152年
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あるいは、菓子袋の中のピーナッツがしゃべるのをやめると
なぜ、隣の部屋に住んでいる男が、わたしの部屋の壁を激しく叩くのか?
男の代わりに、柿の種と称するおかきが代弁する。(大便ちゃうで〜。)
あらゆることに意味があると、あなたは思っていまいまいませんか?
しかして、または、しどろもどろに、舌を、したたたたたたた
世界が音楽のように美しくなれば
音楽のほうが美しくなくなるような気がするんやけど
どやろか? まっ、じっさいのところ、わからんけどねえ。笑
バリ、行ったことない。中身は、どううでもええ。
風景の伝染病、恋人たちはジタバタしたはる。インド人。
想像のブラやなんて、いやらしい。いつでも、つけてや。笑。
ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃ。
      ロング・ヴァージョン、でえーす。笑)

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152年



  粕谷栄市氏に捧げます

百五十年以上も会社に通勤していると
行き先もいろいろだ
向かう方向も正反対になることは
しばしば起こることである
朝の電車の顔ぶれも見知らない
ほとんど亡くなってしまった
吊革の歴史を憶えているのは
もうわたしだけだろう
こんなに老いた者を
まだ会社は首を切らない
理由を知ることはないが
ただ働けばいいのだ
暗黒の街に住み
日々が流れていくと
顔が真っ白になる
それはサラリーマンの証しである
引き換えに
自分が誰であったか
わからなくなる
それはどうでもいいことなのだ
必要もないことだから
会社の動きが生活である
わたしの心には歴史もなく
じつは永遠もないのである
のっぺらぼうのゆで卵みたいなものである
給料はわたしを通りすぎていき
銀行で紙幣たちが
瞬時に何かに変身していく
百五十年以上も時間を経ると
それらの出来事は
どうでもいいことなのだ
人生を超えたことなのだ
会社はわたしの人生を買っているのだから
買われている人生が何であるのか
わたしは知ることはない
ただ暗黒の街への懐かしさだけが
百五十年以上も生き延びている
それだけは確かなことだ



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あるいは、菓子袋の中のピーナッツがしゃべるのをやめると
なぜ、隣の部屋に住んでいる男が、わたしの部屋の壁を激しく叩くのか?
男の代わりに、柿の種と称するおかきが代弁する。(大便ちゃうで〜。)
あらゆることに意味があると、あなたは思っていまいまいませんか?
しかして、または、しどろもどろに、舌を、したたたたたたた
世界が音楽のように美しくなれば
音楽のほうが美しくなくなるような気がするんやけど
どやろか? まっ、じっさいのところ、わからんけどねえ。笑
バリ、行ったことない。中身は、どううでもええ。
風景の伝染病、恋人たちはジタバタしたはる。インド人。
想像のブラやなんて、いやらしい。いつでも、つけてや。笑。
ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃ。
      ロング・ヴァージョン、でえーす。笑)

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