編集室/雑記帳(2000.2.20〜2.23)
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編集室/雑記帳(2000.2.20〜2.23)


北爪さん 投稿者:布村浩一
 投稿日:02月23日(水)22時30分34秒

北爪さん、めずらしいですね。
ちょうど、今清水さんから、北爪さんが書きこみ
をしているという、電話があって、のぞいてみました。

青木さん、順調ですね。






ポー・ランド。 投稿者:田中宏輔
 投稿日:02月23日(水)16時08分32秒

。。。鳥類さま。


   そうなんです。 というところで、わたしは
     ほくそえんでいました。そのことに気づかれたのですね。

   悪魔の正体なのですが、書いているあいだ、ぼくも、すこうし、そうですね、
     悪魔のしっぽぐらいにはなっていたのかもしれません。

   Land は、こころのことです。

   Wasteless は、尽きせぬ、無尽蔵の、 という意味です。

   こころのなかは、比喩として無限という言葉をわたしは用いますが

   というのも、わたしは無限の概念を、数学的概念と哲学的概念と分別して

   了解しているため、通常の意味で無限という言葉を用いるのに躊躇してしまうので

   あっ、何の話でしたか、そうそう、比喩として、こころのなかは、無限の

   認識・知覚領域を有している(あるいは要素が属している)と思いますので

   あのような詩集の題名になりました。

   ですから、あの詩集の題名を日本語にするなら

   「豊穰の土地。」

   とでもなるでしょうか。

   あるいは

   「尽きせぬ、豊かなる土地。」

   でしょうか。

   ぼくは、いま、ポーに夢中なのですが

   こんどの詩のタイトルは ポー・ランドでしょうか? (ジョークです。)

   英機。 さんの句点を忘れずにつけて  くださって  ありがとうございます。

   ボードレールを経由したポーは、ポーだけのポーではなく

   ぼくにとってはアイドルです。

   (いまは、ですけど、ね。)

   ご感想くださって、ほんとうに、ありがとうございました。

   うれしかったです。

                            A・T。。。

      






感想を書きます 投稿者:小笠原鳥類
 投稿日:02月23日(水)14時31分04秒

お久しぶりです。小笠原鳥類です。
2月の初めに、ここに田中宏輔さんの『The Wasteless Land.』の感想を書きます、と書いて
まだ書いていなかったので、今日少し書こうと思います。

ある共同体、世界は、断片的な記録の積み重ね、言い換えればコラージュでできている、
という問題が、田中さんの活動の中心の一つだと思っています。
この書物だけでなく、ユリイカ1998年6月号の「東條英機。」も、このホームページに
ある田中さんの作品もそのことを示していると思います。

膨大な情報がコラージュされ、新たな歴史、言語による新たな共同体が作られる。
そのコラージュは具体的なイメージと結びつきつつ、同時に新鮮な飛躍というコラージュの
特質の一つも持っています。つまり、その新たな共同体、世界、は、ここにあるこの世界
(と思われるもの)とずれつつ重なることによって、読者を少しずつ危険なゆらぎ、または
別世界へと導いていきます……と書いて、それは本当か、とも思いますが、しかし、作品の
魔力に(どこかで疑いつつ)酔ったような気になれる、という能力も「詩」を読むために常に
必要だと私は考えています。それはこの書物だけについての話ではないです。
……書名にLand――土地――という単語が含まれているのは、
この書物が一つの土地、あるいは共同体、世界、であることを示しているでしょう。

ところで、この書物には時々「尨犬(むくいぬ)」が出てきますが、長い毛に包まれた、
言い換えれば深い謎に包まれた尨犬は、とてつもないものであるように感じられて
異常に怖いです。この書物では、「尨犬」が大事な役割を果たしていると思いますが、
そのために異常な怖さを持つ書物になっていると思いました。
そして、注の中の「「なんだ、これが尨犬の正体か。」、そうなんです。」(75ページ)
も怖い。注の他の部分が「〜である」のように終わっているのに、ここだけ「です。」
……まるで注の語り手が尨犬であるような、深い毛皮の向こう側すなわち別世界から
響いてくる声のような……違う、私はあの尨犬の魔力を本当は信じていない……しかし、
完全にその魔力から私が逃れていると、私は断言することができるだろうか……






ぶう、ふう、ううむ。 投稿者:田中宏輔
 投稿日:02月23日(水)12時57分30秒

。。。ヤリタさま。


   ぎゃあろって、江戸時代か明治時代の類語辞典(教養文庫でしたっけ)で
     見つけた言葉でした。

   ゃ は や で、大きい字でしたが、きっとそれは歴史的仮名遣いなんでしょうね。
     

   分裂機械では、どっちにしようか迷ってました。

   
   あそこだけ、歴史的仮名遣いって偏だったかもしれません。

   
   あっ、偏は変です。


   でもポイントとして、あそこだけ歴史的仮名遣いってのもいいかも


   って、思いましたのでした。


   引用くださって、うれしいです。


   ほんとに。


   ぶふっ。

                  あつすけべえ。。。

。。。清水さま。


   8年はすごいです。


   リフレッシュ というか、もう リバースですね。


   新生ですね。


   いま、ポーからとんでもないところに行きつつ(生きつつと、はじめ、出ました)

   
   あります。


   注記の注記。


   シンプルなことをいうのに、とてつもなく複雑になりそうです。


   uuuuuuuuuuuuum.


                          あっちゃんブリゲ。。。

。。。エイメさま。


   ぼくではありません。


   ぼくではありません。


   ぼくではありません。


   ピーッ。。


   (あっ、こわれちゃった、ぼく)


                       あっちゃんブリゲ。。。  






清水さま、さま、先生どの。 投稿者:青木栄瞳
 投稿日:02月23日(水)10時57分40秒

ハイ。ただいま、お電話では。、ありがとうございました。
はい、全角ここでマスターしました。(いやはや、たわいないことが、ひとつずつ
クエスチョンで、はい、がんばります)ーー「寝」わざは、ハイ、わざとよ。!
詩人だもの。 深い意味はないので、ご安心ください、ーーケキョ>

パリのサテリット画廊発、(東京事務局)ヤリタミサコさま(ありがとう)経由のDM。
日本からの出品者、アルファべットの練習を兼ねまして紹介します。

Eime AOKI-Eiko ARAI-Makoto ISSHIKI-Motoyuki ITO
Hiroko OKAZIMA-Yumiko OSONO-Hiroo KAMIMURA
Mika KAZUGA-Teruko KUNIMINE-Tsuyoshi TAKEISI
Shohachirou TAKAHASI-Shin TANABE-Hirosi TANABU
Takako HASEKURA-Junko HAMAE-Chisato HAMAJYO
Shukuro HABARA-Yasuo FUZITOMI-Akira MATSUMOTO
Eiichi MATSUHASI-Shutaro MUKAI-Ikuo MORI
Masako YARITA-Nobuhiro YAMAGUCHI-Akiko YOMO
Shuichiro KONDO (打ち込みミスもしや、です。そしたら、ごめんなさい)

>ヤリタさま
分裂機械ありがとうございます。井原さまか、田中さまか、ヤリタさまからか、わかりま
せんでした。ので、ーーーーはい 、みなさま、気合満タンです。

>北爪満喜さま、こんにちわ、
青木ここで、パソコンをはじめました。
でも、直、また、おしゃべりいたいわね。あの時の、女4人組みで、ーーーー

(清水さま、画面をお借りいたしまして、ありがとうございました。) かしこ






いい天気ですねー。 投稿者:清水鱗造
 投稿日:02月23日(水)08時56分07秒

おはようございます。
あれ、昨夜は博道ちゃんが来なかったですね。まあ、のんびりと……
ですね。

あっちゃん、大変そうですね。また、今度、フライパンのような調理器具
を贈りますよ。
僕も何回か禁煙しました。8年ぐらい吸ってなかったこともあったし。まあ
禁煙はいつでもできるか、という感じで。(^^)

北爪さん、ようこそ!!
北爪さんは****だから、ウチの近所と言ってもいいくらいですね。
街の写真など、いつも北爪さんのサイトで拝見しています。****にも
よく降りるんですよ。長尾さんも沿線なので、いつか飲みましょうか。あの
へんのいい飲み屋知ってます?(^^) そういえば、もうひとりのマキさんも
エメットにいらっしゃいましたね。

青木さん、もうウグイスが来てますか? 青木さん、半角カタカナはできた
ら使わないようにしてください。理由は……今度説明します。(^^)

>ちょっとのぞいてみてください寝。

この誤変換が楽しいですね。(^^)






春風に、ハイ、そよそよとーー 投稿者:青木栄瞳
 投稿日:02月23日(水)07時58分01秒

清水さま、>ケキョ!
パソコンの打ち込み練習、たのしいです、が、ヨタヨタと、、、まだ大変デス。
成田さんの、掲示板にも、「練習遊び」させていただいております。若い方々にまじって
「スプリング気分」です。Fingerもちょっとのぞいてみてください寝。
それでは、きょうも1日、お仕事がんばってください。(栄瞳より)






はじめまして 投稿者:北爪満喜
 投稿日:02月23日(水)02時29分16秒

清水様はじめておじゃまします。年賀状で約束したのに今頃になりました。
ちょうど「分裂機械」を拝読し、ヤリタミサコ様がいらっしゃるので、詩論、
とても面白く読みました、とお伝えします。

http://www1.nisiq.net/~kz-maki/






下の訂正。 投稿者:清水鱗造
 投稿日:02月22日(火)16時59分47秒

>そうではありませんけれども、

を、

それは定かにはわかりませんけれども、

に訂正します。






童話の迷路のある部屋 投稿者:清水鱗造
 投稿日:02月22日(火)16時51分25秒

葉篇小説
「女のコのいる部屋」第7葉
童話の迷路のある部屋

 魔女のメリーは、やっぱりほうきに乗ってやってくる。メリーはいい魔女だ。
 子どもたちにはたくさんのお菓子、大人たちには煙の入った瓶。
 大人が瓶を開けると、そのときの心が形になって宙に浮く。
「童話を作ってみようか、サラ」
「じゃ、始めは『メリーがサラの部屋のドアをノックしました』」
「いきなりメリーが来るんだね。
『メリーはサラにひとつの煙の入ったガラス瓶を渡しました』」
「えーとね。『サラはメリーが帰った後、ガラス瓶を開けました。すると、煙が出
て人間の形になりました』」
「それじゃあ、アラビアン・ナイトだね。でも、それは男? 女?」
「男。『煙男は胸元から、煙の入った瓶を出しました』」
 サラはそう言って笑う。窓からはバラの茂みの向こうに、ヒノキの列が見える。
「あれ、また瓶が出てくるの?
『サラはまたすぐその瓶の蓋を開けました。すると、煙が出て人間の形になりまし
た』」
「それは男? 女?」
「女。『煙女は胸元から、煙の入った瓶を出しました』」
「この話って、合わせ鏡じゃない?」
 ははは。

 心の形は、人間の形をしていない。僕はサラを包んで抱くけれども、サラは僕を
包んで抱くけれども、どうもそれは、どこかに落ちていってしまうのかもしれない。
……メリーは課題を出す。
『女と男、めしべとおしべは、ほとんど、女と男、めしべとおしべであることだけ
に生きていますか?』……
「じゃ、少し変えるね。『煙女はサラを南極に飛ばしてしまいました。だから、サ
ラの彼はもうサラに触れることもできません。そして別の日、メリーは彼の部屋を
ノックしました』」
 サラは少し考えて、話をつなぐ。
「『メリーは彼に、バラの花園に一生たのしく生活できる家を与えました。でも彼
は南極のサラに会いたくて会いたくてたまりません。彼は自分が煙になってもいい
から、サラに会えるようにメリーに頼みました』」
「煙でもいいから、体はなくてもいいから、サラに会いたいってわけ?」
「そうよ」
「じゃ、続けるね。『サラは南極で一生たのしく暮らせる家を煙女にもらいました
が、寒すぎて、なかなか外に出られません』」
 はははは。
 サラは明るく笑ったけれども、少し寂しげな顔になった。
 春になると花がいっせいに咲き、それは世界から溢れ出るような生殖活動を示し
ている。受粉して、種子ができるとき、花たちの恋は終わるのだろうか。
……魔女のメリーへの回答を、僕なりに言ってみよう。
『そうではありませんけれども、僕がサラの体にもし触れることができなくても、
ただ、サラとこうして同じ部屋に一緒にいられるだけで十分だから、それは男と女
であることだけに生きているといえるかもしれません』……
「『サラは寒いけれども、防寒具をたくさん着けて、毎朝ドアの外に出ました。そ
うしないと煙の彼に会えないからです。そして煙の彼は毎朝、氷の世界のサラに会
いにいきました。でもサラも彼も互いを抱くことはできません』」
「なんだか、寂しくなっちゃったわね、この童話」
 サラは笑って、紅茶をいれてくれた。バラの香りがわずかに部屋に入ってくる。

 サラ ヒノキの向こうに
 大きなお菓子のように
 日が落ちていくね
 童話のラビリンスから
 メリーの声はいつもやさしい



分裂機械朗読しました 投稿者:ヤリタミサコ
 投稿日:02月22日(火)12時27分10秒

あつすけ様
私は、20才の大学生詩人との即興バトルリーディングで、あつすけさんの詩から引用して
吠えました。ぎゃろ、ぎゃあろ、ぎゃぎゃぎゃぎゃーーーーって、感じで。
(分裂機械7号より)
すごく、自分が開放されてうれしかったです。
経田佑介さんというビート詩人から、ヤリタの評がおもしろいので、The Wasteless Land.
を読みたい、という感想をいただきました。






(無題) 投稿者:田中宏輔
 投稿日:02月22日(火)11時35分24秒

。。。清水さま。


   4月から、もう1年、講師やります。
     持ち時間数が減りますので、ますます生活に余裕がなくなりますが

   そのかわり、読んだり、考えたりする時間が増えますので
     プラスマイナスゼロのような気がします。

   年収で200万円を切るのには慣れてますけど。
     タバコやめることにしました。健康にもいいですからね。

   前に、2年ほどやめてました。

   だれだったか、わすれましたけど、あれ、あれって
   
   あれって、チャーチルでしたっけ、タバコをやめるのは簡単だって言ってたのは。

   わしは、何度もやめたぞって。

   ユーモアをもって、ぼくも禁煙しまっす。

   明日から補習です。(もちろん、ボランティアです。)
 
   ponさんの「清水さんてポルノ?」に uuuuuuuuuuuum. でした。

   buFu!

                        あっちゃんブリゲ。。。

    


   






夜更かしの皆さんへ 投稿者:高木秋尾
 投稿日:02月22日(火)06時10分45秒

皆さん夜が遅いのですね。びっくりしました。
ところで、「高」の矢倉文字はマックでは文字化けするのだと解りました。萩原さんありがとう。
先祖代々使ってきた文字ですが、新字の「高」にかえました。
それにしても、『愛はまぼろし』50回まで続くのですか?
「愛」は恐ろしい、それとも「まぼろし」が恐ろしいのか。
行く末をみるのは怖いものみたさか(失礼)。
楽しみに毎日を励みたいと思います。






鱗造ちゃん! 投稿者:山本博道
 投稿日:02月21日(月)22時49分57秒

正式コンテンツのフォトはアワビか何かでいいよ(^^)
『愛はまぼろし』は、いまの構想だと、大体連載100回位かな?
ははははっ、そんなにイカないか。50回位かな? んー、わかんな
いや(^^)。今日のは筆、早かった。細密描写なかったしネ。
いっつも、いっつも、ヤリっ放しじゃ飽きちゃうでしょ?
でも、セックス場面ないからって飛ばされて読まれると困る。
一応ネ、文学仕立てにしよおって思ってんだから、これでも。
ふぅーッ、今日は早く寝れそうだ。
高木さん、カンソー聞かせてよネ。乾燥した、なんて言わないでサ。

それではどなた様もおやすみなさい。火の用心、で。






愛はまぼろし/第12回 投稿者:山本博道
 投稿日:02月21日(月)22時36分12秒

白いシーツがしわになっている。そこに男の残した印がシミになっ
て残っている気がした。眼を閉じると、男の灼けたような硬度のあ
る太い棒が自分の口を、そして自分の合わせ目を挿し広げて突き刺
さってくるようだ。また濤がうねってくる。終わりのない濤。ベッド
で真美はのけぞった。そしてまた声が出る。くり返し。くり返して真
美はやっと眠りに就いた。夢の中でも真美は男を銜えていた。男を
扱き、激しく上下させ、濡れてきた男を口で拭い、また扱き、迸る男
の熱い樹液を真美は嚥下した。口に男の生暖かい粘液が広がり、喉
をゆっくりと滑り落ちていく。「真美、ほら、ここに出せよ」夢の男が
言う。「ふふふっ、呑んじゃったわ」 夢の女が言う。
カーテンの透き間から、陽がこぼれていた。時計を見る。もう、午後
の二時に近い。「急がなくっちゃ」真美は大きくひとつ伸びをして、
ベッドから起き上がった。シャワーを浴び、コーヒーを飲み、メンソ
ールのタバコを一本吸って、また今日も代議士たちの前で踊らな
くてはならない。窓を開けると爽やかな五月の風が真美のソバージ
ュの髪を撫でた。
[この項、終わり]作者註;性描写ソフトで御免なさい(^^)






愛はまぼろし/第11回 投稿者:山本博道
 投稿日:02月21日(月)22時13分14秒

しかし、その母も真美が女子大に入学した年の夏、交通事故で他界
した。だから、真美はいま独りぽっちだった。母の実家のある越後湯
沢に母の納骨を終えた真美は、これからは誰にも頼らず一人で生き
て行くんだと心に決めた。それからもう六年の歳月が経っていた。
幸いにも母の事故で得た保険金が三千万円ほどあり、その一部を
このマンションの頭金に当てて、真美は新しい生活を始めたのだっ
た。女子大を出て二年半。真美はいま、政財界のお歴々が集う秘密の
会合とか懇親会のコンパニオンをやっていた。人によっては代議士
たちと寝ることで、金品を得ていたが、真美はそこまでやったこと
はなかった。とは言っても全裸で踊ったり、疑似でオナニーショー
のようなことはやっていた。酒の入った男たちの前で、いわゆるス
トリップショーまがいのことだと思えばいい。代議士とは言え、男
たちはみな好色で、私の身体を舐めるように、そのトカゲかヘビの
ような視線を送ってくる。でも、私は決して身体は売らない。
真美は青いクラウン・マジェスタのカメラマンを思った。
貴方で二人目よ、私。すれっからしじゃないわ。浴室から出て、真美
はまた寝室を見た。






愛はまぼろし/第10回 投稿者:山本博道
 投稿日:02月21日(月)21時52分10秒

滲む夜景がじぶんの眼の中に泪となって染み込み、頬を濡らす。
「あの人に、逢いたい…」 開いたまま寝室には、まだ男が寝ていてね
自分を呼んでいるような気がする。「また、逢えるよね?」私がそう訊
いた時、あの人は逢えるとも、逢えないとも言わなかった。そして別
れ際に私の唇に軽くキスして「おやすみ」とだけ言ったのだ。雨の夜
の風のような人…。真美は身体の火照りの鎮めるように、もう一度
浴室に行き湯船に身を沈めた。大きな乳房と、涸れることのない湧
水のような自分の秘部が厭わしい。そして、その湧水の出口に蓋を
するように、自分の指でそっと触れた。側にあの人がいるような気
がする。「もっと…、もっとよ…」 湯の表面が波立ってくる。私は確
かに満たされた。満たされたけれど、やはり、満ち足りない。深く、
さらに深く真美は指を容れ、そして果てた。あの人に、逢いたい…。

伴野真美が、高校二年生の冬、彼女の両親は協議離婚した。原因は
父、吉野啓三の事業の失敗で家庭内にヒビが入り、父は弟の啓介を
連れ、真美は母親と共に家を出、母親の旧姓である「伴野」姓を名乗
ったのである。






今日はちょいと。 投稿者:清水鱗造
 投稿日:02月21日(月)21時33分31秒

今日は、どうも夜中までやることがありそうで、「サラの野原の部屋」は水曜夜中
に次のをアップロードしようかと思っています。

ponさん、どうも再度書き込みありがとうございました。
詩に関する談話室
にも書き込みありがとうございました。ついでに少しあちらの掲示板について説明して
おきます。あちらは、自分で消去するとき自分のパスワードを設定する必要があります。
これは手元の手帳なんかにメモしておいてください。
あちらは、Booby Trapの新着テキストを主に載せますが、なんでも書き込んじゃってか
まいません。話題があちらでまとまるような感じならば。
ponさんのサイトは、ロートレアモンが最初のページに載っていて、カッコいいですね。(^^)

青木栄瞳さま、ついに自宅から書き込みできましたね。装丁の笠井さんのコメントも
ありがたいです。Qantaも喜ぶと思います。

広幸さん、どうも(^^)。広幸さんの掲示板もたまに見てます。そのうちザッピング
メニューにたまに書き込んじゃいます。

博道ちゃん。へー、カブトムシも飼ったことあるんだ。
あれ、僕、真面目なこと書いてる?(^^)
まー、ソーニューことかな。第6葉の性愛場面は、「コンパクト版」で、ずーっと長い
性愛描写の「標準インストール版」はちょいと過激描写なので、「差分ファイル」とし
て、アタマの中にあります。これをメールで欲しい方に、個人的に楽しんでいただくた
めに、配信しようかな。(博道ちゃんのためのこのジョークの註:パソコンのソフトウ
ェアをパソコンに入れるのを「インストール」という。その際、大きいプログラムだと、
いろいろなタイプで「コンパクト版」とか「標準インストール」とか選択ができるわ
け。「差分ファイル」とは一定のソフトウェアをバージョンアップするとき、必要訂正
箇所を訂正するファイルのことをいう)
うん、博道ちゃんの言うこと参考にさせていただきます。
カブトムシや、ハト、生き物飼うの好きなんだねー。
そうそう、正式コンテンツにするときの目次に入る、写真などなんかアイデアないです
か。Hなのがいいと思う。木曜ごろ作るよ。

>また、あとで『愛はまぼろし』続き書いてもいいの?
>何か、顰蹙じゃないか? 文学なんて、そんなもんだけどネ(^^)

よろしく書いてください。今日は、ワン・まんショーで!(~~)
/////////
さあ、今夜もザッピング。
このノートの過去書き込み
サラの野原の部屋
長尾さんのとこの会議室
裏ぺんてか
Bed&Breakfast
増殖雑記帖
文屋のカフェ
詩に関する談話室






愛はまぼろし/第9回 投稿者:山本博道
 投稿日:02月21日(月)21時31分27秒

伴野真美は前夜からの雨が漸く上がった街を見下ろしている。真
美のマンションは中野区の高台にあり、彼女の住む8階の窓からは、
美しい夜景が眺められる。そのことも売りの一つになっているマン
ションだった。数時間前、やはりこの総ガラス張りのリビングルー
ムから真美は一台の車を見送っていた。青いクラウン・マジェスタ。
その車の尾灯が、パッパッパッと五回ほど点滅した、と真美は思う。
それは、「また逢おう」なのか「よかったよ」なのか、それとも「愛して
る」なのか…。それともどれも違うのか。いや、点滅なんかしなかっ
た。したとしても、ここからそれを確認なんてできやしない。
私はどうしてあの人に私の携帯電話の番号を教えなかったのだろ
う。私はそんな軽い女じゃないと真美は思う。それでいて、車を停め
男の車に乗り、あろうことか部屋に上げ、初めての名前も何も知ら
ない男に身体を開いてしまったのは、私が軽い女だからではなく、
それが私たちの運命的な出会いだったのだ、あの雨がそう導いてく
れたのだと真美は思う。運命的な出会いなのだから、いま男のこと
を何も知らなくても、きっと神様がまた逢わせてくれる。だけど、
本当にそうだろうか。






雑感也。 投稿者:山本博道
 投稿日:02月21日(月)20時32分09秒

>鱗造ちゃん
も一回、<サラ>シリーズ読んだんだけど、けっきょくネ、鱗造ちゃん
ってマジメ過ぎるんだと思う(ぼくが不まじめってことじゃない
よ)。もちっとエンターテイメントでいいんじゃないかな(^^)。
生意気言ってゴメン。たぶんネ、読んでる人の方が辛くなるのって、
イケナイんだと思う(これはぼくの詩みたいにネ)。
唖然、呆然と口、あんぐり開けてネ、何だこいつ、馬鹿かぁ?ってんで
いいんじゃないの? そいで行こうよ、ねッ?
おれは、そう思うんだな。カブトムシ、何十匹も飼ってたよ。何年か
前まで。卵産んで、それビデオで撮って、編集したりしたの。脱皮と
かも。幼虫からサナギになるのも(^^)。アクリル板、東急ハンズで
買って来て、空気穴空けて(一個50円だった)。いまは、いないけど。

また、あとで『愛はまぼろし』続き書いてもいいの?
何か、顰蹙じゃないか? 文学なんて、そんなもんだけどネ(^^)


さっきは、失礼しました。 投稿者:pon
 投稿日:02月21日(月)16時17分25秒

掲示板しかみないで、変なこと書いてしまいました。ホームページ、
ざっとですが、みました。やはり、すごいですね。これって、なんなんでしょ。
よろしく。


http://www.geocities.co.jp/Bookend/9136/index.htm





はじめまして 投稿者:pon
 投稿日:02月21日(月)15時35分15秒

はじめまして。こちらにもかきます。前のはたいしてないようではない
ですよ。ここ、ふらついてきました。なんか、すごいですね。
編集室も訪問。清水さんて「ポルノ」?いや、ジャンル分けは意味なし
ですよね。虫の性交。うん。いいイメージだな。性交する人間が興奮と
ともに虫に変身だね。

えっと、僕も変なの書きました。ひまにまかせて。気が向いたら、読んで
いただければうれしいです。ではまた。


http://www.geocities.co.jp/Bookend/9136/index.htm





なんだか、 投稿者:山岡広幸
 投稿日:02月21日(月)14時28分18秒

すごすぎませんか、さいきん。ここの掲示板(笑)。






カブトムシから見る、人間の交尾。 投稿者:清水鱗造
 投稿日:02月21日(月)09時25分34秒

おはようございます。
僕も今日は、午前中から仕事する。

博道ちゃん、大丈夫だよ。敬称なくても。(^^)

それにしても、大人なら誰でもしていることを書くのも、恥ずかしい感じが
して、『家庭の医学』的になっちゃうんだよね。博道ちゃんのほうが比喩つ
かってるし。
カブトムシの交尾をよーく見ていたことがあるけど、扇情されなかった。あ
たりまえだけど。もし、カブトムシが人間の交尾を見ていたら、もちろん扇
情されないけど、どういうふうに描写するだろう。
どうも、生物のなかで「いつも交尾態勢ができている」のは人間だけらしい。
不思議だね。

どうしても、「日曜美術館」や「明るい農村」みたいなコンテンツの僕の葉
篇に、「家庭の医学」みたいのを書いてしまう。

詩に関する談話室
のパスワードがクラックされたらしい(たぶん昨日)、6文字のわりと解析簡単なパスワードだ
ったけど、よく解析できるもんだと思いました。このクラッキングを解析しようと思ってるんで
すけど、とりあえず復旧しています。いままでの新着テキストは、もちろん保存してあるので、
なんか、適当なこと書いてみてください。(^^)なお、ponという方の書き込みがひとつあったの
ですが、この事情により削除しました>ponさん、ごめんなさい。
須永紀子さんの新着テキスト、および他の新着テキスト(過去に載せたもの)はおいおい、載せ
ていきますが、もう28号を印刷に入れるから、全部出さなくてもいいかな。
掲示板管理者の方、パスワードはすごい長いのでわかりにくいのがいいようですよ。






朝、です。 投稿者:山本博道
 投稿日:02月21日(月)08時01分44秒

>高木さん
ずいぶん起床が早いんですね。高木の高が {| に化けるの?
へぇーッ、そんなことあるの? 鱗造ちゃん。おはよッ(^^)
前回のぼくの書き込みで「鱗造ちゃん」と呼びかけるべきところを
「鱗造」と呼び捨てにしてしまいました。まぁ、ぼくの心を反映した
のか知んないけど(^^)、ごめん、ごめん。
でも、あれだよネ、おれなんか、何かどっかに書かれる時なんて、
全部「敬称」なんてないから、逆に敬称ある方がピンと来ない。
尤も、詩に関してだけどサ。

ああ、今日はいいお天気だことッ!
お家にいる人は洗濯でもしてください。ぼくはお勤め(^^)。






通勤前にエロイものに励まされ 投稿者:木秋尾
 投稿日:02月21日(月)06時39分50秒

山本さん、清水さん、朝からエロイものを見て出勤します。お疲れさまでした。萩原さん、関さん
私も少しづつ仲間に入りたく、訪問しています。
初心者ですので、よろしくお願いします。
木秋尾は化けますか。高木秋尾ではどうですか。
高木多魔三郎はどうせ妖怪ですが。






読んだよ、寝ようと思ってたけど。 投稿者:山本博道
 投稿日:02月21日(月)00時17分18秒

陰唇に触れ、栗トリスも弄って、小陰唇もすすっちゃったのね。
あ〜ぁ。どお? よかった。そっか、そっか(^^)。
鱗造だけは純情路線だと思っていたのにぃ。

(2)の方;部屋の戻っては、部屋に戻って、です(表記違い)






うん。ぼくも、そお思う。 投稿者:山本博道
 投稿日:02月21日(月)00時03分49秒

しょうがないんだろうね、結局南極放送局、なーんちゃって(^^)
だってサ、やりたい男と、やられたい女(そうじゃない女性の方と
か、やりたい女性の方、ごめんなさい)が、いるわけでしょ?
で、やっちゃってからでないと落ち着いて話も出来ない(^^)
で、やっちゃってから人生とはとか、哲学とは、ってなるわけ。
まぁ、やれるうちが花だわサ。
んで、何? 鱗造ちゃんも、やっちゃうのネ、とーとー。
<性交場面>ってのが、いいネ。何か、厳かで。
鱗造ちゃんのはソフト路線だからいいネ、恥ずかしくなくて。
ぼくなんか、恥も外聞も捨て去ってる。ハードコアだからね(^^)。
作者が恥ずかしがってちゃ、ダメだって思ってるの(^^)。
次回作、頑張ってネ。あんまり腰とか露骨に使わないように(^^)。






女人禁制の部屋(1) 投稿者:清水鱗造
 投稿日:02月21日(月)00時02分24秒

葉篇小説
「女のコのいる部屋」第6葉
女人禁制の部屋

 喫茶店の入口の植物が激しく揺れている。季節の変わり目に吹く風だ。僕はサラと
待ち合わせしていた。
 僕の住んでいる下宿は女人禁制だった。一階には、大家さんが住んでいる。たまた
ま二階の南東のいちばんいい部屋が僕の住まいだった。
 女人禁制といっても、沖縄に単身赴任しているご主人の奥さんと娘が、連休などに
出かけるときには、自然に解禁になる。六部屋の六人の住人は、計画をたててスーパ
ーなどで肉や野菜を買い込み、すき焼きパーティをやる。それも、何人かは女友達を
呼んで。
 夜から朝までマージャンもやる。知らない女性を交えてのマージャンは、朝方にな
ると場が荒れてくる。僕はサラを連れてくるから、今回はマージャンはやらない、と
伝えてあった。
 駅からの道々、住宅街の庭にはお決まりの白木蓮などが、咲いていた。
 玄関に二人で靴を脱ぐと、夕方なのに歯を磨いている住人が、
「お、いいな」
 と呼びかけて、笑っていた。
 大家さんが留守だといっても、それほど解放感があるわけではない。禁制の縄は、
それほど簡単には外れない。意味もなく、どきどきするものだ。
 サラは電気ポットでほうじ茶を入れ、寿司の包みを広げる。あっけなく夜十時にな
る。布団は一組しかないから、二人で眠るのだけれど、その日は夜中からずいぶんと
階段のあたりにガタガタ音がした。
 サラは僕がやるより、ずいぶんきれいに布団を敷く。この日のために僕はふだんし
ない敷布の洗濯をして、アイロンもかけてある。
「ずいぶんきれいじゃない」
 とサラは笑う。サラは、わざとスカートをたくしあげて、ストッキングを脱ぐ。僕
が喜ぶのを知っているし、ふざけてもいる。
 布団は僕の枕と、座布団の二つ折りの枕が置かれ、さあ、お眠りください、と待っ
ている状態になる。
 そのとき、ひときわ階段のほうのガタガタという音がひどくなった。あまりの音に、
僕は、
「ちょっと見てくるね」
 とサラに言って、部屋の外に出た。まっすぐ玄関のあたりが見える。Oくんが、何か
を運んでいるようだ。
「何してるの?」
 と僕が言うと、
「いや、別に」
 と答えるわりには、洋服ダンスがいまや階段から玄関に入ろうとしている。
 そして、洋服ダンスの下から、ひとりの女のコが上がってくる。
「あ、こんばんは」
 と女のコは言い、僕をできるだけ見ないように、洋服ダンスと一緒にOくんの部屋
に入った。ま、いいや。僕は部屋に戻って、
「サラ、そろそろ寝ようか」
 と言って、ジーンズを脱いで、パジャマをはく。サラにも僕のパジャマを貸してや
る。いちばん遠い部屋で、マージャンをやっているようだが、夜中なので声を抑えて
いるのか、じゃらじゃらする音が間隔をおいて聞こえるだけだった。
「そろそろ寝ようか」というのは、「さあ、口づけしよう」ということである。僕が
まさにサラの肌に触れるために肩口から手を入れてキスしようとしたとき、また階段
あたりで、今度はびっくりするような音がした。何かが階段を落ちる音である。






女人禁制の部屋(2) 投稿者:清水鱗造
 投稿日:02月21日(月)00時01分19秒

「また行ってくるね、どうしたんだろう」
 行ってみると、ベッドが階段の下に鎮座していた。
 Oくんが、
「わるいけど、運ぶの手伝ってくれない?」
 と僕に言う。
「え、どうしたんだよ」
「じつは引っ越ししてるんだ」
「え、誰の?」
 僕は訳がわからない。
「あの彼女が引っ越してくる」
「ええっ。ここは女人禁制だぜ」
「いや、えもいえぬ事情があってさ。ちょっと運ぶの手伝ってよ」
「じゃ、ベッドだけだぜ」
 僕は言って部屋のもどってジーンズをはきなおす。
「サラ、なんかOくんが変なことやってるんだ。ちょっと手伝ってくるよ」
 サラは布団の中に入っていた。
 そのうち玄関にマージャンをしているグループも顔を出したが、そっとしておいた
ほうがいいと直感的に悟ったようで、マージャンに戻った。
 結局、僕は二時間ほど、夜中の引っ越しを手伝う羽目になった。午前三時、汗まみ
れで部屋に戻ると、サラはかけ布団を抱いてすやすや寝ていた。僕は寝ているサラの
唇にキスをして、抱いて眠った。
 なにか締め付けられる感じがして、ふと目を開けると、サラが起きて僕を抱きしめ
ていた。僕はサラに口づけして、肩口からサラの肌に触れようとした、そのとき、大
家さん側の階段からあきらかにおばさんの上がってくる足音がした。
「あ、まずい。靴がある」
 僕ら六人の住人は大家さんが午前の飛行機で帰ってくるとは、予想していなかった。
僕は一瞬の隙にサラの靴ともう二足の女ものの靴をもち、トイレに入った。おばさん
はひとしきり、炊事場で何かしたあと、階段を下りていった。
 部屋に戻ると、サラもちょっと緊張した面持ちをしていた。サラと僕は隙を見てこ
の部屋から出なければならない。ほかにいるらしい二人の女性も同じだ。一足はなぜ
かOくんのところの女性のものであることがすぐにわかった。
 Oくんの部屋をノックすると、Oくんがドアを開けた。四畳半いっぱいにベッドと、
三面鏡がある。ごく当然の論理として、女人禁制の下宿で、Oくんの彼女は少なくと
も、次の大家さんの沖縄行きまで息をひそめていることになる。牢獄みたいじゃない
か。ま、いいや、知るか。僕はあきれてものも言えなかったが、今日だけはサラも息
をひそめなければならない。
 午前、サラと僕は裸になって布団の中で抱き合った。サラの豊かな白い尻から内側
に手を這わせ、陰唇にふれた。粘液でびっしょりになっている敷布と下着の上の、濡
れた陰部の中を指で陰核を探し出し、人差し指で撫でた。サラと僕はお互いの性器を
舐めた。サラのヴァギナに舌をいれ、小陰唇をすすった。それからサラの乳首を吸い
ながら性交の体勢になり、長い時間交わった。
 僕たちが、達したとき、ちょうど、大家さんのおばさんと娘が笑いながら、買い物
に出かけようとしている音がした。
   (おわり)


僕のも…… 投稿者:清水鱗造
 投稿日:02月20日(日)23時50分02秒

博道ちゃん、お疲れさまでした。(^^)
どうも、僕のほうの葉篇もサラと「僕」は第6葉で性交場面が出てきちゃうん
だよね。結局しょうがないことなのかな。
もうじきアップロードします。






ふうーッ!ノルマ達成。 投稿者:山本博道
 投稿日:02月20日(日)23時26分31秒

男女小説は格闘技だと、のたまったのは渡辺淳一とかいう
エンターテイナーさんですが、私の場合、一回毎の紙幅に制約があ
って、ダダダダターって書いていけないので、ちと、ボルテージが
萎えたりしちゃって。まぁ、今日はこんなところで、ご勘弁を(^^)。
こんなものでも、けっこう疲れた、書くの。
 皆さん呆れてんでしょうね? でも、けしかけたのは鱗造ちゃん
だからネ(^^)。ぼくは言われたままに「新日本紀行」とか「映像の20
世紀」とか「車窓・世界の窓から」だって言われて、やってるだけ。

明日から、また一週間、か。やんなっちゃうな(´)。
以上、本日の執筆終了致しました。どなた様もおやすみなさい。






愛はまぼろし/第8回 投稿者:山本博道
 投稿日:02月20日(日)23時11分37秒

俺は女の両脚を広げると、そこに俺自身をあてがい一気に沈ませ
た。俺の右耳に女の掠れた声ともつかない息が掛かってくる。俺は
抜きかけ、俺は容れ、また抜きかけ、容れることを繰り返す。男と女
は、こうして擦り合うことで億万年も生きて来たのだ。女の口の中
に口を入れ舌を吸い、離して、女の左の、そして右の乳首を吸った。
やがて女の身体が震え、達し、また震えては達して行く。何度目か
に女が大きくのけ反って達したとき、俺は俺自身を引き抜いて、女
の腹に迸る樹液を放った。女の腹からも、臍からも、俺の樹液が垂れ
て白いシーツに染み込んでいく。「また、逢えるわよね?」 俺の下で
女が大きく瞳を開けて聞いた。そんな言葉を俺は何人の女たちから
聞いたことだろう。35歳、独身、フリーランスのカメラマン。女は
まだ写真を撮ってくれと言うのだろうか。ベッドサイドにはいくつ
もの縫いぐるみが置かれていた。長い一日が終わろうとしている。
[プロローグ終わり]






愛はまぼろし/第7回 投稿者:山本博道
 投稿日:02月20日(日)22時53分07秒

「だ、だめだよ」 「えっ?」 それ以上口で愛撫されていたら俺は射精
してしまう。そう告げると女は「このまま、出して」と言った。それで
はお言葉に甘えてと、俺は言わない。女の口から俺自身を離すと、俺
はいままで俺のペニスを銜えていた女の唇に舌を入れて吸った。
そして、今度は女が俺にそうしたように、女を開いた。女の太腿が
震える。俺は丁寧に女を舐めた。女のそこは、先刻まで降っていた細
い、それでいて粘り気のある雨のように濡れていた。俺の口中に女
の陰毛が一本、その粘液とともに入って来る。俺の頭の上の方では
女の断続的な喘ぎ声が続いている。「ねぇ、もうだめッ。お願い」
何がお願いだと、俺は聞かない。こういう場合、大抵はそう言うこと
になっている。「ほ、欲しいの」 勿論、何が欲しいかとも聞かない。
こんなときに洋服が欲しいという女は稀だ。女が右手を伸ばして、
俺を握る。「ねぇ、これ、これ頂戴ッ」 懇願する女を俺を視た。そして
一瞬、この雨の夜の中で、何組の男と女がこうして抱き合っている
のだろうと思った。男は女を、女は男を抱き締めて、どれだけ人生
の辛さを忘れようとしているのかと思った。一瞬だが、そう思った。







愛はまぼろし/第6回 投稿者:山本博道
 投稿日:02月20日(日)22時31分17秒

運んだベッドに下ろすと女は俺の上に身体を重ねて、またキスして
来た。「貴方みたいな人が私、タイプなの」 「タイプ?」 「そう。貴方、
女に冷たいわ。でも、…優しい」 そう言って女は俺の乳首を掌で愛
撫し、そこに唇をつけて吸った。唇は胸や腹にゆっくりと、丁寧に降
りて行く。臍を撫で、太腿にも唇を這わせて来る。女の好きに任せよ
う。俺は眼を閉じた。ゆっくりと充足感が満ちてくるのがわかる。
やがて女は右手で包み込むように俺自身を握り、軽く扱き、そして
躊躇いがちに唇を付けてきた。眼を閉じていても、それが俺の脳髄
に伝って来る。そして、口を開き、窄め、俺自身を銜えた。粘り気のあ
る女の口腔が、ぴったりと俺を締めつけて来る。そして放して、言
う。「気持ち、いい?」 「ああ、とてもいい」 微笑む女の顔が可愛い。
 女の髪が俺の下腹を匿す。その髪を掻き上げて、女が、また銜え
る。次第に俺は終焉に向かう。






愛はまぼろし/第5回 投稿者:山本博道
 投稿日:02月20日(日)22時09分52秒

唇が重なると軟体動物のような舌を入れてきたのは女の方だっ
た。眼を開けると女は眼を閉じたまま、俺の舌を吸っている。俺は
自分の漲って来る男を感じた。左手で女の髪を撫で、右手で女の
乳房を暫く揉み、それからその下腹に移動させた。そして人差し指
と中指を容れた。女のそこは蜂蜜の瓶の中に指を入れた感触に似て
いた。俺の舌を吸っていた女の舌と唇が離れ、声が出る。「だ、だめッ
それ以上は、だめよッ、お、お願いッ」 懇願するように震える女の
声が俺の耳朶に熱い息になって掛かって来る。「何が、だめなんだ?
こんなになってるじゃないか」 「…だ、だから、だめなの、わたし」
女も俺のものを握って放さない。男と女は、どうしてもいつもこう
なってしまう。そのたびに俺は何故か深い寂寥を味わってきた。
「ねッ、ベッドで、ベッドで、…して」 「…いいよ」 だが、ひーひー言
わせてやる、と俺は言わない。 女の身体を拭いてやって、そのまま
ベッドルームに俺は抱いて運んだ。「貴方が、好きッ」 「俺が、か?」
俺ではなく俺の此奴が好きなんだろうとも、俺は言わない。せめて
今夜はバンビの恋人でいてやろうと俺は思う。俺を視た女の瞳が
濡れている






ハラハラ 投稿者:青木栄瞳
 投稿日:02月20日(日)21時52分57秒

清水様、布村様、どきどき、ひとりで、発進、いたします。
ピカピカの、一年生です。
それでは、清水さんへ、ご伝言です。
先日、札幌の 笠井嗣夫様からいただいたお便りに
、、、、清水鱗造さんにお会いすることがありましたら
はじめて目にする昧爽社の装丁はとっても素敵だったと
ぜひお伝えください。
とのことです。

3月17日の会、私(えいめ)もちょっとわかりません。
清水様、布村様、パソコンご指導これからもどうぞよろしく。
そして、ありがとう ね。






よかった、よかった。 投稿者:清水鱗造
 投稿日:02月20日(日)19時07分33秒

青木栄瞳さま
よかったですね。ご自分で書き込みできましたね! 布村さん、サポート
ありがとうございました。なかなか一人ではわかんないものですが、一回
覚えれば簡単かもしれませんよ、栄瞳さん。

布村さん、その新聞勧誘は問題ありますね。洗剤もってた? 洗剤などを
業界用語で「カク材」というらしいです。これは、拡販材ですね。これを
使えるのは、大手のなかでも限られてきます(もうかってるところ)。
新聞勧誘は、きちんといろいろわきまえてやってもらいたいものです。

今日もいろいろザッピング!
このノートの過去書き込み
サラの野原の部屋長尾さんのとこの会議室
裏ぺんてか
Bed&Breakfast
増殖雑記帖






清水さん 投稿者:布村浩一
 投稿日:02月20日(日)17時33分42秒

青木さんに2時間ほど、パソコンの説明をして、
本日のパソコンの練習は終了しました。
青木さんを途中まで送っていって、帰ってきたところです。
これから1日に1回、青木さんはこの雑記帳に書きこむはずです。

ところで、ぼくは昨日の夜、恐怖体験をしました。
「アパートに引っ越して来た者です。あいさつにきました。」
という声に部屋の扉を開けたのが運のつきで、開けてみると、
キレたヤクザのような男が立っていて、一体なんだと思うと、
新聞の勧誘で、いらない、帰ってくれ、と言っても帰らない。
警察を呼ぶぞ、と言っても、扉を閉めさせない。尋常ではない
目つきで、遠まわしに、取らなければ殺すぞ、とまで言われて
演技だろうと思いつつも正直怖かつた。
2時間の押し問答の末、半年間の契約をさせられてしまい、
今朝新聞の販売店に苦情の電話を入れ、解約することになった
のだけど、胃が痛くなりました。
相手を確認するまでは、何を言われても、扉を開けてはいけない
という教訓でした。






拝啓 投稿者:青木栄瞳
 投稿日:02月20日(日)14時09分52秒

はじめまして、清水鱗造さま、
はじめまして、皆々さま。
サラ、サラ、サラ、の、雪の日、ただいま、布村さんの
パソコンより、初めて投稿いたします。
はい、きょうは、これまで、
梅は咲いたが、桜はまだかいなーーー     かしこ


ご指導よろしく。 投稿者:清水鱗造
 投稿日:02月20日(日)13時50分16秒

博道ちゃん、後で訂正が可能だよ。正式コンテンツにしてから、
「ここをこういうふうに直して」という具合のことを、ここに
書いてくれればいいから。
寒いねー。

布村さん、エイメねーさんが来てるんですね。よろしくご指導
くださるよう、わたしからもお願い申し上げます。






清水さん、青木さんが来ています 投稿者:布村浩一
 投稿日:02月20日(日)13時35分56秒

清水さん、これから青木さんのパソコンのトレーニング
が始まります。よろしく。






冷たい雨の朝の雑感 投稿者:山本博道
 投稿日:02月20日(日)10時53分24秒

>鱗造ちゃん
だけどサ、おれ、イメージダウンなっちゃうな(^^)。
だってネ、ぼくの詩ってのは、極めてシリアスで二枚目で
死にゆく人生に寄り添って真摯に荘厳と書いてるんだよ。
それがさぁ、下半身の話のオンパレードじゃなぁ。
ま、反動ってふうに思ってもらえればいいんだけどネ。

寒いなぁ〜。今日は「第8回」位迄の入稿予定だから、愉しみに
待っててネ、高木さん中心に、みんな(^^)。
だけどネ、これ、推敲できないから(まぁ、こんなもんに推敲も
ないもんだけど)、結構、筆が甘くなっちゃう箇所が出て来ちゃうん
だけど、その辺は勘弁してネ。何たってプロットもなく、主人公に
乗り移っての書き下ろしだから。

ほらッ、いまはダメだって(あッ、ごめん、ごめん。ぼくの側にネ、
バンビがいて、せがむんだ)(^^)。んじゃ、また、あとで!


編集室/雑記帳 過去書き込み 目次前頁(編集室/雑記帳(2000.2.24〜2.26))次頁(編集室/雑記帳(2000.2.17〜2.20))

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