編集室/雑記帳(1998.9.21〜12.11)
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編集室/雑記帳(1998.9.21〜12.11)


個人情報 投稿者:関富士子  投稿日:12月11日(金)22時57分30秒

田中さま。ごていねいなご感想ありがとうございます。
もう冬休みに入ってしまうのですか。ううむ。あせる。
田中さんの圧倒的なパーソナリティにかないませんが、個人情報を盛り込んだ詩、考えてみます。
しかし、たいした情報がなくて・・・
「今夜のおかず」とか・・・期待しないように
よいお年を!

http://home2.highway.or.jp/ofuji/


清水さんへ。パート2. 投稿者:田中宏輔  投稿日:12月09日(水)15時13分10秒

。。。清水さまへ。

後輩のイラストレーターのペンネームはAkiです。彼との契約で、彼の
名前を入れることは考慮に入れませんでしたが、入れてもかまわないと思
います。清水さんにお任せいたします。簡易印刷したものを友人に配りま
したが、その折りには、彼のイラストであることは、みんなに伝えておき
ました。本には、いっさい書いておりませんが、ネットで公開していただ
いた際には、入れていただく方がよいのかもしれません。その方が、書き
手としては誠実であるでしょうし、読み手としても、当然知らされなけれ
ばならない情報なのでありましょう。あっ! いつの間にか、彼の名前を
入れてくださるようにお願いしているようです。申し訳ございません。彼
のペンネーム Aki を入れてくださいませ。よろしくお願いいたします。

田中宏輔。。。


清水さんへ、関さんへ。そして、みなさんへ。 投稿者:田中宏輔  投稿日:12月09日(水)14時45分26秒

。。。清水さま。

ことしも、一年、たくさんお世話になりました。ありがとうございました。
来年もまた、かわりませずよろしくお願いいたします。あっ、熱帯魚という
映画のことを香港映画といっていましたが、ちゃんと見ると、台湾映画とク
レジットされていました。来年の1月8日まで、ここを訪問することができ
ません。とてもさびしい感じがいたします。冬休みは、部屋で、ずっと読書
と資料調べに時間を費やしていることと思います。いま手をつけている作品
の解説で、ボードレール、ヴェルレーヌ、ランボーといった詩人たちの詩や
散文を取り入れているのですが、そのために、通読する必要があって読んで
いたのですが、ついつい面白くなって、参考文献調べが、主になってしまっ
て、本文よりも長くなりそうな感じです。それにしても、ボードレールの美
術批評や文学批評は、もっと早く読んでおけばよかったかな、と思いました。
しかし、この年になってはじめて了解できたこともあるのではないか、とも
思われました。なぜランボーが詩を放棄したのか、おぼろげながらわかりか
けてきたような気がするのです。ううん、ちゃんと、筋道立てて論ずること
はできませんが、そのことがわかりかけてきたというだけでも、ものすごい
収穫かと思われます。もしかしたら、見当はずれかもしれませんが、・・・
・・・。

田中宏輔。。。

。。。関さま。

rain treeお送りくださいまして、ありがとうございました。関さんの御作、
第一連と第二連の語調の違いが効果的だと思いました。個人的な情報がより詳細に
書き込まれていかれることを望んでいます。ぼくも、よりパーソナルな情報を織り
込んだ詩を書きたいと思っています。普遍ももとはパーソナルな次元のことが起点
に表出されたものだと思うからです。身体だけは大きくて、気の弱い子供だったぼ
くは、もちろん、いじめられっこで、家出も何度もしましたし、自殺未遂なんてこ
ともしょっちゅうでしたが、そのために、わかることもあって、あっ、これは、わ
かったつもりってことかもしれませんが、それはそれで、自分のことですが、なん
だか、人間一般についても、ほんのわずかかもしれませんが、理解することができ
るような気がいたします。あっ、また、何を書いているのかわからなくなってきま
した。ごかんべんください。おこころのこもった、お便り、いつも頂戴して、あり
がたく思いおります。あるドイツの詩人の言葉ですが、誠実であろうとすることが、
誠実をつくる、だったかと思うのですが、ぼくも、浅薄な人間でありますが、気が
つく限りにおいて、思慮深い人間でありたいと願って、考え考えに生きてゆこうと
思います。ううん、やっぱり、支離滅裂な文章になりつつありますね。すいません。
おゆるしください。

田中宏輔。。。

。。。みなさまへ。

よいお年をお迎えくださいませ。人間の世界には、神が苦悩というものを
お与えになりましたが、それは、ヘッセがいうように、絶望の淵でも、人
間が希望を見出せる力をつけるようにとの配慮からなのかもしれません。
クリスマス間近ゆえの発言ではなく、つねにそう思っております。思って
おりますつもりです。どの口がそんなこと言うねん! とお怒りの声も、あ
るかもしれませんが、クリスマスも近いことですから、どうぞ おゆるしく
ださい。ううん、苦難、くなん、食うナン。句何?

田中宏輔。。。


師走... 投稿者:清水鱗造  投稿日:12月04日(金)10時10分58秒

田中さん、A Gateway Across The Pacific についての感想、
ありがとうございました。ここに訪れる方、英語の勉強の感じ
で、on-going poem の続きの書き込みをお願いいたします。

「負の光輪」、修正個所ちかぢか直しておきます。イラストの
方の名前も入れたほうがいいのかな。手紙には名前が書いてあ
りませんでしたよね。イラストなかなかいいですね。

「詩の雑誌 midnight press」第2号をいただきました。なか
なかいい雑誌の出発です。このHomepageでは、一般的商業的
に僕と関係する雑誌のことなどは書かないことにしていますが
「現代詩手帖」などと違ってまだ、半商業ということでしょう
からちょっと宣伝しておきます。
第2号には僕も書いています(田村隆一についての短い批評で
す)。このあたりの方では、第1号に田中宏輔さん、第2号に
倉田良成さん(共に詩)、また鈴木志郎康さん、清水哲男さん
などの方が書いています。

ハウル・ザ・バーからPoetry Christmas Night についてのは
がきが来ました。これもmidnight press がプロデュースして
いるもので、谷川俊太郎さん、正津勉さん、の朗読など(?)で
入場無料です。ハウル・ザ・バーはBooby Trap の朗読会をや
ったところです。人がたくさん集まると思いますので、早く
いかないと入れないと思います。僕は予定がまだはっきりし
ていないので、いくかどうか未定です。


清水さんへ。 投稿者:田中宏輔  投稿日:12月02日(水)10時45分12秒


。。。清水さま。

拙作をアップロードくださり、ほんとうにありがとうございました。
異様な微笑みをたたえた小生の不気味な写真も紹介くださり たいへん
うれしゅうございます。これで、ひきつけを起こしたり する方がいら
っしゃるかもしれませんが、それもまた、うれしい ことであります。
イラストは大学の後輩で、ゲイで、いま、三菱なんとかの研究所員で、
ゲイ雑誌でイラスト描きをやっている友人 に描いてもらったものです。
A Gateway Across The Pacific拝見しました。
Heatherさんの we do have oceans and words and oceans of words と
Jackie JoiceさんのDeath Likes His Coffee Black.
Death sipped silently as he studied his next victim.
というところに、とりわけ感じました。前者には、ユウモアを、後者に
は、驚きを覚えました。全体の流れにも目を通しまして、ううんすごい、
どうなるんだろう、これから、などと思いました。ひじょうに楽しみで
ございます。小生のversesが、他の方たちの重厚な 雰囲気を壊していな
いか、どうかが心配でした。でも、なんとか邪魔にはならなかったように
思われました。ふう。ぎりぎりセーフといったところでしょうか。小生の
versesをアップロードくださりありがとうございました。

お手数を、おかけしますが、お手透きの折りに、負の光輪の六
聖なる山の最後から2行目と4行目の改行部分を修正いただけ
ましたら、幸いです。よろしく お願い申し上げます。

香港映画で熱帯魚というのを観ました。子供の誘拐を扱ったものですが、
誘拐犯の家族の方が、子供の家族よりも子供にとって こころかよう人たち
のように描かれていて、とても印象的な映画でした。ともだちを呼んで、
こんど、また、観たいと思ってしまいました。ビデオは1週間借りれますの
で、じっくり観れてうれしいです。

上下毛布のただいまですが、ますます寒くなってまいります。
風邪などひかれませぬよう、ご自愛くださいませ。

田中宏輔拝。。。


詩の朗読会をします  投稿者:究極Q太郎  投稿日:11月29日(日)20時47分13秒

すみません。下の投稿文が横に長くなってしまったので、ふたたび書き直します。
東京に「だめ連」というグループがあります。ぼくはそのグループの「界隈」にいて、そこで知り
あった友人達と定期的に「詩の会」という学習会のようなもを開き、また「詩の朗読会」を主催し
ています。ところで、だめ連は今早稲田大学の文学部キャンパスの前で「あかね」というのみ屋を
やっています。その「あかね」で来月の13〜27日まで、店員や客たちによる「グループ」展を
企画してます。そして25日には、午後7時より詩の朗読会を開きます。当日の飛び入りも可能で
すが、あかねはそれほど広くなため、その日混雑が予想されます。僕はその店で、火曜と金曜の夜
に働いています。夜は、7時より翌朝まで開いていますから、遠方より来られる方は泊まっていく
こともできます。
ダメ連に興味をもたれる方は、そのホームページのURLをしるしておきます。(それが下の投稿
にしるされてます。 

すみません。下に書いた投稿文が横に長くなってしまったので、もう一度書き直します。


詩の朗読会をします 投稿者:究極Q太郎  投稿日:11月29日(日)20時23分11秒

初めまして。gooの検索サービスによってこのページにたどりつきました。だめ連と
いうグループが東京にあるのですが、私はそのグループの界隈にいるもので、またその
グループをとおして知り合った友人たちと「詩の会」や「朗読会」などをおこなってい
ます。今、そのだめ連では、早稲田大学文学部キャンパス正門前にてのみ屋をやってい
ます。そこで来月の13日から27日まで、お店の店員や客たちによるグループ展をひ
らきます。その期間中は、ビデオ映画の上映会をおこなったり、スライドの上映会など
をしたりしますが、25日のクリスマスの日には午後7時より、詩の朗読会をします。
だれでも参加自由な会で、当日の参加応募もみとめられます。ただし店内が狭いため、
当日は混雑するかもしれませんが、興味のある方はぜひ遊びにきてください。ところで
僕はその店で、火曜と金曜の夜に働いています。午後7時よりたいてい翌朝まで開いて
いますので、遠方より来られる方は泊まっていくこともできます。だめ連に興味をもた
れた方は、そのホームページのURLをしるしておきますから、そちらへアクセスして
みてもください。
http://kylin.com/ningen/


うろこ叢書No.9〜No.10 投稿者:清水鱗造  投稿日:11月27日(金)22時21分57秒

今、うろこ通信を見たら、すでに片野晃司さんがFTPで送ってくれたようです。URLは以
下です。

http://www.asahi-net.or.jp/~cq2k-ktn/fcv/uroko/onji5/onji5_i.html(解酲子飲食 〈かいていしおんじき〉 五 倉田良成
http://www.asahi-net.or.jp/~cq2k-ktn/fcv/uroko/korin/korin_i.html(負の光輪   田中宏輔)

片野晃司さん、ありがとうございます。(^^)


田中さんの小説など 投稿者:清水鱗造  投稿日:11月27日(金)08時01分10秒

昨日、田中宏輔さんのSF小説「負の光輪」、一昨日、倉田良成さんのエッセイ
「解酲子飲食 五」をNIFTY-ServeのFCVERSEのライブラリにアップロードし
ておきました。まもなく、片野晃司さんがFTPで「うろこ叢書」のところに置
いてくださると思います。田中さんの小説のイラストもなかなかいい感じで、
9枚のJPEGファイルが入っています。

英語版のゲストブックの10月8日のところに、private message があります
がこの Santa Rosa のLayne Russellさんの書きこみは、A Gateway Across
The Pacific の couplet です。内容は、

breath circles in October air
yellow leaves spin and drift

です。


清水さんへ。 投稿者:田中宏輔  投稿日:11月25日(水)11時49分11秒


。。。清水さんへ。

昨日は、お電話をくださって、ありがとうございました。受話器を
とる直前まで、友人と部屋でいっしょにお菓子を食べながら、馬
鹿話をしておりましたので、頭がぐちゃぐちゃで、ちゃんと、お返
事できなかったのではないかと危惧しております。失礼しました。

拙作の梗概を、ご紹介いただきまして、ありがとうございました。
もともと、この作品は、学生時代に書いておりましたものの続編
でありまして、いつの日か、その学生時代に書いたものにも手を
つけて、書き直してみようと思っております。(何年先になること
こころもとないことですが、と申しますのも、梗概をごらんいた
だいた作品自体、完成に5年ぐらいかかりましたから。)また、
この拙作の続きも考えておりますが(主人公が壮年になって
からのものと、主人公が老人になってからのものですが、それ
らもまた、完成は、ずっと先になるだろうと思っておりますが)
散文は、ほんとうにしんどいです。けれども、それゆえ、完成
した際には、作品世界が、たとえ、それが幻想的な世界であっ
ても、とても近しいものとなりますので、やめられないのでしょう。
単なる、おなじみさん、というものかもしれませんが。・・・。

それにしても、はやく、ちゃんとした日本語つかいになりたいもの
です。ぼくの散文、ばらばらって感じが、自分でも、ちょっと、しま
すです。ううん。勉強、勉強、勉強するべしっ! って感じです。

田中 宏輔 拝 。。。


スナネズミ 投稿者:tiki 投稿日:11月25日(水)10時07分20秒

倉尾さんとこのスナネズミの写真、くりあでかわいいです。
そういえば
カオス君とべるくんがいっしょにうつってる
ベルくんが犬の字の右肩のテンみたいな写真もすきなのでした
おもいだしたので
いまからながめにいきあす

http://home.att.ne.jp/yellow/garageland/sub1/image2/nesumi1.jpg

山本泰生さんの詩 投稿者:清水鱗造 投稿日:11月25日(水)09時10分53秒

予告編のまた予告編になってしまいますが、BT26号に載せる山本さんの
詩をここにコピーしておきます。知らない方が多いこともあるし、ここ
にも残しておこうと思います。

歩くひと
山本泰生

そよ風をじっとこころに受けている
せまい川にかかる橋のうえで
水はぶつかり休みなく滑りおりる
竹と土がむつみあって匂う
影ひとつない明るい河原はふくみ笑う

風の温もりにやわらぐ
どこへ向かって歩きだそうか
透き通った川の流れに手をつけると
柔らかい手と触れたようで
かつてそんなこともなかったのに
―郷愁― 脈絡もなく
これは何だろう この深さはどこから

深い空を仰ぐ
ふわりと のみこまれていく
立っているところがぼんやり霞む
いるところがなくなっていく
だれかのなかに想い出を置き去る
ゆっくり痛みを忘れていく

ふいに ―貝塚―
ことばがばらばらのまま
からだに埋まっている
なにげなく捨てられたかけらが尖り
肉を傷め 疼く日もある
暗い洞あなで何を思って
毎日の瞬間しゅんかんを過ごしたか
赤い岩のうえで
交わるよろこびも生きたか

遠くへ 山の果てまでさかのぼる
一粒の雨の残留がはじまり
ふたつが合わさってしずくになる
ちいさく するどく 転がる
孤独な水が流れはじめ
水が走るにつれて やさしい風の声
茅の葉をゆらし 鳥の羽を撫で
こころの隅々までしみる

このこころのどこかに
―隠れ家― らしきものがあっていい
自身だけでなく 得体の知れない者も来たり
ちがう者どうし
背中を合わせてあたためあおう
夢が熱いバトンをうけわたそう
しかし 次の走者がいない
家は地図にない 扉もない
戸外はこんなに賑わっているのに

ほてる季節だから
からだが風を吸っている
からだが蛍火に似て浮く
ふる郷に住みつづけながら
ふる郷を訪ねる 訪ねあぐねる
憶い出せないがここではない
郷愁のかすかな道
歩むひとは疲れている それでも


田中宏輔さんのSF小説の梗概 投稿者:清水鱗造 投稿日:11月25日(水)08時46分26秒

田中さんのSF小説には、梗概がついていました。HTMLファイルにする前にここに
アップロードしておきます。

    田中宏輔「負の光輪」     梗概                            
                                   
     時代は二十三世紀、舞台は地球、主人公はギリシア正教会修道士。
      キエフ生まれの修道士ミハイール・グリゴーリェヴィチ・ソポク
     レートフは、幼い頃に川で弟を溺れさせて死なしてしまい、そのこ
     とによって父親に殴られ、耳をつぶされたことが、いつまでも痼り
     としてこころに残っていた。彼はギリシア正教の総本山であるヘラ
     スのアトス山で異端の研究をするために、キエフの聖アントニオス
     修道院から長期滞在許可証の発行願書を出してもらい、それをもっ
     て、かつて自分の師父であったゲオルギオス・パパドプロス神父が
     いるヘラスのアンフィポリスに向かって旅をしていた。数世紀前の
     暗黒時代に神の怒りによって巨大な隕石口となった大都市の滅びの
     穴を避けながらキエフからルーマニア、ルーマニアからヘラスへと
     続いて流れるストリモン河に沿って、南へ、南へと旅をしていた。
     その旅の終り近くアンフィポリスの修道院に立ち寄る前、パンゲオ
     ン山のふもとにある廃墟となった寺院でひとりの侏儒を見かけた。
     後日、アンフィポリスの聖アンフィソス修道院に宿泊した日の翌朝
     に、教会前の大広場で先日見たサテュロスのような侏儒が首を吊さ
     れているのを見る。それは、彼の父親が死んだときのように顔を白
     く塗られて木にぶら下がっていたのである。侏儒が首をくくられて
     殺されなければならなかったのは、廃墟となったあの寺院の裏手に
     繁茂した毒葡萄のためであった。その毒葡萄は、どんな葡萄よりも、
     ひとの口に甘かったが、まるで麻薬のような習慣性があり、しかも、
     妊娠可能な女性すべてが奇形の侏儒をはらむといった、呪われた葡
     萄の木であった。そして、さらにその小人たちは、ヘラス古代の神
     の復活を促す、祭儀のいけにえとして、異教の神であるディオニュ
     ソス神に捧げられていたのである。正教側がこれを見過ごすはずが
     なく、侏儒には罪がなかったが、見つかれば、異教徒ともども即刻
     処刑されたのである。主人公のミハイール神父は最終的な目的地で
     ある、カルキディキから突き出たアクティ半島の突端にあるアトス
     山に向けて、アンフィポリスから船で出港した。彼は、アトスに着
     くと、まず、ラブラ形式で隠遁修行しなければならなかった。彼は、
     そこで行なった水垢離の最中に気を失った。以前に、あの廃墟とな
     った寺院の裏手で口にした毒葡萄や、そこで咬まれた毒虫の毒や、
     旅の疲れが重なって、彼は気を失ったのである。そして、彼は夢を
     見た。弟を死なせた、あのときの夢を。夢で、彼は川に溺れた弟を
     捜して歩き回っていた。あのときと同じように。月のない夜であっ
     た。彼は捜した。川を下って、どんどん川を下っていった。そして、
     後ろ向きに川原に坐り込んだ継母と出会う。近づいてみると、その
     腕のなかには弟がいた。継母が振り返った。振り返った継母のその
     顔は、あの侏儒のように白塗りだった。おどろく彼の腕を掴んだ父
     親の顔もあのサテュロスのように真っ白であった。       
      師父による夢の分析と、その解釈によって、彼は、彼自身を縛り
     つけていたのが、だれでもない、自分自身であることに気がつくの
     であった。                         


BT原稿整理など 投稿者:清水鱗造 投稿日:11月24日(火)23時54分20秒

なんか、紙版BT26号作りのために書類を揃えていたら、長尾さんからすでに
いただいている版下の紙の色が少し変色していました。でも印刷すればくっ
きりします。(^^;;)

英語版のほうも、滞っていて、幾人か英語のできる詩を書く人に声をかけて
います。ちょっと遅すぎた感じもありますが。

あと長尾さんのロングテールのディスク領域に、青木栄瞳さんの詩集が収録
されています。年賀状に書きたいとのことでお知らせするつもりですが、以
下のURLです。

http://www.longtail.co.jp/eime/

tikiさん、人工無能チャットは昔のNECPC98の「人工無能くるみちゃん」を思い出しました。
マンデルブロ集合は、部分的にどんどん拡大すると、思ってもみない映像が現われます。
プログラムの作者のreadme.txtによると、気に入った画像の座標を教えてくれ、と書いてあ
りました。

関さん、田中さん、新しい画像についての感想ありがとうございました。あれは、実はフリ
ーの写真を息子が加工したものです。だいぶ加工しましたが、僕の写真みたいな書き方で
すみません(^^)。


プルルン。。。 投稿者:田中宏輔 投稿日:11月18日(水)09時02分47秒

。。。ぼくも、プロペラ、拝見しました。関さんが、お書きになってたように、水の
よう な、きらきらときれいに光る波のような美しさだと思いました。食い意地の
張った、小生には、すこし、ゼリーのようにも見えたのでした。ううん、おいし
そうです。きょうの晩御飯は、きつねうどんにしようと思ってます。きつねって、
言っても、動物のきつねではなくて、油揚げのことですけれど。関東の方には
ご存じない方がおられるかもしれないと思いましたので、いちおう書き添えて
おきました。。。寒くなってきましたので、電気毛布を出そうと思ってます。
(早いでしょうか)。。。


CG 投稿者:tiki 投稿日:11月17日(火)22時02分14秒

きれいですね。
つい、ちかちかするまで目をこらしてしまいます。

みゆ&ゆいとおはなししてくださってありがとうございますです。


倉田良成さんの詩 投稿者:清水鱗造 投稿日:11月17日(火)21時23分35秒

倉田さんの詩のファイル変換(NECのワープロだったので、僕の古い98でないと
ファイルの変換がうまくいかない。)を頼まれまして、その際、倉田さんの新作
をここに載せてもいいということでしたので、1篇のせておきます。(^^)

青空のためのグラフィティ
倉田良成

ジョン・レノンの「イエスタデイ」の出だしは一小節たりない
いまではどこもおかしくは聞こえないのに、ときみは言う

思春期の少しまえ、白黒テレビのブラウン管のむこうには
たしかに濃密な色をたたえたアメリカの青空が広がっていて
晴れた地平線の彼方に浮かぶ逞しい積乱雲は
白いシャツがあざやかなキンブル先生の孤独な後ろ姿や
コニー・フランシスが歌う、ハーシー・チョコレートのように甘い
「ボーイ・ハント」のはるかな残響を溶け込ませていた
町から町をさまようことは、自由であったか呪縛であったか

一小節はどこへ行ったか? ジョン・レノンが死んだとき
東京の街の高層ビルは灯を暗くして
「イエスタデイ」の旋律とともに光る流星を天にさしむけた

時代の絶頂期といえるのはほんとうに短い時間にすぎないのに
ラッシーが駆けた荒野の空や、「TOO YOUNG」の切ない若さが
まだ、あそこで、永遠に試されているような気がするのはなぜだろう
きみと私はここにいて、こころのディスクに針を落とせば
たちまち咽せるように匂い立つ紙せっけんやコカ・コーラや青年の日の失敗
口に血を溜めて影のボクサーを打つ、あのときすべてが新しかったジムに
白髪の混じる私と訪れるきみはどんなひめやかな一小節を発見するか

(あいつらはとんでもなくおかしなやつらだよ
 時代の青空にからっぽのドラム缶みたいにころがりこんで
 藁人形よりも奇妙な歌を逸らせて霧散した
 彼らにとって海を渡ってさまようことは、自由であったか呪縛であったか)

一小節を欠いたまま、きみと私は連れ立って
誰もがそうしたように、あの積乱雲の輝く巨きな深みへと歩いてゆく

(初出:「索」16号)


倉尾さんから... 投稿者:清水鱗造 投稿日:11月16日(月)11時08分30秒

e-mailがきまして、ホームページを作ったそうです。以下のURLです。
http://home.att.ne.jp/yellow/garageland/index.htm(ガレージ・ランド)
僕の大好きな宮城賢さんの文章も載っていたり、瀬沼さんの作品が載っていたり、
「ガレージ・ランド」をそのまま、ホームページに入れた感じです。そのうちこ
ちらのリンク集にも入れようと思います。

関さん、テスト画像の感想ありがとうございます(^^)。文字データから電子デー
タにするソフトがスキャナに付属していまして。でも認識率がいまいちです。
テキストデータもそのうち、承諾をとったうえでここにでもコピーしようかと思
います。BTの予告編が先ですけど。あと、倉田良成さんがパソコンを買ったので
電話で少しやり方を教えたりしています。奥さんが楽譜をプリントしたいという
のと、倉田さんのワープロが壊れたので、ということでした。


プロペラ 投稿者:関富士子 投稿日:11月13日(金)21時27分21秒

の写真見ました。質感がすごい。きれい。水みたいなガラスみたいな。
今見るとないんだけど、先日清水さん、駿河昌樹さんの詩誌の紙テキストの文字をパソコンに
取り込んで文字データにしたとか書いていませんでしたか。
すごい機械買いましたね。
駿河昌樹さんの詩の感想、"rain tree"に載せました。読んでね。
明日は朗読会。緊張しちゃう。

http://home2.highway.or.jp/ofuji/


ついでに。 投稿者:清水鱗造 投稿日:11月13日(金)00時04分31秒

おおきな映像ファイルを入れられるテストで、マンデルブロ集合のCGを入れてみまし
た。これは--- 増田 隆さんの【まんでる】 version 1.30 (フリーウェア)を使っ
て、できたものです。

マンデルブロ集合
です。


どうも。(^^) 投稿者:清水鱗造 投稿日:11月12日(木)23時38分01秒

田中さん、どうも。テキストのほうも作りあげて、たぶん「うろこ叢書」のほうに入れます。
ちくわにきゅうり、おいしそうですね。子供のころは、生のきゅうりに塩をつけただけで、
ぼりぼり食べたものです。生野菜、けっこう食べます。

でかい領域のところに写真(プロペラ)を一枚だけ張りました。なんか広げる場合には、そ
ちらのほうに大きなサイズの画像を入れるつもりです。

http://www.shiroari.com/shimirin/index2.html
です。


清水さんへ。 投稿者:田中宏輔 投稿日:11月11日(水)11時54分55秒

写真ならびにイラスト、ありがとうございます。楽しみにしております。
きのう、現代批評の方法という本を読みました。20年以上前のものなので、
古いとは思いましたが、よくわかる内容でした。対象とするものの内容に、
あるいは、その対象をより明確にするために言語が費やされていて、いま、
しばしば、雑誌で読むような、批評のためだけに言語が駆使されている感じ
がなくて、好感が持てました。いま、雑誌などでしばしば目にする批評の
なかには、何を対象としているのか、ぜんぜんわからないものがあります
し、表題と書かれている事柄とのあいだに、乖離といってもよいようなほど
の距離のあるものも見られます。乖離ととるのは、小生ぐらいのもので、
もしかすると、ほかの人には、よくつながったものにとれるのかもしれません
が・・・・・・。だとすると(友人には、しばしば、そうだと言われることも実際あり
ますし・・・・・・。)、問題は、ぼく、ということになりますね。ううん、難しいです。
でも、乖離した文章も楽しめないわけではなくて、楽しんでいる自分がいて、
話がよけい難しくなるのですが、と言いますより、面倒になると申しますか、
面倒そのものなのですが、あっ、いけない、いけません。ぼく自身の文章が
わかないものになっていってる感じがしてきました。すみません。
きゅうに、きゅうりが食べたくなりました。帰りにきゅうりとちくわを買うこと
にします。ちくわにきゅうりを入れてマヨネーズで食べるのが好きです。
(チーズをいれるのも、おいしいですよね。) いつまでも たくさん。


いろいろ 投稿者:清水鱗造 投稿日:11月06日(金)21時46分24秒

1日だけの天井桟敷団青森、を書きこんでくださった方ありがとうございます。
一日だけでは惜しいですよね。僕は高取さんの月蝕歌劇団は、何回も観ました。
確か音楽がシーザーさんでしたよね? 高取さんのはなにかしら、おとなしい
というかやさしい劇ですね。

田中さん、関さん、書きこみありがとうございました。
田中さんの小説の絵と田中さんのポートレイトはスキャナで取り込みました。
すごくよく再現できましたよ。ちかぢか絵だけのリンクをここに書きますので
ごらんください。絵のファイルの大きさがあるので、息子とはじめるサイトに
絵は置くかもしれません。そこは、ここと連続的になったHomepageなんです
けど。ここが、本拠地(^^)です。でももうひとつのほうはでかい動画なんかも
いれられそうなんで、楽しみです。

関さんもまた書きこんでくださいね。    そしてみなさん、ごめんなさい。BT遅れてて。


さらにリンク集更新(^^) 投稿者:清水鱗造 投稿日:11月06日(金)21時31分55秒

喜納昌吉 & Champloos へのリンクも入れました。ここにも同じ文章をコピーしておきます。

Champloos のメンバーの方から、電子mailをいただいたときにはとても驚いた。僕が連続エッ
セイに「花」についての感想を書いていたので、それを読んでいただいたようです。僕は喜納
昌吉 & Champloos のファンなので、とても嬉しかったです。喜納昌吉は吟遊詩人と呼べるだ
ろう。トップページに「ぺリーの黒船がもたらした文明開化のお返しに 白船は 今、アメリ
カへ平和開花を求め、イロコイ連邦を 目指し出航いたします」とある。これが何なのか知りた
い人はアクセスしてみてください。英語版もあり。沖縄民謡では「ウンタマギルー」に出てい
た嘉手苅林昌の音楽も素晴らしい。URLは下です。

http://www.ryukyu.ne.jp/~champloo/index.html(喜納昌吉 & Champloos)


詩関連のHomepageへのリンク集の更新 投稿者:清水鱗造 投稿日:11月06日(金)10時55分23秒

入谷さんのと、一色さんのはリンク集に入れました。
あと、いくつか更新します。富山の田中勲さんのHomePageのURLを
書いておきます。

http://www.micnet.or.jp/ekimae/ekimae/です。


(無題) 投稿者:清水鱗造 投稿日:11月06日(金)00時36分51秒

ようやく家に帰ると、多少の時間ができました。リンク集を更新しようと思います。
入谷さん、田中勲さん、一色真理さんetc.ですが、新しいパソコンでインターネットに
はつなげるので、古いmailボックスを掻き回しています。
とりあえず、

http://www1.nisiq.net/~tanakahi/(入谷芳彰のページ)を紹介しておきます。
入谷さんのこのHomePageには、研究されている島尾敏雄さんの全作品解説を試みるなど、
膨大なテキストを含んでいます。構成は「音楽備忘日録、島尾敏雄の部屋、作品集、天浪
堂雑記帳、リンク集、カクテルバー・アヴォーシ」に分かれていて、読みでがあります。
作品集は小説ですが、詩もそのうち書かれるのではないかと思い(^^)、詩のリンク集にい
れるつもりです。

明日にでもリンク集は更新するつもりです(もう今日か)。


(無題) 投稿者:関富士子 投稿日:10月29日(木)18時14分28秒

下記のレイントリーのホームページのアドレスを書きまちがえました。
ごめんなさい。正しくは次の通り。

http://home2.highway.or.jp/ofuji/


田中さん 投稿者:関富士子 投稿日:10月29日(木)18時12分10秒

レイントリー7号のご感想とてもとてもうれしく拝読しました。
ありがとう。詩集楽しみにしています。


"rain tree"vol.8発刊のお知らせ 投稿者:関富士子 投稿日:10月29日(木)18時10分13秒

お元気ですか。
"rain tree"vol.8ができましたので、ぜひ遊びにおいでください。
今回は須永紀子さんがゲストです。
gui20周年フェスタのご案内もしています。
お気が向きましたらどうぞお出かけください。

http://home2.highway.or.jp/ofuji


市街劇 人力飛行機ソロモン 青森篇  投稿者:1日だけの天井桟敷団青森 投稿日:10月22日(木)15時21分25秒

『『『『『『『『 市街劇 人力飛行機ソロモン 青森篇 』』』』』』』』』』』』』』』』』』』
 ●言語寺山修司●●総合プロデューサー九條今日子●●●総指揮シーザー
∞∞∞∞∞∞〜 1日だけの演劇実験室 天井桟敷 〜∞∞∞∞∞∞
【【【【【【【【 現実と虚構の変換装置・寺山修司を体験する試み 】】】】】】】
““ 1998年11月1日青森県青森市 午後1時より午後6時までの幻想 ””””
「「「「「 実際に記述されなかったものも 歴史の裡である 」」」」」」」」」」」
→チケットぴあ→搭乗券 1500円学生1000円・・→→当日地図交換
 ∴∵∴ 1日だけの天井桟敷団青森 0177−34−9210 ∵∴∵
《《《《《《《《《《《《《《 青森市街で虚構の事件が同時多発 》 》》》》》》》》》》》

http://www.jidf.aomori.aomori.jp/


関さんへ。 投稿者:田中宏輔 投稿日:10月21日(水)11時55分24秒

何度か、送信しようとしたのですが、できませんでした。どうしてか、理由は
わかりませんが、まだまだ慣れていないということなのでしょう。
関さんの「Dante通り」には、上質のミステリーのはじまりのシーンか、ある
いは、終わりのシーンのような印象を受けました。ここからの場面か、あるい
は、ここまでのシーンが読んでみたいと思いました。とても、すてきな作風の
ように思いました。

倉田良成さんの作、いつもの作と同じく、引用がとても効果的で、かつまた、
音調的にもたいへんすばらしくて、大いに楽しめました。


アンドロメダ姫 投稿者:関富士子 投稿日:10月20日(火)12時31分31秒

田中さん メールを送ってくださったそうでありがとうございます。
でもまだ届いていません。いまごろアンドロメダ大星雲M31あたりをさまよっ
ているかもしれませんね。
また挑戦してみてください。

http://home2.highway.or.jp/fuji/

半角ではなかったかもしれません。 投稿者:田中宏輔 投稿日:10月17日(土)08時54分30秒

清水さま。

清水さんの文面を拝見して、もしかしたら、全角で入れたかもしれないと
いう感じがしました。ううん、頭が痛いです。いま、長篇に手をつけている
最中ですので、自力で英語の詩を書くのは、もうすこし、先に、と思って
おります。(書けるか、どうかもわからないうちに、こんなことを書いてし
まうところが、自分でも、あつかましい性格だと思います。)
今日は、大雨です。台風10号だそうです。仕事場に着いたときには、
ズボンが(今の子はズボンと言わないのでしょうね。)下半分ずぶぬれ
でした。風邪をひかなければいいのですが・・・・・・。
関さんへのe-mailうまく送信できたかどうか心配でした。なにしろ、Peat
さんへのメイルが最初で、関さんへのが二度目でしたので。ううん、機械
音痴が露呈しまくり千恵子でしたマル


お久しぶり 投稿者:関富士子 投稿日:10月16日(金)11時20分16秒

しばらくパソコンに触れなかったら、といっても一ヶ月ぐらい。とても懐かしい気持ちです。
みんな元気にやっているね。
田中さん、こんにちは。いつもやさしいお手紙ありがとうございます。
あなたのごついお写真には驚きました。
小説、まだ読んでいません。実は三段落ぐらいで挫折しました。また挑戦してみます。
"rain tree"の更新、見てくださいね。

http://home2.highway.or.jp/ofuji/

田中さんどうも(^^) 投稿者:清水鱗造 投稿日:10月15日(木)21時20分30秒

最近、忙しすぎて英語版のほうの更新もおろそかになっております。
Peatさんへの手紙もちょっと間が空いてしまっています。でもなんとか
certainly に英語版を進めていきたいと思っております。ちょうど、な
んか知らないうちに使えるディスク領域が増えているのです。リムネット
のディスク領域ではないですけど(^^)。そのうちおわかりになるように
します。
Peatさんに電子mailで、英訳詩を送られたということですね。英語で書
かれた文書を送る場合、半角英数字(1バイト、空白も半角)でないと、
向こうでは読めないと思います。その点大丈夫だったでしょうか。
ぜひ、Peatさんとの文通をすすめてくださると幸いです。僕も早く暇が
欲しいところです。ではまた。


清水さんへ。 投稿者:田中宏輔 投稿日:10月08日(木)11時24分29秒

清水さま。

拙作のNetへの入力、よろしくお願いします。

ところで、さきほど、Ronald.H.PeatさんのHPに、「陽の埋葬」の
英訳を送信しました。(以前、中村明美さんという方が訳してくだ
さったものです。)ユリイカの1991年1月号に掲載されたものです。
月の夜に魚の骨を海で拾って帰り、家でそれを飼うというイントロの
陽の埋葬シリーズのひとつです。


届きました。 投稿者:清水鱗造 投稿日:10月08日(木)08時33分18秒

フロッピーとドローイング届きました。田中さんのポートレイトは、デジタル
カメラで撮ってそれから処理していたのですが、このドローイングはスキャナ
で取り込んだほうがいい感じですね。というわけで、インターネットへの公開
少しお待ちください。
現実への感触、僕の場合は植物など、実に他愛のないところから書いていくの
ですが、けっこう「事件」みたいなことは避けていくので、生活的な感触から
入っていくことになるのでしょうか。田中さんの感触も生活的なところからだ
と思いますが、僕の場合は微細なところから大きいところへ出ていけたらいい
なと思っているわけです。


お便り、ありがとうございました。 投稿者:田中宏輔 投稿日:10月01日(木)11時29分30秒

清水さま。

お返事、ありがとうございました。いま、勤め先からなのですが、帰りました
ら、さっそくお送りさせていただこうと思います。よろしくお願いいたします。

記録ノートを拝読させていただき、清水さんが学生時代にバイトされたビス
ケット工場でのお話、感激しました。(感激というのは、間違った表現かもしれ
ませんが、まさに感激って感じなのです。)汚れた手袋が白くなっていくという
ところに、「目から鱗」といった感じでしたし、そのリアルな感触には、ぼくが
文学に求めている「現実の手触り」が感じ取れました。この間も、ここに書か
せていただきましたが、ぼくが私小説に傾倒するのも、この「現実の手触り」を
求めてのことだと思います。陽の埋葬・先駆形のいくつかの作品で、ぼくが
私的な情報を生のまま表出しましたのも、この「現実の手触り」といったもの
が得たかったからだと思います。(もちろん、抽象的な表現においても「現実
の手触り」は、表出できますし、また、そうでなければならないとも思っており
ますが。)思い通りに表出できればいいのですけれど、そうできないところが
また、がんばらせる要因であるのかもしれません。希望を持って邁進せよ、
といったところでしょうか。ううん、なんか、大上段に構えてしまいました。
悪い癖です。すいません。


田中さん、おはようございます。 投稿者:清水鱗造 投稿日:10月01日(木)08時07分49秒

SF小説の件、もちろんOKです。よろしくお願いいたします。形式はまたワープロ文書
フロッピーでの郵送ですね。いつでもお送りください。
それよりも、詩集のほうの処理、重ねて申し訳ありません。私事がたぶん、来週初め
にひとつ終わります。そして――どうも、僕はこの忙しさのなかからひとつひとつ、
やっていくという「リズム」を作る必要があるようです。詩や批評を書くのは重要な
生活の節目であるのを今更ながら実感しています。


清水さんへ。 投稿者:田中宏輔 投稿日:09月29日(火)20時52分56秒

いま、友達のところから入力しています。その友達は、マインド・コンドームを読んでくれて
「あんたは、詩だけにしときなさい」と言ってくれるのですが、そう言われると、よけいに、小説
を書きたくなってしまって、いまさらながら、自分のあまのじゃくな性格にびっくりしています。
ところで、また、小説を「うろこ通信」に、お送りさせていただいて、よろしいでしょうか。
外字、ルビは、ありません。長さは、マインド・コンドームより、すこし短いくらいのものです。
SF小説です。もし、よろしければ、うろこ通信に入れていただけないでしょうか。よろしく
お願いいたします。


長尾高弘さん、こんにちは。 投稿者:田中宏輔 投稿日:09月25日(金)19時12分27秒

長尾さんへ

キテ。における一見グロテスクにも思える実存的な表現も、御詩集におけるライトヴァース的な
描写も、どちらも好きです。双方逆転させますと、グロテスクなものはライトに、ライトなものは
グロテスクなものにとれますのも、長尾さんのこころを分離できないのと同様に、詩も本源的な
ところでは分離できないものかもしれません。ぼくが投稿していたころ、よく人に「いろいろなも
のが書けるのね」と(多少揶揄的に)いわれたことがありますが、ぼく自身は、どれも同じような
もので、違いがぜんぜんわかりませんでした。(いまもそういうところがありますが)。書いて
いるうちに、なにをいいたいのかわからなくなってきました。すいません。
次の作品のフレーズですが、「ちょっとした事物や、ささいな出来事が/その場面に、すばら
しい表情を与えるものとして、あるいは、作品世界全体をまとめる象徴的なものとして機能する」
と思っています。長尾さんの御作の、とりわけ、私小説的なところに、ぼくが惹かれるのも、そう
いった理由からなのかもしれません。惹かれる理由を取り立てて考えてみたことはないのですが、
いま、書いているうちに、そう思えてきました。ぼくは、私小説のすさまじさを信じています。
ズヴェーヴォのゼーノの苦悶が、とてもとても好きですが、彼の自虐的な露悪性と、根源的な悲し
みが、彼の実際の人生とかなりの程度リンクしているものと思っています。
だれも自分自身から逃れることなどできないのでしょう。詩人もまた・・・・・・。
(自分自身の中に飛び込んでいこうとするのが詩人である、という声が、突然しました。ううん、
そうかもしれません。むずかしいです。)
また、お便りいたします。


田中宏輔さんこんにちは 投稿者:長尾高弘 投稿日:09月25日(金)13時58分31秒

ここでお会いできるとは思いもしませんでした。お手紙いただいて
いながら、返信が遅れていて(相変わらず)申し訳ありません。
田中さんは詩集よりも「キテ。」の方が面白かったんだな、と思い、
それが面白く感じました。私のホームページにも掲示板ありますの
で今度お立ち寄りください(リンクはその掲示板に行くためのもの
です)。

http://www.longtail.co.jp/cgi-bin/forum/index.cgi?room=poetryf


あはは(笑)←わらいながらかいてるといういみです 投稿者:tiki 投稿日:09月21日(月)14時35分11秒

まねしちゃイヤン!\(^o^)/←顔文字といって、両手をバンザイの
かたちにひろげて、笑っているところです。無理矢理そうおもいこむのです
バンザーイ\(^o^)/



編集室/雑記帳 過去書き込み 目次前頁(編集室/雑記帳(1999.1.14〜2.19))次頁(編集室/雑記帳(1998.5.17〜9.19))

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