉はどこにもありません。
なにが苦しいのかもわかりません。
すべては、時間の流れのように淡々としているのですけれど。
ごめんなさい。わたしの勝手な詩の楽しみ方でした。

さて、これから昼ご飯を食べて美容院に行かなくちゃ。
3日にりんぞうさんや布村さんや桐田さんや駿河さんや長尾さんや青木さんに
会えるのを楽しみにしています。



オキュルスでリーディング 投稿者:ヤリタミサコ
 投稿日:04月27日(木)21時35分20秒

あつすけさまぁ、うれしいです。ときどきあつすけさんのお声が、文字からちゃあんと聞こえ
ます。私もたまには声を(イエしょっちゅう出してますが)を出します。
少し前に関さんがこちらに書き込みしてくださった、現代詩手帖4月号の原画展がギャラリー
オキュルスという画廊で5月2日まで開催されています(昨日の東京版朝日マリオンにも出てま
す)。で、リーディングが4月29日(土)の18:00より開催です。
トークは、VOUのメンバーだった田名部信さん、リーディングが支倉隆子さんとヤリタミサコ、
などなど。sound poetry演奏家の足立智美さんも出てくれるらしいです。
中ザワヒデキさんも来場するそうですが。
というわけで、分裂機械からあつすけさんの作品をサンプリングしてヤリタが即興でリーディン
グしますので、あつすけサマァ、プリーズ、ご了承を。
皆々さま、お時間のあるかたはどうぞ、いらしてくださいませ。






あっちゃん 投稿者:関ofuji
 投稿日:04月27日(木)14時09分46秒

もちろんそうですとも。
だいじょうぶ、わかっていますから・・・






さくら。3 投稿者:田中宏輔
 投稿日:04月27日(木)11時27分13秒

。。。



   アイスコーヒーの連呼と、最後の2行に


   類型的な感触を覚えたということです。


   批判するのは、ぼくが批判するのは


   批判の対象に愛着があるからで、


   何にも感じない作品には言葉を費やすつもりはなく


   儀礼的な間柄であったり、恩のある人との間柄であっても


   コメントすることはなるべく差し控えています。


   (これまでの)布村さんの作品に愛着があるからこその


   意見なのです。



   拙詩集で、ヴェルレーヌを批判しているのですが


   何度もきびしくヴェルレーヌを批判しているのですが


   ヴェルレーヌは、ぼくのもっとも好きな詩人のひとりなのです。



   興味のない人に言葉を費やす才能が、ぼくにはないので



   そこのあたりは勘違いしてほしくないと思います。



   あっ、それとも、ぼくの感性がぜんぜんってことなのかしら?



   ふにぃー。


                       あっちゃんブリゲ。。。


   

     






桜の形式2 投稿者:関ofuji
 投稿日:04月27日(木)11時06分55秒

須永さん。うん。そうなんですよね。詩的感動も人生の感動も
彼は書かないんです。
特に最後のトイレの奥で何度も水を流す音について書きたいけど、
夕方まで待ってくれえ。






ろいろい。 投稿者:田中宏輔
 投稿日:04月27日(木)08時59分44秒

。。。鳥類さま。


   あっ、まず、異言は、異論でした。



   鳥類さんが荒川論を書かれた(書かれている最中?)と



   いう話を知り、興味を持ちました。



   先月だったでしょうか、横木さんとの対談が手帖に載っていて



   荒川さんが対象としている多くの事象/事物が、荒川さんが



   反定立を唱えるためにだけあるもので



   しかも、屑であるという(荒川氏が屑であると思っているらしいと)



   そんな印象を持ちましたが




   詩の、論の対象に、自分が否定したいものをもってくることが




   多いひとの精神構造について




   ぼくはとても気持ち悪いものを感じるのですが



  
   そんなことは、鳥類さんは感じられたことがおありでしょうか。




   そんなふうに感じるのは、それとも、ぼくだけだったりして?




                あっちゃんブリゲ。。。  



     






「桜の形式」について 投稿者:須永紀子
 投稿日:04月26日(水)18時26分41秒

お久しぶりです。
みなさんの感想を読んで、いろいろ考えましたので、ちょっと
書いてみます。

まず「桜の形式」は今までの作品より凝った構成になっていると
思います。
三連と五連は散文のスタイルで、かなり意識的に冗長に書かれている。
詩人ではない「「布村浩一」の部分です。
ふつうのお花見はこんなふうで、こんな会話をするというような。
これは、最後につながっていきますね。
鏡で自分の顔を見る。
映画の1シーンみたいです。アメリカのモーテルかなんか。
「満開ってこんなものかな」
「今年の桜ははずれって話もあるわよ」
満開を人生のいちばんいい時期とすると、三連のこの会話は
苦いものに思えます。
散っていく桜とくり返し流される水は言うまでもなく時の流れを
あらわしている。
「いつもとちがう席だと とても白くみえる桜の場所があって」
これが布村さんの詩の視線です。
正面ではなくずれた位置から見る。
そしてほんとうに言いたいことは言わない。
きっと言っていないと思います。

最近、木山捷平の小説を読んだのですが、布村さんと通じるところが
あるような気がします。
木山は詩人でもあって、『大陸の細道』(講談社文芸文庫)という小説
では満州での生活をのどかな筆で書いています。
後記で知ったのですが、満州から帰ると、肉体も精神もぼろぼろの状態で
それでも愚痴は書かなかった
のんびり、楽しそうでさえあるんです。
取りたててて言うようなことではないことも、つまらない会話も全部
書いてしまう。
彼にとっては、捨てられない大事なものなんですね。
布村さんもまた、ふつうなら捨ててしまうような光景を、ごくふつうの
ことばで書く。
詩的な緊張状態を作らないんですね。
名詞も「ジュース」とか「ライター」とかそっけない。
たぶんどうでもいいことだから。
特別なものやことばは使われていない。
誰でもわかる平明な詩です
でもその底には、安易な共感を拒絶するような体験がある。
かなりほろ苦い作品だとわたしは思いました。






さくら。2 投稿者:田中宏輔
 投稿日:04月26日(水)12時07分33秒

。。。長尾さま。


   読者それぞれの受け取る印象が異なることについては異言はありません。


   布村さんの詩について、もうすこし詳しくコメントすると


   きのう、帰って改めて読んでみたのですが、やはり


   後半の部分、前半より短く切り上げる、あの改行部分には


   数年前からの、いえ、痕跡から言えば10年以上前からの現代詩で


   よく用いられている手法が見受けられるような気がしたのです。


   ぼくがこれまで布村さんの詩を読んで、こころ惹かれたのは


   そういったところがない、もっと布村さんの生に肉薄したところ

 
   亡くなられた瀬沼さんのような叙情性とでも言いますか


   そういった感じのところなので


   きのう(でしたっけ?)のような感想を書いたのです。


   さくらのかたち。ではなく、布村さんのかたち。


   こころの在り方。について、感じたこと。


   でした。


   けさ、電車に乗りながら、布村さんの詩や


   先々週の大阪城公園でのことなどを思い出しておりますと


   ふと、堀口さんの訳されたジャムの詩が思い出されました。


   わたしはロバが好きだ(だったでしょうか?)


   その最後のフレーズ。



   花のこぼれた道の上を。



   このフレーズが頭のなかに反響し、胸のなかいっぱいに



   ひろがりました。


   詩を読む、詩をよんできたことの喜びを味わえました。


   
   連想の楽しみ。


   ですね。


                   あっちゃんブリゲ。。。


   


      






桜の形式 投稿者:関ofuji
 投稿日:04月26日(水)10時40分07秒

という布村さんの出来事通信11号の詩。
わたしもちょっと書きたいことありますけど今手が離せない。
だれか書ける人もう少し書いて。






青木さんのFAXから。 投稿者:清水鱗造
 投稿日:04月26日(水)10時15分49秒

青木さんからFAX。イベント案内です。
(青木さんのCATVの工事は26日とのこと、果たしてうまくここにつながる
だろうか。今日中に現れないに100コペイカ)

--------------「さよなら20世紀―天幕の彼方―」--------------

★出演:遠藤ミチロウ、シバ、たま、友部正人
    ゲスト 北 京一
★日時:2000年6月9日(金)
    受付開始5:00pm/開場6:00pm/開演6:30pm
★会場:八王子市芸術文化会館 いちょうホール
    (八王子市本町24-1 電話0426-21-3001)
★入場料(全自由席):前売 3500円
           当日 4000円(当日受付にて販売)

★前売開始日:4月9日(日)
   アルカディア 電話0426-65-4905(19:00〜24:00、6/8まで)
   いちょうホール受付 電話0426-21-3001
         にて承っております。
         (その他の場所についてはアルカディアまでお問い合わせください)

-------------------------------------------------------------

5月3日 自由が丘 もみの木画廊 朗読会フェスティバル
■二次会のお知らせ■
(お客さま、お手伝い、裏方さま、出演者の方々へ)

自由が丘 駅近く 「やるき茶屋」(ハンバーガーショップWENDY'S 2F)
ドリンク付 3000円コース 8:30より約2時間
(昨年と同じ店です)
当日2次会より参加もOKです。

(清水疑問?:昨年この店だった?)

-------------------------------------------------------------

関さん、いろいろインフォメーションありがとうございます(と他人事のように言う^^)。
国立のはなんか格調高い感じだなー。






布村さんの桜の詩 投稿者:長尾高弘
 投稿日:04月26日(水)03時23分56秒

田中さんの感想を読んだので、ちょっと。
私は散文詩ではなくこの形がよいと思いましたし、前後に齟齬があるとも
思いませんでした。というか、桜の花とそれを見る人たちの齟齬、居心地
の悪さは、私にはよくわかるような気がしました。桜はきれいだけど、
きれいすぎて不気味な感じもする花だと思います。風があるときなど、
散った花が波打っていたりしますけれども、なんであんなに未練がないん
だろうと思います。桜には、特攻隊の比喩として使われたといういやな
イメージもありますが、比喩として当たっていないことはないなと思い
ます。書いているうちに布村さんの詩とは逆の結論になってきたかもしれ
ませんが、桜みたいじゃない汚い人間の方がいいよ。




さくら。 投稿者:田中宏輔
 投稿日:04月25日(火)11時20分53秒

。。。布村さま。


   さくらの詩、お送り下さりありがとうございました。


   先々週、恋人と大阪城公園にさくらを見に行きましたこと、思い出しました。


   前半の叙述と後半のそれとの齟齬が気になりましたが


   また、内容をかんがみて、散文詩の形式で書かれたほうが


   よかったのではないか、などと考えました。


   ぼくの友人のひとりに、布村さんの作を読ませたのですが


   前半の叙述と後半のそれとの齟齬について


   ぼくと同様の意見でありました。


   ぼくには2人のよき友人と恋人がいて


   緻密に批評してくれるので


   それが、ぼくの自己批評を養ってくれてもいると思うのです。


   です。


   余計なこと、書いてしまいました。


                  あっちゃんブリゲ。。。      






もみの木画廊 投稿者:関ofuji
 投稿日:04月25日(火)10時34分50秒

5月3日に行きます。楽しみにしています。
以前清水さんがお知らせ掲載していましたが、
rain treeの<雨の木の下で>でご案内しています。


http://member.nifty.ne.jp/raintree/rain16/ame16-2.html





『弦が奏でる心とリズム』 投稿者:関ofuji
 投稿日:04月25日(火)10時31分02秒

青木栄瞳さんからファックスいただきました。ケーブルテレビ経由で
復活をお待ちしていますよ。
他にもたくさん初夏から夏までの催し、いただいています。
"rain tree"でもお知らせしていますが、ここにも掲載させてください。
かなりスペースとりますがりんぞうさんごめんなさい。
わたしはどれの関係者でもありませんが、みなさんのご活躍応援しています。


『弦が奏でる心とリズム』

詩朗読 青木栄瞳 ゲスト清水鱗造・御庄博実
バレエ ジャックリーン・レネー ジャスティーナ・レスリー ジェンセン・由美
指揮 宮野谷義傑 弦楽合奏団 立川アンサンブル
ソロ おかだ鉄平(vn) 大貫聖子(vn)河村治(cello)
6月25日(日)6:40会場 7:00開演
立川市こぶし会館
(JR立川駅のりかえモノレール砂川七番 徒歩1分、西武新宿線玉川上水駅徒歩5分)
入場料1000円
主催 立川アンサンブル 問い合わせ 042‐536‐4638


http://www.interq.or.jp/sun/raintree/





第二回東京ポエケット 投稿者:関ofuji
 投稿日:04月25日(火)10時27分58秒

川江一ニ三さんからご案内をいただきました。楽しみにしています。

第二回東京ポエケット
日時 平成12年7月9日(日) 午後2時ー8時(出展者1時集合)
場所 江戸東京博物館1階会議室
JR総武線両国駅下車西口徒歩3分
料金 入場者無料  出展者2000円(1グループにつき)
出展希望のグループは、グループ名、代表者名、住所、電話、FAX、発足年月日、同人の特徴を書いて、FAXか郵送でお願いいたします。交流の時間を十分に取るために、今回、リーディングはグループおひとりです。ビデオポエムは上映方法によいアイデァが浮かぶまでやめます。
第二回のゲストは、足立智美さん。日本で唯一のボイスパフォーマーです。音響詩(音声詩)を演奏してくれるので、今からとても楽しみです。
出展申し込み先
106-0044 東京都港区東麻布2-26-6大竹ビル2F(オフィスカステロ内)
fax.03−3586−1040(24時間OK)
[TOKYOポエケットを推進する会]






花食動物 投稿者:関ofuji
 投稿日:04月25日(火)10時26分42秒

川本真知子さんからご案内をいただきました。写真と詩のコラボレーションのようです。

花食動物
「こくこくと水を飲むように」
Photo:山本遊子+text:川本真知子
日時 2000.5.23-28 12:00-19:00(28日は午後5時まで)
場所 hokari fine art 保加梨 東京都港区北青山2−20−22 tel.03-3796-4314
地下鉄銀座線外苑前駅A3出口






第6回詩マーケット  投稿者:関ofuji
 投稿日:04月25日(火)10時25分52秒

大阪の詩マーケットの寺西幹仁さんから、春の詩マーケットのご案内をいただきました。
第6回詩マーケット

 詩マーケットは、詩集、詩の同人誌の展示、即売をする
場です。 日頃から大きな書店以外には詩のコーナーすら
ないことを、現代 詩にひかれている者として残念に思って
います。もっと未知の詩に 出会いたいという思いから、詩
マーケットを始めました。毎年、年2回、 春と秋に開催し、
今春、第6回を開催いたします。今回は初の試み として屋
外で行います。ぜひお誘いあわせの上、ご参加ください。

日時:5月14日(日)
    午後1時搬入〜午後5時搬出
   (開場:午後1時30分〜午後4時30分)
  ※ 雨天順延(順延の際、7月頃を予定しています。
    順延の詳細については、決まり次第お知らせい
    たします)

場所:日本万国博覧会記念公園世界の森
    (公園中央口を入って右手すぐ)
    <最寄駅:万博記念公園駅(大阪モノレール)>

内容:詩誌、詩集の展示、販売

目的:詩誌、詩集をできるだけ多くの未知の人に読ん
     でもらう。
     同人誌間の交流。

参加費:1スペース(会議机1/2、45cm×90cm程度)
      2000円(複数サークルで1スペースも可)

主催:詩マーケットを実行する会
    EMAIL:simarket@gold.ocn.ne.jp
    ホームページ 
    http://www3.ocn.ne.jp/~simarket/index.htm

参加申し込み方法:下記内容をEMAILにて「詩マーケッ
             トを実行する会」までお送りください。

氏名、住所、電話番号、参加詩誌(詩集)名、
参加スペース数







ヴィジュアル・ポエトリー展 投稿者:関ofuji
 投稿日:04月25日(火)10時23分42秒

フジトミ保男さんと和泉昇さんから、ご案内をいただきました。
わたしは行けそうにないのですが、ご興味のある方、ぜひどうぞ。

ヴィジュアル・ポエトリー展
和泉昇 伊藤元之 大園由美子 梶野九陽 春日美香 上村弘雄 國峰照子 
砂田千磨 高橋昭八郎 田名部ひろし 支倉隆子 羽原粛郎 濱条智里 
藤富保男 向井周太郎 森郁男 山口信博 ヤリタミサコ 吉沢庄次 
ジャン・フランソワ・ボリー

4月25日(火)〜5月2日(火)午前11時〜午後6時30分
会期中無休 ●オープニング・パーティ 初日 午後6時〜8時
ギャラリーオキュルス TEL 03-3445-5088
(都営浅草線高輪台下車3分 JR品川下車10分)
東京都港区高輪3-10-7






もうじきもみの木画廊のイベント 投稿者:清水鱗造
 投稿日:04月24日(月)12時54分22秒

青木さんが、26日にCATVのプロバイダに入るとのFAX、またここに
出現すると思います。そろそろもみの木画廊のイベントが近づいて
きました。今日は久しぶりに歯医者さんに行ってきました。

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僕のとこの詩関連のHomePageへのリンク集
このノートの過去書き込み
長尾さんのとこの会議室
関富士子さんのrain tree
裏ぺんてか
成田ちるさんのとこのBBS
Bed&Breakfast
増殖雑記帖
文屋のカフェ
Naka Kambayashi(Shang)さんの「美麗島通信」
MAKI'S Modern Poem Page←今日は何の写真が出てるかな?
ミッドナイト・プレスの掲示板←CD-ROM版の、谷川さんと正津さんの、朗読とテキスト楽しんでます。
tikiさんのホームページ
俳tiki掲示板←かわいいアイコンつきの掲示板。きれいな掲示板です。
tikiさんのとこのチャットルーム←かわいいアイコンつきのチャットルーム。
【ニュース】tikiさんのとこと僕のところのチャットルームが姉妹ルームになりました。

ギャルリー・ドゥ
詩に関する談話室←ここもいろいろと展開していくつもりです。
俳句なんかも書けるノートも作りましょうか。

ネット読書会←ただいまエントリは5冊(ひとつはHomePageに置かれた論文)。
詩人の書いた小説そのほかのテキスト
僕のところのチャットルーム←おしゃべりしてってください。
第5回中原中也賞選考経過選考委員の経営する出版社の、選考委員が編集した詩集が
受賞してしまった、ということは覚えておきましょう。
ちるさんズの奥野雅子さんと
荒川純子さんや、庸介さんが候補にあがっている。詩集の写真など見られます。






夏みたいですね。 投稿者:清水鱗造
 投稿日:04月24日(月)00時20分54秒

今日は、桐田さんとkokoさんに誘われて、近所のkokoさんの家でごちそう
になりました。桐田さん、kokoさんありがとうございました。
吉本隆明の『固有時との対話』とかシモーヌ・ヴェーユについてなど、楽
しい話をしてきました。しかし、kokoさんのところは自転車で5分、ネット
縁も異なものです。

kokoさんちの白樺の木

みーさん、ありがとうございました。
今日も桐田さんが、突然、南方というのは(^^)? とおっしゃってもい
ましたが、ネット読書会、いろいろ話題を広げられればと思います。

庸介さんの写真、か さんの写真(これは前に見たことがある)、それ
ぞれカメラを構える人というのがにじみ出ますね。関さんのとこも写真
が増えていって楽しみです。






樹木 投稿者:みー
 投稿日:04月23日(日)17時29分33秒

田中さんの写真を見てふと思ったのですが、あの有刺鉄線。
樹木が身近にあるこの土地に移ってすでに6年になります。
なかなか友達になれないのですが、おおげさにいえば「なぜ
おまえがここに居る」と言われてる、そんな感じでしょうか。
この疎外感がなにであるか今、すこし自分のなかで見えかけて
いるような気がします。

ネット読書会でShangさんのが提示されている「科学と技術」
読みはじめたところなのですが、全てを読み終わるにはかなり
時間がかかりそうですが、興味深い。

リンク、完了いたしました。
よく考えると、ポコっと出てきていきなり「リンク云々」は
かなり失礼ですね(^^;;;。すみませんです。




拝見しました、 投稿者:田中庸介
 投稿日:04月23日(日)15時44分19秒

明るい野原の写真ですね。
『空の名前』という写真集なんか、気に入られるかも、と思いました。

ところでぼくが空と海を撮ると、こんな感じになります↓






駅裏の雑草の写真が一枚 投稿者:
 投稿日:04月23日(日)09時18分02秒

ありますので、ご覧下さいませ。
背高粟立ち草も揺れてます。


http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Namiki/6256/PHOTO_3.html





はい 投稿者:田中庸介
 投稿日:04月23日(日)00時26分14秒

こちらがリンクです。


http://www.saitama-np.co.jp/main/syupan/b_annai/books.htm





はい 投稿者:関ofuji
 投稿日:04月23日(日)00時20分14秒

きょう相模川べりの野草を30種ぐらい撮って来ました。どれもこれも美しい。
(三峰山の真っ黒い胃薬、よく効きましたっけ。昔。
鮒を5匹むっちり肥えたのを釣りました。
田中さんご紹介のページには野草図鑑はありませんね。
わたしがよく行くBotanicalgarden
群馬県。
http://www.si.gunma-u.ac.jp/people/j/aoki/BotanicalGarden/BotanicalGarden.html


http://www.interq.or.jp/sun/raintree/





ぼくのイチ押しの野草図鑑は、 投稿者:田中庸介
 投稿日:04月22日(土)23時51分36秒

埼玉新聞社↓の『秩父路の野草 夏秋編』です。
雲取山の帰りに三峰のみやげ物屋で買ったのですが、
草花の写真に地元の風景が一緒に入っているのがいいところです。
写真の井上光三郎さんとともに、文章の鶴田知也さんもなかなかです。
『冬春編』もあとから送ってもらったけど、夏秋編が特におすすめ。


http://www.saitama-np.co.jp





揺れる雑草 投稿者:清水鱗造
 投稿日:04月22日(土)23時46分27秒

みーさん、いいっスよ。リンク集、更新おろそかになってますが、
しろくまさんとか、藤原実さんとか、リンク更新時に入れます。
あとみーぽんさんだっけ。

このごろの季節は雑草がすごく勢いがよくて、いいですね。
今日も、スズメノエンドウが空き地に生えていて、ひとしきりなが
めてきました。あと、片桐さんの挙げたペンペン草、毎日見てます。
ホタルブクロ、いいですねー。あれは大好きです。

風に揺れる雑草、のよさ、なんか哲学的展開ですね(^^)。その前の庸介
さんの英文、ボキャブラリが多いですね。とりあえずは、ウチの奥さん
は怖くないのでご心配なく(^^)。
風に揺れる雑草、詩になっていきますが、「週刊読書人」で、『固有時
との対話』の書き方を語っています。「エリアン…」のミリカのモデル
についても前に語っていて、これだけご自分の詩の註を話しているの、
初めてじゃないかな。

(引用)
『固有時との対話』のつくり方、でき方を言うと、とてもよくわかるので
すが、その時には少なくとも、自分の外側にある自然でも物でも何でもい
いけれど、そういうことについて何か感覚的に対応して詩をつくてえいく
ことをしたくなくなったということがあったんです。その前までは個々に
つくっていた詩があり、それこそ四季派周辺の自然詩人の影響も大きかっ
たのですが、そういう詩をつくっていくことができなくなってしまった、
あるいはあまり問題にならなくなった、つまらなくなったということがあ
ったわけです。
 とにかく、そいう形では詩をつくることが不可能になったと自分で思い
傍から見ると詩の喪失ではないか、詩を失ったということではないかとな
るのだけれども、僕にはそういう感じはしなかったんです。
(以下は要約)
それ以前に書いた5〜6篇の詩を、クシャクシャにして構成し、整理しなお
して長編としての『固有時との対話』が成立した。


詩の中心点というか、長編詩の中心点というか、そういうものを想定する
ことは、まさに吉本さんのようにいくつか習作を書いて、それを凝縮する
ことで、僕でもやるわけです。たとえば、風に揺れる雑草が美しくてこれ
を詩にする、という典型的な感覚対応の詩をまず書いて、それから、それ
を自分なりに分解するというか材料としてイメージに使う。それで、たし
かに一定の時期には、吉本さんのいうように、いくつかの代表のイメージ
が出てきます。ある立体、というか広がりをもたせるためには、その再構
成が必要な感じに僕にはなってきます。人事とか思想を含ませたり。

庸介さんの、

>外界のゆらぎを受動的にうまく利用していくことが
>あらかじめプログラミングされているという点

というの、心臓の鼓動にカオス(カオス理論の)が含まれている、という
のは、外界に対応するあらかじめの受容態勢が、心臓の鼓動でさえできて
いるということらしいですね。僕も生物を、科学的に見ていくのが好きで
す。けっこう詩的なものを拡大するというところがありますね。分析する
と詩的なものが減るということはないと思います。

か さんは自然の豊かなとこに住んでるようですねー。菜の花畑の向こう
の青い海。






雑草と言えば…… 投稿者:片桐 怜
 投稿日:04月22日(土)21時43分27秒

ぺんぺん草(ナズナ)、オオイヌノフグリ、ニワゼキショウ、モジズリ、
ミヤコグサ、ホタルブクロが好きです。
赤ままも案外好きですが、この花だと中野重治さんの『歌』を思い出します。






まっち 投稿者:みー
 投稿日:04月22日(土)20時18分56秒

ふと擦れば燐香り立つ紙マッチ

あ、なつかし。






あの〜(^^;; 投稿者:みー
 投稿日:04月22日(土)19時15分42秒

HPをこのたび更新致しました。
行って見てください。

で、こちらとリンクをお願いできればとおもふのですが(^^;;;>りんぞーサン(^^)


http://www.people.or.jp/~ROZZY/





もういちど雑草談義 投稿者:
 投稿日:04月22日(土)18時19分01秒

わたしなりの解釈をしてみました。
田中庸介さんの解釈とは異なり、理知的ではないのですが。(と断って)

好んで雑草が描かれる。
それは自分の体を透り過ぎる風を「目」にしたいという
人間の欲求かも知れません。
ほんとにいいのは雑草ではなくて、
見えない風を見せてくれる雑草なのかもしれません。
田舎の、夏頃の、田んぼの、稲でも良いのかもしれませんが。

風を知るのは竹薮の動きであったり、
森林の真っ只中で見上げた空の視野で揺れる木の梢であったり、
満潮で流れの止まった川を駆けて行く水面の皺であったり、
しますが、草は揺れて復元し、ばねの力で反対側に踊ったりする。
だから通り過ぎて行く風の足跡が見えるのです。

菜の花畑で、風の行方は分かりません(かな?)。
菜の花畑は、菜の花の黄色と、菜の花畑の遥か先に見える青い海とに、存在の理由があります。



この話のもうひとつのポイントは、 投稿者:田中庸介
 投稿日:04月22日(土)10時38分02秒

他力本願というようなことだと思います。
つまり、植物はあらかじめ風に揺れるようなびろびろとした形態をとっているのですが、
それがゆれるのは風が吹いてくるからで、風が無ければ揺れることはない。
しかし風があればきちんと揺れることができる。
そうして、揺れなければ葉が重なりあって、ほかの葉の影になっちゃうようなところも、
動くことで日の光をちゃんと吸収できるようになる。
個体も大自然の一部というか、自分で何か全部をやらなければならない強迫的な
戦略じゃなくて(たとえばモーターを仕組んで能動的に葉を回すのではなくて)、
まわりの状況が揺れ動くことをあらかじめ見越して、それに対応できるという以上に、
そのまわりの揺れ動きから力を得て、自分があちこち動くことができるというのが
植物の葉っぱなのです。外界のゆらぎを受動的にうまく利用していくことが
あらかじめプログラミングされているという点で、すごく面白いと思いました。
まあ、風が強すぎると折れちゃったりするんだけどさ。

気分は風まかせ…。






風にゆれる植物は 投稿者:田中庸介
 投稿日:04月22日(土)10時10分45秒

どうしてあんなにもよいのでしょう。

・人はむかしサルだったから、植物には先天的にアフィニティがある
・生物には1/fゆらぎがある
・植物は文学ではないので、「イイタイコト」を押し付けてこない
・植物は動物にはやさしい
・四季折々の山の色を見ることは都市に住むわれわれにとって重要だ
・そういうようにできている

など、いろいろな理由が考えられますが、ほとんどの植物は独特に葉がゆれるように
できていて、そのゆれるのはたぶんきっと、根が生えていて動けないので、
ゆれつづけることで葉が重なりあってお日さまの光を効率的にとらえられるというような、
戦略的な価値があるというような説明もできるのでしょうが、われわれ動物は
植物のそんな都合はどうでもよくて、とにかく、ゆれるのは魅力的だ、という
感覚だけが、確かなものとして、あると思います。

椎名誠氏は最近植物がゆれるのが解放というよりは恐怖になりつつある、と書いて
いましたが、その感覚もわかる、という気もします。しかし先を急がず、解放
のために植物を見るというのでとりあえずは満足したいという思いがしています。






雑草が美しいのは 投稿者:
 投稿日:04月21日(金)19時37分26秒

枯れても、もとのままの形を保ち、
風に揺れるからだと、そう思いました。

秋に咲き誇るセイタカアワダチソウは見事に、
その黄色い花までが、セピア色の過去に凝縮して
冬を過ぎても揺れています。

火を放てば空に向かって舞い上がる筈なのです。
それが冬の風に所在無く揺れていたのです。

駅裏の雑草は、駅裏の開拓で、ブルトーザーが
全て消してしまいました。

果物が砕ける様に雑草は空に消えました。
詩はこんなにも自由を与えてくれる。(Laugh)






あっ、 投稿者:田中宏輔
 投稿日:04月21日(金)15時11分05秒

。。。

    顔

       のこと。

             。。。






うーんと、 投稿者:田中庸介
 投稿日:04月21日(金)13時26分01秒

ゴミが美しいと感じられることもあるのでは。
それは「動き」がある時なのではないか、と思い付きました。
雑草が美しいのは、それが風になびいている時です。






ざくろ。 投稿者:田中宏輔
 投稿日:04月21日(金)11時02分25秒

。。。庸介さま。


   ざくろ。というと、豊穰のシンボルでしたが

     雅歌に、ざくろがわれたような美しい娘(だったかしら)

        といった表現があったのを思い出しました。うつくしいとは

   ぼくには、ちょっと思えないのですが

      uuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuum.

想像力が貧困なのか、歴史認識(民族的感性の)が貧困なのか。

    
                   
                          あっちゃんブリゲ。。。   






解答例。 投稿者:田中庸介
 投稿日:04月21日(金)02時08分45秒

屈折した心情が過激で好きですが…。

I would welcome you, but I would say that my house should certainly confuse
you badly. Everything's so chaotic now: the computer has crashed, my cute
wife is always complaining something like how Rinzo's a strange guy, how
Rinzo's room is too messy. What is more, my dog Chaos and cat Belle are
always rushing into my room! And I must tell you that my wife is not always
thoughtful of you poets, though she herself is also a poet. So you must
clear her defense first. Good luck! I'm always failing to do so...

こわ。






視覚か、聴覚か、ということですが、 投稿者:田中庸介
 投稿日:04月21日(金)01時37分24秒

「くだけた言葉」=「笑い」という線もあるな、
と思いつきました。






村山槐多 投稿者:清水鱗造
 投稿日:04月20日(木)23時45分46秒

萩原さん、僕も椎名麟三の小説、好きでした。『永遠なる序章』とか、
あの暗ーい、リアリズムがいいです。

博道ちゃん、まさに穀雨ですね、今日は。少し、うたた寝モードです。

か さん。か さんの言うように、笑いの音を感じたほうが現実的ですね。
「めづらか」という言葉は単なる「珍しい」と違うのかと思って辞書を引く
と項目がたててあって、「普通とは違っているさま、珍しいさま」(『大辞
林』)とあるから、たんに「めづらか」(だ)、という品詞別になるのかな。
「くだもの」と「くだける」の頭韻がなければ、イメージに衝撃が加わらな
い単純な歌だけど、この頭韻だけで、びくっとします。
どうも僕の悪い癖のようなもので、ロマンチックは止まらない状態になるん
ですが、「笑い」をすぐ観念的なところから、直喩の美しさのほうへ読んで
しまうんですよね。かならずしも間違いじゃないと思うけど、ここは村山槐多
の詩の「喩」の使い方がどういう感じなのかをいろいろ読んで、一定のとこ
で妥協したいところです(^^)。たしか、講談社文芸文庫(?)に詩集があるはず
です。僕はどうも、中空でリンゴがくだけるさま、視覚的イメージにいって
しまいがちですが、か さんのいうように笑いの現実の音というか、もっと
いえば人情というか、そういうとこにイメージを行かせるべきかもしれないか
な、と思った次第です。
庸介さんの柘榴も、子供時代、柘榴の大きな木があって、毎年すごくたくさん
の実を成らせたのをよく食べていましたので、くっきり思い出せます。あれ
も光を通す結晶みたいな実というか。




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