編集室/雑記帳(2000.3.20〜3.26)
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編集室/雑記帳(2000.3.20〜3.26)


EからPへ、PからPへ、PからFへ 投稿者:
 投稿日:03月26日(日)17時27分35秒

風が無ければ暖かいなーという日なのに、
風が強くて洗濯物だけが喜ぶ日。
ちょと、待って.......、
パンツ3枚、タオル3枚、バスタオル1枚.....、
今ベランダに出て取り込んだんです。ざぶいー。
風は相変わらずふいています。
風の口が尖がって、頬が膨れている。

川の水が流れているように見えるのは風のせい、
流れてなどいないのです。
だけどね風が自分の動きを表現する術は、
一風(ひとふき)変わっていると思うね。
見えないけど、竹薮が揺れて、水面に皺を作り、
空を舞うトンビが時に直線状に流される。

もしもし、ママミア?
あのね、中サイズ、トッピングは
詩と歌と映像、
愛と追憶の日々も乗せてね、
えっつ!愛と追憶のトッピングは、\3,000だって
じゃ、よしとこ。

なーんて、つまらない日曜日が暮れていく.....。
黄砂の所為で空はまだ黄青。

中上哲夫のふぁん、ろんのともだち、***じらが師匠。






鱗造ちゃーん!!!! 投稿者:山本博道
 投稿日:03月26日(日)00時32分50秒

ずいぶん起きてるネ、今日は(^^)
明日は御殿場行くんでしょ?






Zapping Menu 投稿者:清水鱗造
 投稿日:03月26日(日)00時26分49秒

///////////////Zapping in Springの註/////////////////
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業務報告 投稿者:山本博道
 投稿日:03月26日(日)00時17分58秒

『恋はかげろう』本日は第19回から第28回迄を4時間30分程かけて執筆しまし
た。ふぁーッ、疲れました(^^)。今日はほぼ終日、執筆でした。
鱗造ちゃん、パソコンちょーし悪いの? 大丈夫?
ぼくは文科系だから全然わかんないけど。ははははっ、大体ここに来る人は
文科系か。そんでもってパソコンとは、偉いッ!!!!
褒めてあげます。それでは、これにてご放免ください。
どなたさまも、おやすみなさい(^^)。






恋はかげろう/第28回 投稿者:山本博道
 投稿日:03月26日(日)00時11分32秒

に愛おしさではなく、弱さのようなものを感じた。自分の下で達したのが女な
ら、それでも俺はそう感じただろうかと謙治は思った。和夫は俺と同じ男だ。
男なら征服する方を選ぶべきではないか。それができないから和夫は女になっ
たのか。とにかく俺は、和夫のように犯されるのは嫌だ。和夫の尻から離れて
ベッドに仰向けになり、謙治はタバコを銜えた。すぐに起き出して和夫が火を
つける。いや、べつに和ちゃんが悪いわけではない。人それぞれに生きる方法
があるだけのことなのだろう。和夫は浴室から湯で絞ったタオルを持って来る
と丁寧に謙治の陰茎を拭いた。「私の勝手なお願い聞いてくれて、嬉しかった
わ」と謙治を見た。淋しい笑顔だと謙治は思う。和夫はこうしてこれからも生
きて行くのだろうか。何年か後には、すっかり女の身体になって模造の膣に男
たちを誘ってその男たちに抱かれて、女として生きて行くのだろうか。どう生
きたところで、人間である以上は、俺もまたいろいろな悲しみや怒りや憤りか
らは逃れられないだろう。「謙治さんには叱られちゃうけど、私、亮一さんに
抱かれている気がして、とても嬉しかった」これはこれでよかったのかもしれ
ない。[終]






恋はかげろう/第27回 投稿者:山本博道
 投稿日:03月25日(土)23時49分00秒

謙治は突き立てた。「謙治、さん」 和夫の四つん這いが崩れそうになる。そ
れを下から持ち上げるようにして謙治は和夫の身体を支えた。「私も、ねぇ、
謙治さん、ダメ」「ああ」 謙治は和夫の尻の穴に射精する。そして和夫の身
体を支えていた手を和夫の下腹に回して、もう一つの陰茎を握った。勃起して
いる。「いやッ、恥ずかしいわ、謙治さん」 構わず前後に謙治はそれを扱い
た。まるでオナニーをしている感覚だった。確かに一本は和夫の尻に出しつつある。
しかし、もう一本あるのだ。それがいま、まさに射精寸前にある。一本目は、
まだ続いている。そんな感じがする。そして二本目を右手で扱きながら、左手で
袋を刺激した。「ダメだったらぁ」 和夫が一層尻を捩る。そして謙治の掌が脈打
ち、和夫の茎の先端に添えた左手の指に粘った熱い液体が放出される。まるで
自分の放った精液が和夫の直腸を通して和夫の陰茎に溜まり、それが噴き出た
ような気がした。しかし欲望の濤が一頻り去って行くと、男と女も、男同士も
変わらないと思っていたことが、やはり違っていると謙治には思えてくる。そ
れが何かはわからない。わからないが、自分の下で自分と同じように射精した和夫






恋はかげろう/第26回 投稿者:山本博道
 投稿日:03月25日(土)23時20分15秒

「和ちゃん、だけど俺、入れられる方はだめだよ」 「ばかね。何言ってる
の、私は女よ」 白い尻を捩って和夫は笑った。ベッドでも和夫は謙治のモノ
を口にした。そして前に謙治がホテトル嬢にそうされたのとは違い、自ら四つ
ん這いになって、謙治に尻を突き出した。「ワセリン、塗ったから、入ると思
うわ」和夫は自分の両手で左右に尻を開き、謙治を迎え入れやすいような姿勢
をとる。幾らかの躊躇もなかったわけではないが、謙治は自ら陰茎を扱き、硬
度を確かめてから、和夫の肛門に挿入した。いくぶん押し返される感じを、腰を
突き出して挿し返す。「謙治、さん」 「ああ」 「どお?」 「うん」 それは女たちとの
アナルセックスと大して変わらない気がしたが、和夫には言えない。「きつく
て気持ちいいよ」そう答えながら、謙治のなかで次第に冷えていくものを彼は
追いやることができなかった。そして和夫の尻から謙治は吐き出された。
「どおしたの? 私じゃダメなの」 「いや、そうじゃなくて、慣れてないし」
そんなことを何度か繰り返して、謙治の茎は漸く和夫の尻に馴染んでいく。
「和ちゃん、このまま出していいのか?」 「もちろんよ、謙治さん。私もイクッ」






パソコン不調(;_;) 投稿者:清水鱗造
 投稿日:03月25日(土)23時13分30秒

博道ちゃん、こんばんは。
お背中流し中、すみません。
どうも、Windowsが不安定というか、エラーが出るので、おとといから
7回もインストールのやり直しをしました。
結果、どうもビデオカードが壊れてる!! 無料で交換してくれるらし
いので(1週ぐらいで送ってくるらしい)、ひょっとしたら、しばらく
ノートパソコンでアクセスするかもしれません。
ここのバックアップは、この不安定なパソコンでやるつもり。まったく
こんなことは初めてで、結果がハードに原因があるんじゃしょうがない
ですね。(;;)






恋はかげろう/第25回 投稿者:山本博道
 投稿日:03月25日(土)22時49分22秒

「いいのよ、謙治さんは。何もしないで」 タオルで隠している和夫の下腹が
少し見え、そこから勃起した陰茎が覗いている。和ちゃんも感じているんだな
と謙治は現実とは思えないような不思議な思いで、思う。「ダメよ、見ちゃ。
恥ずかしいから。こんなの付いてて」「なかなか立派だよ」 「いじわるね」
と和夫は身を捩った。肌の色が白い。体毛は薄い。そしてよく見ると確かに男
の胸にしては和夫の乳房は心持ちふっくらとしている。「和ちゃん、けっこう
おっぱい大きいじゃないか」 「そお?」 と嬉しそうに和夫が見上げる。陰茎
を持った者同士が全裸になってホテルの浴室にいる。これは一体何なのだろう
と思う謙治の頭の中を、和夫の性技が拭い去っていく。和夫は次第に大胆にな
り、謙治の肌に唇を這わせてくる。そしてその唇が謙治の唇に重なる。実際に
こうしてキスしてみると、男も女も変わらない気が謙治はした。和夫の乳房を
触っても、まるで女のように柔らかく弾んでいて、和夫が陰茎を持った男である
ことを謙治は忘れた。「和ちゃん、ベッドに行こう」 「ほんと? いいのね」
湯船から出るとき、謙治は自分と同じように勃起している和夫の陰茎を見た。






恋はかげろう/第24回 投稿者:山本博道
 投稿日:03月25日(土)22時23分21秒

「お背中、流すわ」 謙治が身体を洗っているところへタオルで前を隠しなが
ら和夫が入って来た。「いいよ、自分で出来るから」 謙治は、こうして男同
士で風呂に入るのは修学旅行以来ではないかと思った。実際は銭湯や温泉など
で、いくらでも経験していることなのだが、どことなく窮屈な感じがそれに似
ている。「じゃ、前洗わせて。お願い」 そう言って和夫はしゃがんだまま謙
治の前に回り、遠慮がちに謙治の性器を左手で持ち上げ、右手は袋を摩るよう
にセッケンで泡立つ指で洗った。そして強めにしたシャワーを茎から球根へと
ジグザグに掛けていく。セッケンの泡がきれいに洗い流されると、和夫の指は謙
治の茎の先端の割れ目を丁寧になぞっていく。そして「いいわよね」と謙治の返
事も待たずに、さらに身を屈めて、今し方指が這っていたその先端に口をつけて
いく。そして舌で舐め上げる。和夫は左手の指で謙治の茎を放さない。右手が謙
治の左の乳首に下から這い上がってくる。眼を閉じていると、女の愛撫と変わら
ない。いや寧ろ、女よりも濃やかに、縫い目や血管に沿って、舌が使われてい
る。「和ちゃん、俺はどうすればいいんだ?」 どうしても声が上ずる。


レジュメ。 投稿者:山本博道
 投稿日:03月25日(土)21時31分19秒

ちょっと、珈琲なんぞ飲みたいので、湯を沸かします。
ホテル内描写の前にしばらく、休憩させてください。
ぼくはパチンコやりませんが、食事中の札、出しときます。






恋はかげろう/第23回 投稿者:山本博道
 投稿日:03月25日(土)21時24分48秒

その羞恥心や後ろ暗さを包んでやれるのに、と謙治は和夫を振り返りながら思
った。この世には男と女の二つの性しかない。男と女が結ばれないかぎり、人
類は滅びる。だが、誰がこの人類を滅んではいけないとしているのだろう。男
と男、女と女。そこに思いが通えばそれでいいのではないか。ひとは誰かのた
めに、何かのために生きるのではなく、何よりも自分のために生きるべきでは
ないだろう
か。謙治には男とそうした関係になった経験はなかったが、べつに異性を求め
ず同性に魅かれるそれぞれの性があっても不思議ではないと思う。そして、わ
ずかながら、同性からの愛を受けるとはどういうことだろうかといった関心も
ある。まさか、俺が女になるんじゃないだろう?その時は和夫を蹴飛ばして、
逃げ帰ればいい。謙治はふと、ホテトル嬢に四つん這いにされて、尻の穴に指
サックをした指を入れられたことを思い出した。何でも前立腺マッサージと言
うのだそうだが、指を無理にねじ込まれた尻の穴の不快感が、蘇る。俺は俺の
モノを和夫の尻の穴に入れることになるのだろうか? それで和夫は痛くないの
か。とにかく案ずるより生むが易しだ。謙治はホテルの前で和夫を振り返った。終






恋はかげろう/第22回 投稿者:山本博道
 投稿日:03月25日(土)20時56分39秒

「そして、もう少し痩せて、奇麗になって、謙治さんの前に現れるの。女とし
て。そしたら謙治さん、私のこと抱いてくれるわよね?」いろいろと話してい
るうちに謙治には、ひょっとすると和夫は男の身体を持った、じつは女なので
はないかと思えてくる。いや、男装した女なのではないかとも思う。「そうだ
ね、その時は俺も和ちゃんだってわからなくて、口説くかもな」消沈していた
和夫に生気が蘇ってくる。その言葉がまずかったと謙治は思ったが、所詮人生
など弾みのようなものだ。ゴム毬のように弾みに弾んで、深みや暗がりを彷徨う
のが煩悩というものでもあろう。和夫の笑顔が謙治には快かった。そして和夫
が、以前よく利用したという男同士の恋人が使うホテルに向かった。いくつも
の路地を曲がり、人目を避けるようにその建物は建っている。男と女ならたとえ
人の道に反する関係であろうと、堂々とまでは行かないまでも、こんな場合、腕
のひとつくらいは組んで、こんもりとした玄関の植え込みに足を踏み入れるこ
ともできるのではないか。和夫は謙治に先に入ってくれるよう促し、辺りを見回
しながら、謙治の少し後を歩いている。これが女なら肩のひとつも抱いてやっ
て、






恋はかげろう/第21回 投稿者:山本博道
 投稿日:03月25日(土)20時29分42秒

「いや、その、ふつうたって、和ちゃんもふつうだよ」 「ウソよ。いいわよ
慰めなんか言わなくたって」「いや。別に慰めてるんじゃなくてね。俺は、そ
の…」「私、亮ちゃんにどことなく似てる謙治さん見てて、つい…。ごめんな
さい」「いいんだよ、和ちゃん。それよりその3百万円のことだけどさ」「も
ういいの。」「…」 「それより私、お金貯めて女になるわ」 「えッ?」「ま
だ誰にも言ってないんだけど、謙治さんに初めて言うんだけど、私いま、少し
ずつだけど、おっぱい大きくする注射してるの。今年中には女の人のようにな
るわ、きっと。それで、玉と袋もとって、それをこう内側に入れる手術で、女
の人と同じの造るの。私、もう男でいるのなんていや」
和夫がどんな人生を歩んで来たのか謙治にはわからないが、男だからといって
何も男として生きなければならないこともないだろうと思う。女として生まれ
てもそれが嫌で性転換で男になる女もいる。人は肉体と精神とを有するが、そ
のバランスが保たれなくなったとき、<精神>の在処と同じ<肉体>を欲するので
はないのだろうか。和夫は見た目は立派な男だがそのナイーブで直情的な内面
は寧ろ女性に近いかもしれない。






恋はかげろう/第20回 投稿者:山本博道
 投稿日:03月25日(土)20時04分56秒

和夫は水の入ったコップを口に運んだまま飲まずに、そのコップを揺らし続け
ていた。そして気を取り直したように謙治に言う。「だけど、謙治さんのお友
だちで、何方か亮ちゃんのこと知らないかしら?」 「たぶん、知らないだろう
な。俺もそんなに付き合いないしね」 「そう」 「…何でそんなに…」 「私
ね、謙治さん、亮ちゃんのこと好きだったの」「ふーん」 「それでね、死ん
でしまったものは仕方がないとも思うのよ。でもね、私、ときどき謙治さん見
てると、亮ちゃんのことが思い出されて、堪らなくなるの」「何?それ」和夫
は謙治の眼を見つめて言葉を続けた。「私、諦めてた。いえ、諦めようとして
いたわ。でも、その思いが、最近、貴方見てると抑えきれなくて…」 「ち、
ちょっと待ってよ、和ちゃん」 「いえ、聞いて。で、私ほんとは亮ちゃんに
抱いて欲しかったの。でも、ああなっちゃって…」 「ちょっと待てよ、和ち
ゃん。それで何か? 代わりに俺と…」 「そうじゃないわ。貴方のことも好き
なの」 和夫は今にも泣き出しそうな顔で謙治を見つめた。「そう言われても
俺だってさ、和ちゃん…」「わかるわ、謙治さん。貴方ふつうの男の人だから」






恋はかげろう/第19回 投稿者:山本博道
 投稿日:03月25日(土)19時40分20秒

何でも和夫の話では、以前、何かと和夫に目を掛けてくれ、そのうえ3百万円
もの金を用立ててくれた足立亮一というフリーのカメラマンが事故死したとい
う。それは今から七ケ月前の去年の夏の暑い雨の夜だったらしい。けっきょく
その金を返しそびれたままになっているのだが、少しは生活に余裕も出来、い
くらかずつでも返したいのだが、と和夫は吉岡謙治に言った。「返すったって
死んじまった者に、どうやって返すんだよ?」 「それがね、その亮ちゃん、い
え、亮一さんにはフィアンセがいたの。で、私、その人にね、返そうかって考
えてんだけど…、謙治さん、その足立亮一って人、知らなかった?」「俺が?
」「ええ」「何で俺が知ってんだよ」「だって、ほら、謙治さんって文章とか
書いたりするお仕事でしょ。だから、カメラマンとかも一杯知ってて、一緒に
お仕事したことあるんじゃないかなって、私、ずっと思ってたの」「何言って
んだよ、和ちゃん。こんな仕事してる奴なんて一杯いるんだよ」謙治にそう言
われて、和夫はもしかしたら自分の知らない亮一のことが少しでもわかるので
はないかと胸のどこかで期待していただけに落胆した。「そうよね私ったらど
うかしてたわ」






執筆再開のごあいさつ(^^) 投稿者:山本博道
 投稿日:03月25日(土)16時35分52秒

>片桐さん
ご無沙汰です(^^)。今夜、何とか小説、再開したいと思っています。ちょっ
と、やることやっちゃってから。忙しいったって、じぶんのことですから、
それに、もう数時間で暇になります、たぶん(^^)。春らしくなってきました
ネ、すっかり。風はありますが、何となく心地よい夕暮れです。それでは、ま
た、夜に。






子がある。。 投稿者:桐田真輔
 投稿日:03月25日(土)14時19分47秒

 子がある。萩原さん、難しいです。
 子がいる、というより、子をもっている(子持ちの鴉)、というような、
 すこし客観描写のような、距離感が受け取れるところがありますね。
 その距離感の表現は、(ここから)「山の古巣」までの距離にうまく対応してる感じです。 
 方言のニュアンスについては、不勉強で、ちょっと分かりません。

 私は、あいまい説というか「かけ言葉」説みたいなことを書きましたが、
 擬人化1羽説で考えると、数匹いた鴉の子たちが、みんな死んじゃった。
 一羽だけ残ったので、可愛い、切ない、と鳴いているようにも、
 ふか読みできる。そしてそれは、
 当時の人々の生活で結構ありふれていたであろう子供たちの
 病死や離散(食い扶持をへらすための奉公や捨て子など)の
 イメージに重ねることができそうです。
 そうすると、片桐さん(はじめまして)の参考にあった「通りゃんせ」
 の「七つ」の意味合い(子供が元気で、よくぞ七つまで育ったという、
 その祝い事の年令(七五三)のひとつという象徴的な意味)、
 も「七つ」に込められているとも考えられそうですね。
 






追加 投稿者:片桐 怜
 投稿日:03月25日(土)12時56分17秒

下記に山本博道さんのお名前を書き忘れてしまいました。
申し訳ありません。  






忙しそうですね。 投稿者:片桐 怜
 投稿日:03月25日(土)12時54分50秒

忙しそうなので小説の方はどうなのでしょう。
今夜あたりにでも、頑張ってください。



烏の子の数 投稿者:片桐 怜
 投稿日:03月25日(土)12時51分41秒

  七つの子   野口雨情 作詞

烏 なぜ啼くの  烏は山に
可愛七つの  子があるからよ
可愛 可愛と  烏は 啼くの
可愛可愛と  啼くんだよ

山の古巣へ  いって見て御覧
丸い眼をした  いい子だよ

7羽説と1羽説があるようです。
いい子の年については人間で言えば7歳というか、人間の子供を
『擬烏化』しているとも言われています。
野口雨情は、どっちとも明らかにはしていないということだと思
いますが、改めて考えると、なんとなく1羽ではないかという気
もします。

<参考>
  通りゃんせ

通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細道じゃ
天神さまの 細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ

御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに

お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい

こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ







お邪魔します。 投稿者:山本博道
 投稿日:03月25日(土)11時31分20秒

>先田督裕さん
貴兄がこれを読むかどうか、ぼくにはわかりませんが、万に一つの可能性でも
あればと思い記します。昨日『詩学』を何十年振りかで買いました。住所を確
認したかったのと篠原さんのフルネームを知りたかったのが理由でした。一昨
日になりますが、篠原さんが貴兄との電話を切った後に、ぼくのところへ電話
をされたようでした。これでもう、おわかりと思いますが、お陰で(?)詩を
ひとつ書かされるハメ(?)になりました。これはやはり貴兄に感謝すべきこと
なんでしょうね? 昨日一日で50数行の詩を一気に書きました(^^)。ご報告ま
で。それと<ぼくはインターネットでこんな詩を読んだ・20>拝読しました。
焼き肉はぼくも好きですが(^^)、身体を考えて、長いこと食べていません。ぼく
の身体は、ひとと違って、とりわけ良くないタチなので、べつに長生きなんて
しようとは思っていませんが、少しは気をつけているのです。普通に生きるため
に。それでも病がちです。暖かそうなご家庭で、羨ましい限りです。ぼくの身体は
ひとと違って、とりわけ良くないタチなので、べつに暗い家庭がいいとは思って
いませんが火宅が長くありました。まずは御礼まで。






子がある 投稿者:萩原健次郎
 投稿日:03月25日(土)11時07分57秒

桐田さん、「子がある」ってどう思われます。
単純に雨情(茨城だったかな)の方言というかネイティブな表現なのでしょうかね。






七つ 投稿者:萩原健次郎
 投稿日:03月25日(土)11時04分38秒

桐田さん、

そうですね。童謡詩の場合、こうした、衆という海原(マーケット)を
とても巧みに認識していて、解釈の幅を緩めてありますね。
もっといえば、後々まで流通させようという=衆に長く口ずさんでいただきたいがための
謎もねりこんであります。
巧みな抒情でもありますし、狡い抒情でもあります。
「なんとなく悲しいね」と詩情を、大きな市場に流通させていく
多分、この大正期には方法として、よくできていたのでしょうね。






黄砂 投稿者:
 投稿日:03月25日(土)07時36分54秒

会社が退ける
電車に乗る
ぼんやりと外を眺めている
焦点が窓ガラスに合う
なにやら不思議なオブジェが窓ガラス一面に描かれている
雨滴がかすったのならその跡は薄い筈
オブジェはしっかりと色を持つ
なんだろ?
なんだろ?

窓ガラス一面にこんな文様が描いてある
蜜柑の皮を剥いて、現れた実の、
一つの三日月の袋の薄皮を更に引っぱがすと、
三日月のかたまりは、小さななすびに似た袋の集合で出来ている
あの袋の形に似た、1.4mmほどの長さの形が、
窓ガラス一面に、散らばって、斜めに描かれている、
斜めと言っても、斜めの角度は自在

あいにくデジカメはカバンに無い
残念!
だから言葉のデジカメで表現した
成功しただろうか?

春の知らせなんです、不思議な文様は。
ぱらついた雨の水滴と中国から飛来した黄砂
それが融合して
電車の窓ガラスに春を描いたのです
うん。

ろんの友達
変な春が間に挟まっても、罪にはなるまい。


http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Namiki/6256/PHOTO_15.html





童謡詩のこと 投稿者:桐田真輔
 投稿日:03月25日(土)01時10分44秒

 萩原さん 

 日誌の、カラスは七羽か七歳か?面白かったです。
 萩原さんの論旨は説得力があって、基本的に賛成。

 以下は、風呂に入っていて思いついたことです。
 作者は、もしかしたら、「七つ」が、七羽と解釈されることも、
 含みに入れていたのではないか。つまり、
 七羽と七歳との二つのイメージをだぶらせていたのではないか。

 もし、擬人化した意味だけで、ななつ、と書いたのだとすれば、
 像のイメージとして、その子供は何匹いるのか。
 ひとりだとさみしいし、基本的に日本家庭の多産だった頃のうたですし。
 数はうたにでてきませんが、そのとき、ななつという言葉が、
 てがかりになるようにつくられているのではないでしょうか。

 つまり、ななつのこ、が、擬人化としても7歳になる鴉を、
 正確に意味していないで(余談ですが、鴉は、五、六週間で巣立するらしいです)、
 「人間にしてみれば、ななつ位の可愛いさかりの子供」を意味しているように、
 数量としても、七匹の鴉を厳密に意味しないで、
 巣に数匹にぎやかにひしめきあっているイメージを喚起する、
 このふたつのイメージが伝わればいいという工夫なのではないかと。

 じゅうさんななつ、という言葉は、
 月が十三夜の七つ時、という意味から転じて、
 まだ、わかい、という意味になったと辞書にあります。
 してみれば、「ななつのこ」と言う言い方が、
 まだ若い子という意味で、使われた(流通していた)可能性もあると思います。
 その場合も数量的な「ななつ」のイメージは補助的に効果をあげていると、
 いって良いと思いますが。。
 
 また、余談ですが、鴉は、通常4、5個の卵を産むそうですから、
 子供から、鴉って七匹も卵を産むのって、きかれて、
 大人が、そうだよと説明しても、間違っていないようです。。






新登場!!!! 投稿者:ヒロリンじゃい!!!
 投稿日:03月25日(土)00時44分41秒

チャットから回って来た、わしゃヒロリンと申す者。
よろしゅうおたの申します。何じゃい、静かな夜だのぉ。
わしゃ、帰る。んじゃ、スタスタスタスタスタッ。
酔っとるけんね、勘弁してつかあさい。






Windowsのガタ 投稿者:清水鱗造
 投稿日:03月24日(金)00時13分37秒

ちょっとWindowsが、ガタがきたので、全インストールやりなおし。
デバイスドライバとか面倒くさかったー。レジストリチェックでい
つもエラーがでちゃったので。
ますますアタマふわふわです。
それで、フォーマットする前にメールが消えちゃったと思います。
で、昨日、夏際さんのことで、メールをいただいた方、すみません
が再送していただけますか?

来週、チャットやりましょう(^^)






チャット見て大笑い。 投稿者:萩原健次郎
 投稿日:03月23日(木)22時53分05秒

ひろりん様

一人チャットの文、気品に満ちて、いましばし
大笑いしました。素晴らしい、文に腰が入っています。
あんなに腰入っている人に、何かを語るというのは、
はれものに触るようで、こわい。(冗談)

このごろ、文屋日録に戦前の童謡詩にふれています。
また、見てって。


http://web.kyoto-inet.or.jp/people/hag02041/





春の雨は嫌い。 投稿者:片桐 怜
 投稿日:03月23日(木)22時00分17秒

山本博道さん、土曜日楽しみにしています。
チャットで叫んで来たなんてエライです。
わたしにはとてもできません。  



鱗造ちゃん、こんばんわ!! 投稿者:山本博道
 投稿日:03月23日(木)21時12分43秒

ご無沙汰(^^)。何かバタバタして。<小説>の章題は[1]は自由業 [2]は花びら三
回転、にしてください(^^)。いつもいつもお手数かけます。深謝。小説の方
は、土曜日から再開予定。それと、拙作を転載していいなんて、鱗造ちゃん、
優しいネ(^^)。感謝感激雨霰、霙に雪にお煎にキャラメル。いや、ほんと、清
水鱗造はいい人だなぁ。このH・Pが日本全国の詩人が開設するH・Pでナンバー
ワンだと思う。でネ、ぼくは、ほら、自分のことだけ言うけど<詩の横組反
対><ネット詩反対>なのね。それにサ、10行詩なんて、サーカスの綱渡りか空中ブ
ランコか小咄みたいで、どーもネ(^^)。瞬間芸っても言えるかな? あの本のあの
ページじゃ目立たないけど、ここで広げるのはねぇ、ちっと。つーことで、お言
葉だけに甘えさせて戴いて、ほんとに凄く嬉しかったけど、鄭重にご辞退。
ごめん(^o^)。その代わり、いいポルノ書くからサ。そうそう、チャットで叫んで
来たよ、ヒロリン(^^)。雨、降って来たね。んじゃ、またッ!!!お礼まで。






いちおうザッピングメニュー 投稿者:清水鱗造
 投稿日:03月22日(水)23時45分59秒

いちおうザッピングメニュー

///////////////Zapping/////////////////
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らぶりー 投稿者:清水鱗造
 投稿日:03月22日(水)23時36分49秒

えーと、この数日、アタマがどっかさまよっていた感じでした。(^^)
ネットサーフィンのような感じで。

青木さん、留守電聞きました。ハガキもありがとうございました。国
立の件、だんだんとかたちにしていくつもりです。
吉田裕さんには、バタイユの今度の連載の30号分の原稿をいただきま
した。28号もまだ紙にしていないのに、ありがとうございます。

博道ちゃん、短い詩、楽しみですね。文春が出て、発売時期が過ぎた
ら、ここに写しちゃってくれます? みんなで読んでみましょう(^^)。
あと、小説のほうだけど、章題決まったら教えてください。

ちょっと前になりますが、旭川の高校生詩人・加藤千恵ちゃんから、
『ドロップ缶』という自家版詩集をいただきました。いいタイトルで
すね。
SWEET LOVERS
に行ってみましょう。
らぶり−ト−キング
という掲示板もあります。
らぶりー。
らぶりー、と呟いたところで、1月に加藤さんとも一緒にお会いした南川優子さんから
「gui」をいただきました。森原さんや関さん、萩原さんとか、BTでお馴染みの方も書
いてらっしゃいます。
あと、前から注目している大下さなえさんと、柏木麻里さん、山崎みのりさんの「明
空」も今日いただきました。ありがとうございます。






山本さま 投稿者:高木秋尾
 投稿日:03月22日(水)06時25分28秒

岩手に帰って磯ラーメンを食べてる間に山本さんの小説が
スタートしていたのですね。
「恋はまぼろし」18回まで読みました。
ぼくにはあまり縁のない世界なのでそうゆう世界もあるのかと
思いました。小説を読むと物知りになりますね。






おひさです。 投稿者:田中庸介
 投稿日:03月22日(水)01時32分18秒

山本さん、十行詩楽しみにしています。
ぼくが書いた時のはこんなのです。(宣伝)


http://home9.highway.ne.jp/hiroy/kisaki/treckers.html





鱗造ちゃん! 投稿者:山本博道
 投稿日:03月21日(火)22時44分57秒

こんばんわ!!
ぼくは出無精だし、詩人の付き合いは皆無なんだけど、このH・P使わせてもら
ってから、いろんな人と話が出来たり、交友できたりして、感謝してるんだよ
(^^)。うん。それを言いたくってね。こうして書斎にいながらにして、贅沢。
それと今日は細々とやることあって、小説お休みします。ごめんなさい。ちょ
っとだけ予告? <愛>はネ、男同士でもあるんだよ。へへっ(^^)。






いえ、いえ、どーも(^^) 投稿者:山本博道
 投稿日:03月21日(火)22時15分02秒

>先田さん
何かチャットみたくなっちゃいました(^^)
あんまり期待されるとガッカリしますよ。それをお伝えしたく一筆ならぬ一キ
ーボード。フレーズの宝庫というのは、自分で言うのも何ですが、たぶんそう
です。(^^) だけど、ぼく、けっこういい加減だから<ハッタリ>とか<ゴマカ
シ>が多いの。でも、装画は奇麗と思います。『ボル白』と同様、伊勢英子さ
んです。彼女は宮沢賢治童話絵本の『よだかの星』とか、ノンフィクション作
家柳田邦男さんの、ここ一連の著作の装画を手掛けている画家です。詩の方は
あと2カ月もあれば脱稿できそうなので、そうしたら新詩集を上梓する予定でい
ます。たぶん、夏頃と思いますが、その時は先田さんに送らせて戴きます。何
卒よろしく(^^)。『詩学』のお原稿はもう脱稿されたんでしょ? 楽しみにして
います。それでは、また(^^)






待ち遠しい 投稿者:先田督裕
 投稿日:03月21日(火)21時13分29秒

>山本様
文春は毎月読んでいます。あの欄はまっ先に見るページです。
『ブル赤』も『ボル白』同様、フレーズの宝庫なんでしょうね。
わくわくします。






嬉しく存じました。 投稿者:山本博道
 投稿日:03月21日(火)19時22分42秒

>先田さん
下記、書き込み拝読しました。わがままな文体の山本博道です(^^)。お褒めに
預かり恐縮しました。『ブルゴーニュの赤』もお求め戴けるとのこと、散財か
けて重ねて恐縮です。2本送付は、ちと厚かましいとも、また、ポスト投函で
したので送料がわからなくて…。お手数掛けました。深謝。ただ、『ブル赤』
も『ボル白』と似通っていて、がっかりされなければいいのですが…。それ
が、ちょっと気掛かりです。こんど10行のそれはそれは短い詩ですが(ぼく
は、不得手)、『文藝春秋』に書きました。よろしかったら書店ででもご笑覧
ください。(いつの号かはわかりませんが…。電話依頼だったので) 上、取り急
ぎお返事まで。ますますのご健筆を。

>鱗造ちゃん
私用で使わせて貰いました(いっつもそーだけど。)合掌。(^^)






口に出して言えない思い 投稿者:先田督裕
 投稿日:03月21日(火)12時48分05秒

山本博道様

「ボルドーの白」が届きました。わざわざ住所を調べていただいたのでしょうか。
恐縮です。感激しました。世の中、生きていると、いいことあるものですね。
冷たい批評と熱い激情を、両方の温度のままで両立させているような、わがままな文体。
計算されたフォーム。急所を突くコントロール。
「ぼくには絶望さえもない」という重心の低さからほとばしる語気。
日本の現代詩はすごいぞ。ざまーみろ。
満員の総武快速電車の中でそう叫びたかった。
でも、実際には口に出して言えませんでした。
そこが私の弱いところで、こうして文字・活字に逃げています。
せめてもの外的行動として、天王洲アイルの青山ブックセンターで「ブルゴーニュの赤」
を注文しました。
どうしても二本飲みたくなります。
ありがとうございました。


恋はかげろう/第18回 投稿者:山本博道
 投稿日:03月20日(月)22時08分15秒

看板の電飾の具合を確かめてから、男は天を仰いで大きく伸びをした。「あれ
っ? 和ちゃんじゃないか」謙治は思わず口に出しそうになり、残りのバーガー
を口に銜えたまま階段を一気に下まで駆け降りた。酔いが戻って来そうだっ
た。「よぉ、和ちゃん」 再び地下に戻ろうとする和夫の背を掴まえて声を掛
ける。「あッ、謙治さん。どうしたのよ?こんな時間に」「昨日、あれから飲
み過ぎてね。そこのカプセル泊まってた」 「お仕事は?」 「今日は止めだ」
「それじゃ、お茶でもしない? わたしと」 「ああ、いいよ。仕事は大丈夫
か?」「ええ、まだ、そんなにお客も来ないし、中にもボーイはいるわ」そう
言って和夫は一度地下に消え、紺色のジャンパーを引っ掛けて戻って来た。
そして二人は池袋北口駅前の喫茶店<白鳥>に入った。「ねぇ、知ってる?」と珈
琲を運んで来たウエイトレスが立ち去ると同時に和夫は小声で謙治に訊いた。
「知らねえよ」 「バカね。わたしまだ何も言ってないわよ」 図体こそ大きいが、
和夫はオカマである。尤も、そんなことは図体とは何の関係もないのであるが。
和夫の話は、以前<マーメード>に勤めていた時に、よく来ていた客の話だった。






恋はかげろう/第17回 投稿者:山本博道
 投稿日:03月20日(月)20時12分18秒

少し伸びかけた髭を剃り、髪を整えてカプセルホテルを出た。柔らかな春の陽
射しが眩しい。何だ俺はこんなところにいたのか、と謙治は思った。それは昨
夜、彼が<マドンナ>へ行くために曲がった路地の裏手辺りだった。どうせ今日
はもう仕事にはならない。そうして失った仕事も少なくはなかったが、それは
それで仕方のないことだ。謙治は目にしたファーストフード店に入り、盆の上
にバーガーと熱い珈琲を載せて貰うと、その店の4階まで昇降機で昇った。そこ
でなければタバコは吸えないからだった。そして熱い珈琲を啜り、バーガーに
齧りつく。まだ少し頭の芯がズキズキと痛む。何げなく窓の外を見ていた謙治は
そこから<マドンナ>のあるビルが見えるのに気づいた。今夜もあの階段の下の
暗がりでは男たちを鎮める女たちが花となってボックスからボックスへと飛び
回るのだろう。そんなことを思いながら店の前の通りを行き交う人の波を眺め
ていた。暫くすると地下へ続く階段の前のシャッターが開き、一人の男が看板
を持って、その暗がりから上がって来るのが見えた。電源をいれると看板は生き
物のようにチカチカと輝き出した。こんな昼間から営業を始めるのだろうか。






恋はかげろう/第16回 投稿者:山本博道
 投稿日:03月20日(月)19時50分44秒

昨夜のことを吉岡謙治はよく覚えていない。ピンクサロン<マドンナ>を出て、
帰ろうとしたところで路上でビラを配っていた高井に会って、彼が雇われ店長
をやっているキャバクラで長いこと飲み、店がハネてから、その高井と店の女
の子たちと連れ立って深夜営業のクラブへ行ったような気はするのだが、定か
ではない。とにかく気がつくと謙治は蜂の巣の穴の一つのようなカプセルホテ
ルの狭いベッドにいた。腕時計を見るともう昼近かった。「やべぇ」と謙治は
思う。今日は仕事の打ち合わせで世田谷の弦巻まで行かなくてはいけなかった
のだ。重い頭で謙治は記憶を取り戻そうとする。その打ち合わせのメンバーに
は、確か一年前に謙治をクビにした元勤務先のオーナー清水も呼ばれていたは
ずだ。飲むと前後がなくなる謙治のことは、その清水がよく知っている。きっと
巧い嘘をついてくれることだろう。もしかしたらクビの理由には、こうしただら
しなさも含まれていたのだろうか。ぼんやり、そう思いながらも過ぎたことだと
謙治は考え直す。共同の洗面所に行き顔を洗い歯を磨く。やはり飲み過ぎて終電
に間に合わなかったのだろうか、そんな風体の勤め人が何人か洗面所にいた。






コチョン、コチョン、コチョコツチョン! 投稿者:青木栄瞳
 投稿日:03月20日(月)17時37分50秒

>ジャム、ジャム、ジャム鱗クンへ、
はい、16日ぶりに、マウスに触りました。
ただいま、春眠中です。が、
片目を、ひとつ、あけて、ちょっと、(皆様に )、ウインクです。
さきほどは、おひさしぶりのTELでした、
国立の件、よろしく!

>萩原さまへ、
アブラハムのあの詩ですが、足立さんの詩誌「ぺらぺら」に
のります。(もうすこし、まとめまして)
実は、「3月5日、京は啓蟄、萩原さまに、即興の、、、、、
、、、うんぬん、、、、、、、投稿日、、、、30分42秒」
から始まる詩編なので、
このこと、世間を、 見渡しても、どこにも無い詩編になります。
UKI,UKIしています。


> MIX、ジャム、ジャム、、
じゃむ、じゃむ、じゃむりんクンと、萩原さまへ、

あの、第二楽章は、ふいに,デイズニーの世界ですね、
それがまた、へんに、清水さんコーナーにマッチするのが、
不可思議なので。。。(第一楽章のあの、ちょっと高貴な
感じだけでは、片手落ちでしょう。)
詩編楽しみです。

YUME ,DE,AIMAsyou......




どもです。 投稿者:山岡広幸
 投稿日:03月20日(月)12時23分55秒

春ですねー。花粉症でちょっとユウウツです。
今日みたいに風の強い日はとくに…。目が痒い。
(「痒」って字はいかにもかゆそう、)

>鱗造さん
「CATWALKER」のサイト、自分のサイトに合併させます。
リンクをその内にはずして下さいませ。よろしくお願いします。


http://i.am/catwalker



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