うろこ新聞 2004年2月15日号(「多聞の蕎麦」中盛、LDT8)
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うろこ新聞 2004年2月15日号(「多聞の蕎麦」中盛、LDT8)



 11日には墓参りに行った。妻の実家の墓と父の墓が偶然同じ墓地のしかも近くにあることから、いつも両方お参りすることになる。しかも双方の父の命日が一日違いだ。
 帰り道では調布の多聞という蕎麦屋さんに寄る。前に大盛りを頼んでこの新聞でも写真を載せたが、さすがに今度は中盛りにした。中盛りでもすごい量だろうと思ったら、これはそれほどでもなかった。手打ち蕎麦はおいしい。




LinuxデスクトップTips その8

●さまざまなディストリビューション
 ずっといろいろなディストリビューションのLinuxをインストールして試していた。
 どうもインストールして設定するときに、問題が生じてそれを解決することは「釣り」に似ているのではないかと思った。やっとのことで解決すると、次の問題が現われることもしばしばだが、そうしているうちにいろいろとコツを覚えてくる。
 それでLinuxマシンのディストリビューションはVine Linux(ヴァインリナックス)にした。初めから日本語環境が整っているし、親切なデスクトップができあがる。
 3つのディストリビューションのインストール時の印象を書いておく。
 初めに言っておくと、Linuxを開発している人々はなかなかの「職人」でこれは尊敬に値するぜということがひしひしとわかってくることである。

●Fedora Core 1……RedHat系のものはAnacondaというインストールプログラムが起動して、やりやすい。うちのCanonのスキャナ、プリンタ(BJS500)はそのままUSBで認識されて使うことができた。ただし、アップデートの期限が短く、新しいバージョンは短期間でリリースされる。デスクトップであれば、インストール時に「iptables」を使ったファイアウォールを最強にすれば、インターネットとメールには支障がないし、期限までアップデートしてからそのまま使い続けても問題がないのではないだろうか。また「Fedora Core レガシー」という組織でアップデートをずっとできるようにするという動きもあるらしい。もしずっとアップデートできるのなら、サーバとしても使える。

●Debian GNU/Linux……ぼくの取り寄せた「3.2r2」では、たまたま入れたイーサネットカード「Pro/1000 サーバアダプター」を認識しなかった(デバイスドライバ名e1000)。わりに新しいカードだからだと思う。とりあえずデスクトップをインストールしてみたが、これはFedora Core 1より難しいので、初めにネットなどの記事をプリントして熟読しておくことがお勧めである。また1回ではうまくいかないと思う。
 しかし使いこなせればパッケージ数が断然多い。またアップデートはずっとできる。ただし、商用パッケージとしては売っていない。DebianのサイトからCDイメージを焼いてネットインストールも試みたが、なぜか途中までダウンロードできてそれから止まったのであきらめた。いつか使ってみたい。

●Vine Linux……RedHat系なのでAnacondaというインストールプログラムを使っているのだと思う。小規模Webサーバ、Mailサーバで、日本語を使うのなら、これがいちばんいいと思う。ただしデバイスドライバはFedora Coreよりも少ないので新周辺機器が認識されるかどうかが問題。上の「Pro/1000 サーバアダプター」は認識された。apt-getが使えるので、新しいパッケージのインストールはDebianと同じように楽。インストールしたら、souces.listの「plus」のftpサーバのコメントアウトを外すと「PHP」「Mysql」などが簡単にインストールできる。

 純デスクトップならFedora Core 1を入れてプログラミング言語を学んだりしたり、グラフィックソフトを使ったり、CD-Rを焼いたり、スキャンしたりで初めから満足度が高いと思う。ただしサーバにする場合は後々のことを考えて、Vine Linuxがいいのではないだろうか。



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