午後のゆううつ
RAN(懶蝶亭)
ひらくことすら 忘れた花に
まぶたをふれ
ささやく
さみしさのこと 花かざる店の花の
かなしさのこと 枯野のさむさの
ひざしはあたりにあふれかえっているのに
いつまでも こたえない
ひらくことすら 忘れた花は
午後
ささやく ことの しずけさ
を 五月の風にかえす
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うろこシティアンソロジー 作品篇 No.1 目次
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