うろこ新聞 2001年月日
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うろこ新聞 2001年8月28日号(桐田真輔さんちのリクガメ・オセロ)



リクガメのオセロ

桐田真輔
 うろこ新聞には、ペットの写真紹介可ということで、うちのリクガメ、その名もオセロを紹介させてもらいます。
 パノラマ写真の中でカメを探そう。といいたいのですが、探すとすぐ見つかってしまいます。
 写真で遊ぶには、パソコンにクイックタイムというソフトが入っていることが必要条件です。画像内をマウスのClick&Drugで左右回転させたり、Macの場合、[shift]でZOOM IN [control]でZOOM OUT、Windowsの場合、[shift]でZOOM IN [control]でZOOM OUTということができます。

アップル社のクイックタイム5の無償ダウンロードページ



 今日も昨日に引き続きなにかと忙しい日。昨日いただいた桐田さんのクイックタイムファイル(パノラマ写真)を載せてみる。(鱗造記)


【倉田良成の解酲子飲食 15】

紀州の青魚

 私の連句仲間に政岡さんという女性がいらっしゃる。紀伊田辺で旅館を経営されているのだが、俳号を、ごらんのとおり「伽羅先代萩」から取ってくるほどの芝居キチガイで、歌舞音曲に造詣が深い。たまたまやっていた三吟歌仙一巻満尾の打ち上げということで、今年の春、政岡さんの招きで連衆二人がそれぞれの亭主・女房を引き連れて田辺へ行ってきた。東京ではけっしてお目にかかれない鰹刺身の歯応えや、和菓子のような梭子魚の軽い舌触りをはじめとして饗応はすごかったのだが、最も強いインパクトを受けたのは、旅の後、泥棒に追い銭のごとく送ってもらった一箱の丸干しであった。じっさい、脂の乗り具合といい、身のほぐれ方といい、ワタの甘さといい、鰯があんなに上品な魚だと知らなかったこっちの不明を恥じるほかない。紀伊でお世話になった二日間はあいにくの雨だったが、部屋から一望された田辺の海に降る雨の色がそのまま鰯の躰に宿ったようで、女あるじのもてなしがのちのちまで心に沁みた。鰯の梅煮というのがあって、あれは好みではないとこの稿で書いたことがあるが、それは紀州の鰯と梅を用いてこそのものだということを、これも初めて知った。
 海降りて卯月の伽羅の香に匂ふ       解酲子

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