うろこ新聞 2001年月日
うろこ新聞 目次前頁(うろこ新聞 2001年8月24日号)次頁(うろこ新聞 2001年8月22日号外(うろこメーリングリスト参加規約掲載))
Shimirin's HomePageUrokocitySiteMap


うろこ新聞 2001年8月23日号



 今夜は少し渋谷に用事があって、ハチ公前交差点あたりを撮ってみた。夜景だとシャッター速度が遅くなるため、手ぶれしやすい。この写真はかろうじて手ぶれしていなかった。ハチ公前のスクランブル交差点に外国人を連れてくると驚くという。近年は井の頭線入口のほうに大きなビルができたり、刻々と街の様子は変わっていく。



DJ
 やあ、うろこシティDJへようこそ。夜もだんだん更けてくる。そろそろいっせいにお風呂に入る時間かな。Shimirin ってのは、まったく好奇心だけでいろいろやる男だねー。「うろこ新聞」を始めたと思ったら、メーリングリストかい! いまバーチャル特派員は3人、強力なメンバーだぜ。昨日の規約を読んで、覗いてみよう! しかし、何だ、あの規約は。組合じゃあるまいし。Shimirin もまじめすぎるよ(ほんとか?^^)。とにかく Join us!
 でも、こうなったら、いつか音とか動画とか試してみようじゃないか。うん、でも若いOLなんか「複雑でわかんない」なんて言うよね。パソコンなんていじりまわしていれば、いろいろおもしろいんだぜ。
 今日はゲストがいないけど、サラちゃんなんか今度呼ぶよ。
 まあ、毎日毎日いろんなことがあって、ご苦労さん、自分へ。だけど、まあ、いろんなことがあるのが普通で、傷を舐めあおう。というのは冗談で、8月も下旬、もうじき涼しい風も吹いてくる。車はひっきりなしに、246を流れてるよ、その上の空に微かに星だ。そうそう、おれはロマンチック系、で、す、よ! CDはあなたの部屋のお好みのをかけてね。じゃまた!



【倉田良成の解酲子飲食 10】

ホルモン狂い

 名古屋で石鹸運びの助手をやって身過ぎ世過ぎをしていた頃、アルバイト料の雀の涙を手にしたその一晩だけ、近くにあった焼肉屋に行くのが密かな楽しみだった。タン塩から始まるいつものコースはしまいには腹がはち切れそうになるのだが、締めはホルモン焼きと決まっていて、そのホルモンが東京ではちょっとお目にかかれない上物だったのは初め少し意外ではあった。なぜかというと、その下味付けは醤油ダレでも名古屋にありがちな味噌ダレでもなく大蒜と胡麻油を利かせた塩味で、しかも牛腸そのものが熱処理していない半透明の形状であったから、新鮮さが身上の内臓肉のなかでもとびきり新鮮な味がした。ホルモンといえば大阪で、その大阪では食したことがないが、ホルモンの謂われは諸説あって、あれは精がつくからホルモンだとか、いやもともと捨てていた内臓肉のことだから放るもんのホルモンだとか、いやいややっぱり語源はドイツ語のHormonであるとかかまびすしいが、これは食い倒れのことを、この言葉が生まれた本当のところは豊太閤が盛んに都市作りをしていた頃の名残で運河掘削工事の「杭倒れ」からきているのだといった類の、大阪らしい(ちょっと関東人には理解できない)言語感覚の紊乱に拠るものだろう。それにつけても東京に戻ってきてからもホルモン恋しさはつのって、いつかの報道でレーガン元大統領が腸のポリープを手術したというのを聞いたとき、思わず名古屋のホルモンが目に浮かんだのは私の食物摂取感覚の紊乱に拠るものだろうか。

うろこ新聞 目次前頁(うろこ新聞 2001年8月24日号)次頁(うろこ新聞 2001年8月22日号外(うろこメーリングリスト参加規約掲載))

Shimirin's HomePageUrokocitySiteMap