未来に遺すものyoyo
未知の国への散歩道
ぷらぷらしてきたの
宵越しに画策した罠
しかけてきましたよ
しかけは割合簡単で
ちょいと蔦を縛って
そっと雑草の下へと
忍ばせてきたのです
自由の森を越える頃
ゆらゆらしてきたの
松明の明りが消えて
暗闇やってくるんだ
捕まえたいのは何で
捕まえてしまったの
一体なんだろうな?
なんて思ってみたの
歩く足はあしたへと
歩みよる未来を背に
気にとめてみたって
尚早かもしれないね
でもなんとか歩くと
捕まえた獲物確保し
そこにはぎっしりと
真円が詰まっていた
一面の真円にうもれ
やっと凛としたのを
みつけ心に刻んだの
きっとくるだろう事
世界が一つになって
わたしが親になる時
真円を生存の糧にし
子供を育ててみるの
やがてお空は月夜に
ぽっかりとういてね
こぼれおちてくるの
涙をこぼすようにね
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