可変長の詩

yoyo




いく筋か脈々と流れる
血や決意ともつかない存在
自我はとおくにありて
離れていくものを追えない


流転していく因果応報
並列する川のような様相で
我が魂は砕けてしまう
ちかくにあるものをすくう


破片を繋げてみてみる
その姿滲む影さえ生まない
それをもちて歩もうが
近寄ることもままならない


定められた運命を空に
なぞられてみてみるものの
暗夜の流星に煽られて
省みるだけの可変長の僻龍



うろこシティアンソロジー 作品篇 No.1 目次前のページ次のページ
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