| 25 「カンシヤクもちの旅人が」 |
どちらに書こうか悩んだのですが、ふと、気がついた事、
「Ambarvalia」の「旅人」の、
汝カンシヤクもちの旅人よ
汝の糞は流れて、ヒベルニヤの海
北海、アトランチス、地中海を汚した
汝は汝の村に帰れ
(以下略)
の「汝の糞」が排泄物ではなくて、「カンシヤクもち」にかかる、
罵詈雑言の「糞」であるなら、民族的に喧嘩っ早いという、
「ヒベルニア」、アイルランド人の姿が生き生きと現れて来るような気がします。
喧嘩っ早いが故に、明朗にして孤独な旅人なのかもしれません。
「あむばるばりあ」では、
旅人よ
汝は汝の村に帰れ
(以下略)
として、本当に以降の詩行を生かすだけの添え物になっていますけれども、
「淋しさ」の片鱗は既に、明朗さに隠されて語られているようにも感じられる、
私だけであろう、妙な解釈なのかもしれません。
〔ツリー構成〕
| 【20】 西脇順三郎詩集 2000/5/12(金)00:00 清水鱗造 (176) |
| ┣【25】 「カンシヤクもちの旅人が」 2000/5/26(金)21:21 一本指 (734) |
※ 『クリックポイント』とは一覧上から読み始めた地点を指し、ツリー上の記事を巡回しても、その位置に戻ることができます.