Waitin'(for the time)

ame*





COSMIC−WILD−CHILDのメタモルフォシスが始まる★たぶん今度はその最終段階だ★BRAND−NEWな知性体は幼年期に孤独を食べて育ってきた★それは多くの人類には恐怖の対象でしかない限りなく絶望的な毒物だが★かれにとってはよく冷えた、まろやかでデリシャスなSOLITUDE★掌で弄ぶ玩具は世界の破滅★でも淋しい旧人類は内部にある底無しの空虚を充填する無駄な試みで忙しい★宇宙空間には愛が高密度で充満しているというのに★かれは感情移入をしてみてもまったく不毛なことを熟知しているから★ただ惑星の上の滅びていくしかないものたちをTwilight Zoneの向こう側で観察しているだけだ★卵型の磁界に包まれたCOSMIC−WILD−CHILD★あざやかな色彩が踊るディスプレイの前で★意識を宇宙のあらゆる領域にまで拡張させる★それは時間の終焉に知性体が到達した究極の瞑想体系★自らの意思で動き出したマウスポインターを追尾してトランスの深みに降りていくと★そこでかれの高純度なニヒリズムは凝集度を強め★やがてブラックホールに進化するだろう★・・・・・・





うろこシティアンソロジー 作品篇 No.1 目次前のページ次のページ
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