うろこ新聞 2002年9月26日号(桐田さん推奨の机上ごみ箱)
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うろこ新聞 2002年9月26日号(桐田さん推奨の机上ごみ箱)



 Mac と Windows の「ごみ箱」「ゴミ箱」の表記の違いは、真似した真似しないの末だったそうな。さっきテレビでやっていた「ごみ御殿」は、ごみを敷地内に集めているのは、これは財産である、と所有者は主張していた。かく言うぼくもなかなか捨てられない性質であるので、変なものが溜まる。アメイジング・ストーリーに、幼いころからのガラクタを集めていた平凡な男が億万長者になる話があった。つまりは、昔の漫画雑誌の付録などを高いお金で買う人がたくさんいる。
 ごみ談議はべつにして、桐田真輔さんから折り紙でつくるごみ箱の作成法を描いた手紙を送ってくれて、つくったのが左側のごみ箱である。かすかに過去につくったような記憶があるが、「簡易ごみ箱普及委員会」なる冗談文字があると、ていねいに折ってみることになった。ここのホームページ関係でも、「むかご」「レンゲの種」「ベンケイソウの葉」など、いろいろと増殖するものがあるが、これもそのひとつになるかもしれない。
 そういえば、日曜(29日)の夜8:15からの「ユニテ」での飲み会にも桐田さんが来るので興味のある方は聞いてみてください(^^)。それから、関さん、須永さんなどのふだんのきれいどころに加えて、意外なきれいどころがくるそうだ。みなさんお気軽にどうぞ。


新編 倉田良成の解酲子飲食 5

チーズクラッカーをもとめて
 チーズクラッカーと聞いて、ナチュラルチーズとクラッカーが別々になったやつが出てくるのを思い浮かべるか、それともクラッカーの生地そのものにチーズを練り込んで焼いてあるやつを思い浮かべるかで、くっきりと年代層が分かれるのではないか。私が思い浮かべるのはもちろん後者のほうで、親父たちが昼酒のアテにぽつぽつと摘んでいたクラッカーを失敬して頬張ると、これが大人の味なのかと自分の前途をはるばると見晴るかす気持ちになったものだ。先日、これが懐かしくて見知りのジャズバーのマスターに聞いてみたところ、一瞬遠くを見る目つきになった五十がらみの彼は、そういえば最近そういうやつを見たことがない、自分のところで出しているメニューにもチーズクラッカーという名前こそあれ、チーズとクラッカーが別々になったやつで、仕入先に心当たりがあるのでこんど聞いてみましょう、と、やや大げさな事態になってきた。数日してマスターの所へ行くと、にやりと笑ってようやく見つけましたと言う。けっこう大変だったふうも見受けられて、ざらりと皿にあけた待望のクラッカーを口にした。そういえば乾き物の定番だったような気もするこのクラッカーにはたちまち蘇る昔の味がして、チーズを生地に練り込んだビスケットもあったことなど思い出したが、またまた数日後、在庫が切れたので仕入先で補充しようと思ったら、仕入先そのものに在庫がなくなっていつ入るかわからないとのマスターの弁。以来チーズクラッカーは幻の味で、わが家でチーズクラッカーといったらチーズを生地に練り込んであるやつのほかを言わない。

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