うろこ新聞 2001年12月9日号(カメラ雑感……みー〈高田信雄〉)
その昔、天文写真ファンのあいだで名機とうたわれた「オリンパスOM-1」。
兎に角、ボディが軽量である。これが一番の取柄だったとおもいます。
電気で動作する部分は水銀電池での露出計のみ。あとはすべて手動という今では原始的な写真機です。
こうしてイメージにしてしまうとプリズムや各ダイヤルに一種の機能美を感じ、手にとるとなぜか同じオリンパスのデジカメ「C-700」に比べてしっくりときます。
こうしてインターネットに関わっていると、手間という点で「OM-1」より「C-700」になってくるのは致し方ないことなのでしょうが、アナログ・カメラも機動性において十分価値がありそうです。
先日、「詩マーケット」で撮影をしましてデジカメの間の悪さをつくづく感じました。高級機になれば違ってくるのかもしれませんが「AUTO」での撮影ではシャッターチャンスを逃すこと度々で内心「こりゃあかん」。もっとも、「使い込み」が足りないあるいは「勉強不足」があるのは否めない点です。
デジカメで撮ると、なぜか「メモリーイメージ」の感が拭えず、つい写真とは言わずイメージと言ってしまいす。
(みー〈高田信雄〉)

たしかに、光を銀塩で捉えるカメラのほうが、がっちりとした感じがありますね。シャッターチャンスの緊張感では、デジカメは間が抜けているいえるかもしれません。デジカメでいいところは、何の気なしに撮れるところかなぁ。
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