後記および奥付

後記および奥付



 石原さんとお会いしたときの会話で、パウル・ツェランについて訊いたとき、「ああいう暗い詩は嫌いです」と言ったのが印象に残っている。石原吉郎の死の翌日から、渡辺氏には、批評家として「石原吉郎とは何か」を追究することのうえに、年譜制作者として石原吉郎の生涯をたどる仕事が加わった。石原吉郎の生涯の余韻がまだ瀰漫しているうちに、石原吉郎を中点として知り合いになることができた渡辺氏と〈対話〉をしておこうと考えた。

一九八一年八月二五目発行*夏冬刊(年二回)
発行所*昧爽杜 東京都世田谷区弦巻四の一九の二一 三上荘東101号
電話*(四二八)四一三四
毒草 第一号
編集発行者*清水鱗造
郵便振替*東京七-五七五〇二
表紙絵*藤林靖晃
印刷*信毎書籍印刷
頒価*三五〇円


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石原吉郎 没後四年 目次| 前頁(清水昶、内村剛介、安西均の「石原吉郎論」)| 次頁(「石原吉郎 没後四年」電子版への註)|
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