うろこ新聞 2003年12月30日号(単なる藪、LinuxデスクトップTips その1)
御殿場に行って、小田急ロマンスカーの車中、「単なる藪」を見ることがいかに楽しいかを強調すると、妻は「単なる街」が楽しいという。
子ども時代に育ったところによるのでしょうかね、わからない。
では「藪同好会」みたいなのをホームページでマニアックに作ったら、という。
たしかに、とても小さなカテゴリについてのコミュニケーションを広げることがインターネットでは可能だ。かといって別に薀蓄があるわけでもなし、各地の「藪」の写真を集めるのか、ということになると気の遠くなるように思う。しかし、週に一回ぐらい何の変哲もない藪を見たいと思う。それは叶わないことかもしれない。路地も好きなことは好きだけれども。
LinuxデスクトップTips その1
LinuxというOSで快適なデスクトップを実現しようとするとき、知るべきことがいろいろとある。
それを「LinuxデスクトップTips」としていくつか書いてみたい(以降LDTとする)。もっとも、webサイトで見つけて実行しているにすぎないし、自分の覚え書きでもある。
●辞書登録
Windowsで書いている人でも僕の名前を辞書登録するのが面倒で平仮名で書く方もいる。でもWindowsでの辞書登録の仕方はいくらなんでも知っているだろう。Windows Helpに出ている。
LinuxのディストリビューションはいちおうRedHat9とする。もっともぼくは、もうひとつのディストリビューションでもデスクトップ環境を作ってみようと思っている。
~/.canna(ホームディレクトリの「.canna」という設定ファイルのこと)に1行追加する。
(use-dictionary
"iroha"
"fuzokugo"
…
…
:user "basic" //この行を追加
…
)
bashから
$echo 'りんぞう #JN 鱗造' | addwords basic
JNは人名。ここに入れる品詞名はwebに説明を見つけられる。
これでOK。ただし「.canna」を変更するとき、Gnomeに標準でついてくるGeditは使わずに、viでシステムファイルをいじったほうがいい。あるいはデフォルトでUTF-8の文字コード設定になっているGeditの設定をEUC-JPに変えておく。
●全角空白の入力
@@
(全角アットマーク2つで変換する)

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