うろこ新聞 2005年3月3日号(いろんなblogをやってみる)
Xoopsから始めて、いわゆるblogであるNucleus weblog、blosxom blogと灰皿町にインストールして使いはじめた(Xoopsは使い勝手の関係でやめた)。
いろいろインストールすると、初めて触れるサーバソフトが出てくる。XoopsやNucleusはMySQLという高機能データベースサーバ。またPHPというプログラミング言語を多少かじることになった。
上はNucleus weblogの画面である。
巷のホームページ作者(ぼくも含めて)はまずサービスプロバイダの領域にホームページを作りはじめた。これは1996年ごろのことである。これはパソコン通信という電話回線を使った、テキストベースのBBSを中心としたものからインターネットにダイヤルアップでつなぎ、ftpプロトコルでデータを送るというスタイルだった。
まず静的HTMLを使う。ホームページ作者はHTMLタグを学んだ。
次にそれではあきたらなくなり、動的なインタラクティブなページを作りたいと思いはじめる。フリーウエアという概念を基盤に、巷にフリーのCGIがプログラミングを知っているホームページ作者によって配布されてくる。同時にMicrosoftなどが商用のHTML構築ソフトを作りはじめる。フリーでも長尾さんのOLBCKのような便利なものが出てくる(この間、LinuxやFreeBSDなどのGPL=General Public Lisenceを基に強力なUNIX互換のOSが、Microsoft Windowsが促したCPUなどの部品の発展にあわせて、成長しつつある)。
去年から爆発的に利用されるようになったのが、blogなどのCMS(コンテンツマネージメントシステム)だ。これは、巷にネットワークに強いLinux OSが普及するのと歩を合わせている。Linuxは個人的な広がりのなかに、たくさんのネットワーク・アドミニストレーターを生み出した。なんちって(^^)。
上はblosxom blogの画面。これはperlというプログラミング言語で構築されているので、フリーのCGIを設置した経験のある方には多少扱いやすい。
構造がわかってくると、構築するのに複雑なプラモデルを作る楽しみに似たものがある。最小限な基盤からいくらでも好みに合わせてカスタマイズできる。
この2つのblogのほか、有名な MovagleType、Debian GNU/Linux sargeの正式エントリであるtDiary(これはrubyというプログラミング言語を基に構築されているので、tDiaryによって新しく触れる方も多いだろう。rubyは日本人が開発した。blosxomも正式エントリである)などがある。これらを灰皿町で暇なときに全部やってみるつもりである。
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