うろこ新聞 2002年2月17日号(山本テオさんのニューヨーク便り 1)
食料品店の軒下が薔薇で真っ赤になって、14日はセント・バレンタイン・デーでした。
朝の10時前に早々と赤い花束を抱えてるおじいさんをみましたけど、手袋をしてなくてとっても寒そうでした。外は氷点下。こんなに寒いのですから、なるたけ急いで恋人か妻か誰だかはわかりませんが、とにかく手渡しに行かないと、花も凍ってしまう。じいさんよ、走れ! なんて心でつぶやいて、ゆっくり歩くしわしわの横顔を眺めました。

ニューヨーク在住の山本テオさんからの便りと写真です。おじいさんの赤い花束、いいですね。山本テオさん、初めて「うろこ新聞」の記者になってくださってありがとうございます。海外特派員ができた(^^)。(鱗造)
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