うろこ新聞 2004年2月16日号(春まぢか、LDT9)
うろこ新聞 目次前頁(うろこ新聞 2004年2月16日号第2面(ハードディスク供養、LDT10))次頁(うろこ新聞 2004年2月15日号(「多聞の蕎麦」中盛、LDT8))
Shimirin's HomePageUrokocitySiteMap


うろこ新聞 2004年2月16日号(春まぢか、LDT9)



 土曜には春一番が吹いたという。日ざしもうららかになり、昨日も今日もよく晴れている。写真は、いつもながらの場所だが、ベランダの鉢植えに水をやりながら撮ったもの。この方角にUSBのwebカメラ(秋葉原で2000円ぐらいで売っている)を設置して、リアルタイムに画像をwebに流したらおもしろいだろうと思う。保存もできるし。

 

LinuxデスクトップTips その9

●WindowsとLinuxのLAN

 普通、WindowsでホームページをHTMLで作り、それをftpというプロトコルを使ってファイルを転送する。Linuxの場合、日本語のコードはEUC-JPで、WindowsやMac、携帯電話などのコードはShift-JISだ。別に普通のHTMLファイルならばShift-JISでいっこうに不便はないが、CGIファイル(掲示板など)の場合、EUCのほうがいい。Shift-JISだと日本語に気を遣う場面が多くなるからである。
 さらに、Fedora Core 1の場合は、UTF-8を採用しているので、うっかりgEdit(秀丸のようなもの)などを初めの設定で日本語を含むファイルを開いて編集するとぐちゃぐちゃになってしまうから注意だが、viを使うかgEditの設定をEUCにしておけば大丈夫である。
 LANを組むときは当然、Windowsマシン…ルータ(ここからインターネットにつながる)…Linuxマシンとなる。
 ルータのIPアドレスは普通192.168.0.1で、「http://192.168.0.1/」でアクセスすれば、いろいろ設定できる。もしLinuxマシンでLAN内のftpサーバを起動していて、LinuxマシンのIPアドレスを「192.168.0.2」などに固定していれば、Windows機とLinux機のファイルのやりとりはとても簡単である。ルータはDHCP機能を通常もっているので、この場合、ほかのマシンも使う用がある場合、DHCP割り振りは「192.168.0.3」からとする。WindowsマシンのIPを固定しないならば、電源を入れるたびに192.168.0.3の末尾の数字が変わるIPを取得できる。
 外部のプロバイダにある自分のホームページの更新ならば、どちらのマシンからでもできる。さて、CGIなどの面倒から、ホームページの更新をLinuxからやろうと、普通思う(^^)。そうすると、今までWindowsのShift-JISで保存したHTMLやテキストファイルをEUC-JPに変換したいと思うだろう。一挙に変換できれば、Linux環境で、全部できる。一挙に変換できる小さなPerlプログラムを書いたので(素人的なもの)、次の回に書いてみたい。
 Linuxマシンは1年ほどつけっぱなしであるが、ハングアップしたことは一度もない。たぶん5年間はつけっぱなしだろう。停電だけがいやだ。Windowsマシンの場合、ぼくの場合、いろいろいじくるせいもあって、ちょっとセブン-イレブンに買い物に行っている間になにか変になって「なんとかがBusyです」とか出て停止もできない場合もある。でもWindowsのおかげで再インストールの忍耐力、変になったときの心理的耐性がかなり強くなっていると思う。この耐性はLinuxを使うときに大いに利用できる。電源を切るのならWindowsマシンだ。
 Linuxの安定性は、岩盤みたいなものだ。「rootユーザ」で普通システムを管理する。「一般ユーザ」の権限でいろいろ遊ぶ。いじくりまわしても「そんなコマンドはない」「そんなことは……の理由でできない」と言われて、「じゃあ、こんなのは?」「OK」という具合で「OK」の場合は岩盤に鉄の杭で新しいものを追加してくれるだけで、安定性に問題はない。
 ただし、全部自分でインターネットなどで情報を集めなければならない。マニュアルを読むくせはWindowsマシンを使うよりつくかもしれない。



うろこ新聞 目次前頁(うろこ新聞 2004年2月16日号第2面(ハードディスク供養、LDT10))次頁(うろこ新聞 2004年2月15日号(「多聞の蕎麦」中盛、LDT8))

Shimirin's HomePageUrokocitySiteMap