星の瞳に花の愛を

ame*





月蝕の夜は 妖しい血の色
不吉に更けゆく 二人の渚
セーラームーンの コスプレできめて
あなたは踊る 波打ち際で

遠き国より 流れ寄る死体
海のむこうは 核戦争だね
妄想抱いて ナイフ抜かないで
南極育ちも 気にしない
けっして 本当に

厚いメイクして 隠した哀愁
今夜は僕が 癒してあげる
熱い接吻くちづけに 地軸は傾く
歴史の終焉おわりに 夜空は輝く


愛の証しに 犯した罪も
恋するハートは 善悪の彼岸
神の悪意に 復讐は今さ
断頭台には 歓声が
そして やがて

星の瞳に 僕は導かれ
世界に贈ろう 愛の花びら
狂気と無垢とが 睦み合う夜に
銀河の彼方で 二人はひとつ

銀河の彼方で 二人はひとつ





うろこシティアンソロジー 作品篇 No.1 目次前のページ次のページ
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