うろこ新聞 2004年6月9日号(水辺の植物5―ぺこ特派員)
水辺に飛ぶとんぼにもいろいろな種類がある。猩猩蜻蛉(しょうじょうとんぼ)というのは真っ赤ということかららしい。羽自体が全部真っ赤、という蜻蛉を幼いころ見た記憶があるのだが、記憶の捏造かもしれない。でも蝶蜻蛉はたしかに見たことがあって、蜻蛉の記憶のなかではあれがとても強烈だ。
写真はもちろんすべてぺこさんが撮ったものだが、素晴しい撮影行だ。
下の糸蜻蛉も水辺に群れたところを見たイメージがよみがえってくる。
上は河骨(こうほね)の花。下は匙面高(さじおもだか)。
河骨は名前がそれ自体シュルレアリスムの言葉みたいだ。実際どんなものかは知らなくても、この植物の名前は詩などによく出てくる。
匙面高は、見たことがないような気がする。
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